一度使い出すとなかなか手放せないが、操作系が特殊になるのでこれに慣れると他の環境で作業効率が低下してしまうのが難点といえば難点。
フォトショップをコレとFAVOの組み合わせで使っているのだけど、これがついてないPCでもついつい左手がコレを探してしまう程の依存度。単体でスクロール機能を使いにくいペンタブレットとはまさに水魚の組み合わせ。
ソフト毎にプラグインを指定することでいろいろな機能をボタンに割り振れるのだが、純正プラグインは発売当時のソフトにしか対応していないので今となってはあまり使い物にならない。
ただ有志の皆様がマルチプラグインを始め各種オリジナルプラグインを公開しているのでそれを使えばスイスイ。
早々に生産終了してしまい現在は入手が難しい。私のコレは、生産終了の頃にワゴンセールで購入した。確か3000円くらいで。
実はもう1個持っており、こちらは2010年にVossさんがどっかのハードオフで2100円のジャンク品を発見したので送ってもらった。ジャンクといっても箱や付属品はついている、普通の中古品といった雰囲気。こちらは本体の色が1個目のシルバーと異なり白ベースになってる。
実は白い方は初期型のSS-200(G)。シルバーは後期型になるSS-200(S)。
初期型と後期型の違いは色の他にUSBケーブルの長さ。後期型が50cmのUSBケーブルに1mの延長ケーブルを付属させているのに対して初期型は本体から直接長いケーブルが出ている。計った訳じゃないけどたぶん直接1.5mがついているのだろう。
トラックボール部は機械式で、シルバーのほうが経年劣化で回転が悪くなっており、白の内部部品を移植して現在は使っている。白をそのまま使えばいいといえばいいのだが、机がシルバーなのでシルバーのガワのほうが好きなんです。
1枚目の写真で外装がシルバーなのにケーブルが白なのはそのせい。
●Windows7での動作
さてとっくに生産もサポートも終了しており、有志のプラグインがあるとはいえドライバがXP止まり。じゃあどうすんだってことになるんですが、実は強引にWindows7 64bitでも動かせます。
ドライバは公式の最新版(というか最終版)をインストールすれば済むのだけど常駐アプリケーションのほうがちょっと厄介。
要はユーザーアカウント制御の問題で常に管理者として実行(およびXP互換モード)しなければならないのだが、通常のスタートアップだと毎回確認メッセージが出てしまう訳。
それを回避するためにタスクとして実行する。
1.プログラムのスタートアップフォルダに生成されたショートカットは削除してしまう。
2.インストール先にあるsmascrl.exeのプロパティで互換性タブ→互換モードでこのプログラムを実行する WindowsXP SP3にチェックを入れる。
3.コントロールパネル→システムとセキュリティ→管理ツール→タスクスケジューラを開く。
4.タスクスケジューラで基本タスクの作成→タスクの名前を入力→トリガーを「ログオン時」→操作を「プログラムの開始」→smascrl.exeを指定する
5作られたタスクのプロパティを開いて「最上位の特権で実行する」にチェックを入れればOK。
私はもともと(既にどこで拾ったか忘れたが)非純正のPhotoShopプラグインを使用してるので純正プラグインの動作は未確認ですが、たぶん大丈夫です。
-
購入金額
3,000円
-
購入日
2005年頃
-
購入場所
クレバリー
しょぼさん
2011/06/20
ぜひまた販売してもらいたいデバイスですね。
下小川さん
2011/06/21
そういえば一時期パンヤ(ネットゴルフゲーム)のゲームガードでコレが使えなくなった事もありました。しばらくして使えるようになりましたが。
中々代用品が無い種類のデバイスなんでほんと再販して欲しいモノの一つですね。できればトラックボールは光学にして。
とっぷりんさん
2011/06/21
下小川さん
2011/06/22
aoidiskさん
2011/09/25
これ ワコムに関心が出てから、さがしたのですが、
すでに生産終了 きっとワコムだから、
いいんだろうなと思いながら、気になっておりました。
もう触ることもないだろうが、
参考になりました。なんかすっきりしました。
ありがとう。
下小川さん
2011/09/25
WACOMとしても特に上位ペンタブレットはそれ自体にホットキーやホイールをつけてきているのでこれに頼ることも無いということなんでしょうか。
本体はいいのですが、正直プラグインに関してはWACOM純正は使いにくいものが多かったです。それもいまいちぱっとしなかった理由かもしれませんね。