レビューメディア「ジグソー」

ゲンダイオンガクは、むつかしく醜いものばかりではありませんよ・・・

コメント (4)

  • lapisさん

    2009/06/08

    60~70年代の音楽は、どのジャンルでも行き過ぎていた感はありますね。

    例にあげていた「ノヴェンバー・ステップス」にしても、武満のなかでもかなりとんがっていた時期というか・・・。

    「世界的な日本人作曲家」というのと「ニューヨーク・フィルハーモニック125周年記念委嘱作品」というのが先行し過ぎていて、学校教材としては正直どうかという気がします。
    オーケストラの響きの作り方は、初期のころから一貫したものがあり、それに邦楽器をぶつけているのは非常に面白いとは思うのですが。
    どちらにせよ、音楽の教科書でポンと出されても、戸惑うばかりですよね。
    どう考えても教科書に載っている他の音楽と、武満の音楽との間には断絶があると思います。
    (かといってその間を埋めていくには時間が足らないでしょうが)

    グレツキの交響曲はざっと聴いてみましたが、最近のペンデレツキと同じような響きかなという印象を受けました(同じ国出身で、同い年だったんですね)。
    そして調べてみると、グレツキはいち早く60~70年代の前衛的な流れから抜け出たようですね。
    「ゲンダイオンガク」はわからないといわず、より多くの人が色々聴いて欲しいものです。
  • げるねおさん

    2009/06/09

    lapisさん、ありがとうございます。
    そうですねー、その頃の現代音楽はまさに「前衛的」な曲ばかりでしたからね・・・
    特にポーランドのペンデレツキ、ルトスワフスキは当時その急先鋒でしたからねー(おっしゃるとおり、二人とも最近の曲は見る影もありませんが)
    私はラサール弦楽四重奏団が大好きなので、その二人の弦楽四重奏を好んで聴きますが、さすがに「広島の~」などの曲はまだ理解できないでおります。でも、私のもちものにも挙げていますが、「ルカ受難曲」はトーン・クラスターなどの書法を効果的に取り入れつつも、調性的な曲想が要所要所に配置されているため、かなり解りやすく、私は大好きです。(本当は初演したチジュの盤が欲しいのですが・・・)

    「ノヴェンバー・ステップス」、やはり学生に聴かせるには無理が有りますよね・・・。私もそのおかげでしばらくの間、「日本の作曲家の曲は聴きたくないっ !」なんて思ってしまいましたから(笑
    でも、武満徹の曲でとても美しいメロディの曲がありました。ご存知かもしれませんが、映画「他人の顔」より「ワルツ」という曲がそうです。映画自体は全く知りませんが、この曲を初めて聴いたとき、あまりにも魅力的なメロディなので耳から離れず一発で好きになってしまいました。その時は作曲者が誰だかわからず、後になって武満作品であることが解りとてもびっくりしました。
    とても短い曲ですが、大好きな作品です。
  • oujirouさん

    2009/06/15

    ネットで視聴できるので、聞いてみて面白そうだったので買ってみました。

    確かに、一般的な現代音楽のイメージからはちっと違う曲ですね。逆に非常にエモーショナルなので、そこに好き嫌いが出るかもしれませんが、私は好きです。

    素人考えですが、宗教音楽的ともいわれるブルックナーの交響曲に通じるものを感じました。
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