そもそも一般の人にはLinux自体が馴染みがないかもしれません。
WindowsやMacOSと同じOSの一種で、パソコンだけではなくケータイなどのモバイル端末にも搭載され、今やなんでもかんでもLinuxになりつつあります。
最近流行りのスマートフォン用OS「Android」も中核はLinuxで動作しています。
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現在はパソコンにLinuxをインストールして使っている人もだいぶ多くなってきましたが、一時期はLinuxをインストールしていることが一種のステータスのように思われていた時代がありました。
同様にLinux-erの方々では、今でこそ当たり前に鳴っていますが、非パソコンでLinuxを動かすことが活発に取り組まれた時代がありました。
その一端として、このPlayStation2 Linuxがあります。
SCEI公式で、限定的に発売されました。
セット内容としては、PS2Linuxメディア、キーボード、マウス、ディスプレイケーブル、LAN付き外付けハードディスクとなります。
ディスプレイはSyncOnGreen規格に準拠した物でなければならず、探し回った上げ具、変色した19インチのどでかいCRTをわざわざ購入することになりました。
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PlayStation2のCPU(EE:EmotionEngine)とGPU(GS:GraphicSynthesizer)はとても興味深く、これを活かしたプログラムが作れたら楽しいかも!と購入したわけですが、最終的にはそこにたどり着くことはできませんでした。
PS2はDVDメディアからしか起動ができません。
カーネルはメモリカードに保存されていますが、直接そこから起動することができず、一旦DVDが起動し、メモリカード上のカーネルを起動し、ハードディスク上のルートイメージにアクセスすることになります。
つまり、DVDメディアを入れておかないと起動できないわけで、他のゲームとの切替が正直面倒なところがありました。
また、PlayStation2のメモリが16Mしかなく、インストール段階で逼迫、そこから削り込むのが面倒だったという理由もあります。
ただ、PS2Linuxディストリビューションの中に含まれる、EE/GSのデータシートを眺めているだけで楽しく、満足に浸ることはできました。
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今だからこそ触りたくなってきました。
ゲームもあまりしなくなりましたし、私もあの頃よりは多少スキルアップしたはずなので、もう少し使いこなせるかもしれません。
それよりもPS3でLinuxの方が興味深かったところはありましたが、今やサードパーティ製OSの起動が塞がれてしまっているため、それはかなわなくなりました。
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購入金額
25,000円
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購入日
不明
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購入場所
notokenさん
2011/09/22
IP確認コマンドだと、
ifconfig(Linux)
ipconfig(win)
など…。
蒼-aoi-さん
2011/09/23
メモリが少ないので、サーバー機に仕立てても良いかもしれませんね。
EEが確かにMIPS系CPUだったので、カーネル再構築とか面倒なのかな...
でも、よほど特殊なことをしない限り、デフォルト状態から変更する必要は無さそうですね。