背面・パネル面の双方から扇風機で風を当ててやれば特に問題なく動くのですが、PCモニターのために扇風機を常時稼働させるというのも非効率的でしたので、とりあえず代わりとなるものとして探してきたのがこのモニターです。
差し当たって選定時の条件としていたのが、
・視野角が広いもの(IPSパネル優先)
・解像度はWUXGA(16:10)。フルHD(16:9)は不可
・パネルサイズは22~24インチ
・最低限DVI-IまたはDVI-D+アナログRGB入力対応(PCは2台接続するため)
そしてこの条件が厄介でした。
・水平周波数24KHzサポート
これはMS-DOS資産用のPC-9821Rv20/N20が2台目のPCとして繋がるためです。この本体自体はMS-DOSでの31KHzに対応していますが、640×400ドット表示の場合、31KHzではこの解像度を正しく認識してくれないモニターが多いのです。ちなみに元々使っていたW241DGは公式には24KHz非対応ですが、実際には問題なく認識してくれます。
実はW241DGは予備のストックを持っているため、これとそのまま差し替えることも考えていました。ただ、元々これは中央部に赤い常時点灯部分があるのが気になってメイン機から外したものであり、またしばらく使っていると気になる可能性が考えられました。
そこで最低限使えるモニターがもう1台くらいあっても良いかと思い、中古も含めて条件を満たしていて安いモニターを探した結果、見つかったのがこの機種だったのです。ちなみにアイテム情報はブラックとなっていますが、私が今回買ったのはホワイトモデルです。
まずW241DGとの比較で明らかに違いを感じるのは、ノングレアパネルであるという点です。映像を見るだけであればグレアパネルも良いのですが、やはり反射が気になることも多くありますので。ただ、色の忠実性などはRDT241WEXの方が上だと思うのですが、私自身の発色の好みはW241DGの方だったりします。W241DGの発色は良い意味でブラウン管的な部分がありましたので。
輝度ムラなどはRDT241WEXの方が少ないのは少し使っただけでも判りますし、sRGBをサポートしていることで色の再現性という意味でも間違いなく上回ります。私個人の好みを別にすれば、総合的にRDT241WEXが上といって良いでしょう。
一方で難点といえるのが、入力端子の少なさです。特に最近のモニターとしてはHDMIもDisplayPortもないのはいただけません。W241DGは入力端子が豊富であっただけに、たまにHDMIで3台目を繋ぐという使い方が出来て、これが意外に便利でした。
端子や機能は不足気味ですが、モニターとしての基本性能の高さは判りますし、私の用途であれば全く問題ない性能を持った製品といって良いかと思います。
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購入金額
13,800円
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購入日
2013年04月06日
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購入場所
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