[ はじめに ]
電源のレビューを書こうと思い、そういえばワットチェッカーって持っていなかったなと思いつき、購入しました。
[ 基本スペック ]
■測定項目:積算料金(円)、CO2換(kg)、電圧(V)、電流(A)、電力(W)、皮相電力(VA)、電源周波数(Hz)、力率(
PF)、積算電力量(kWH)、積算時間(H)
■定格容量:15A・125V(最大1500Wまで)
■定格電圧:90~125V
■プラグ仕様:2P
■サイズ:W60×D58×H130mm
■重量:132g
[ 所感 ]
まず、この形状、何とかならなかったのでしょうか。
まず、大きすぎますよね。
それから背面のコンセントですが、非常に刺しずらいです。
大抵の家庭では、コンセントにPCを時下挿しなんてせずにタコ足プラグを使っていると思います。タコ足プラグの形状によっては、差し込むことすらできません。
延長コード必須です。
デザインも決して機能的とは言えず、どうしてこういう形になったのかいまいち理解に苦しみます。
機能面では、電力消費量がわかるのは楽しくてつい、家のエアコン、テレビ、空気清浄機、ランプなどの消費電力を調べてして意外と楽しかったです。
ビックリしたのは空気清浄機ですが、エアー低モードだと4~6W程度しか消費していなくて、最近の家電は本当にすごいなぁと思いました。
機能面については、申し分ないと思うので、デザイン、形状をなんとかしたバージョンを出してもらいたいです。
以下、僕のメインPCの消費電力がいかほどのものかを記載していきます。
[ メインPCの構成 ]
CPU:Core i7-980X Extreme Edition
CPUクーラー:MegaShadow
FAN:ULTRA KAZE3000rpm&三洋電気 F-12PWM
M/B :ASUS RAMPAGE III EXTREME
メモリ:SMD-6G88NP-16F[HYPER]-T
ビデオカード:ASUS MATRIX 5870
SSD:Intel X25-M SSDSA2MH080G2R5
光学ドライブ:LG電子 BDドライブ CGW-H20
電源:Scythe ENERGIR 1000W
ケース:SilverStone RAVEN2
OS:Microsoft Windows 7 Pro 64bit
[ 検証結果 ]
●CPU:4.2GHz(200x21)
●VCore:1.27V
アイドル時:212W
OCCTフルロード時:605W
Prime95実行時:374W
3DMARK VANTAGE:368W
●CPU 2.66GHz(133x20)
●VCore:1.00V
アイドル時:195W
OCCTフルロード時:454W
Prime95実行時:247W
さすがに、4.2GHz時のOCCTフルロード時の605Wには驚きましたが、通常使用時においてこのような状態になることはまずないので、3DMARK VANTAGEのワット数が一番ヘビーな使い方として参考になるのではないかと思います。
また、コアクロックとコアボルテージを下げたときの効果は大きく、アイドルで17W、OCCTフルロード時で151W、Prime95実行時で127Wもの差が出ています。
[ まとめ ]
低消費電力なPCを作ろうという場合には、ワットチャッカーは欠かせない機器だと思います。
実際、作ってみて、ワットチェッカーで計測してみないと本当に低消費電力なのかどうかわかりませんしね。
家のリビングマシンは、できるだけ低消費電力なマシンにしようと思って作ったもので、これが100W超えていたら当初立てたコンセプトは見事に失敗となりますが、ワットチェッカーで計った所アイドル66W程度で落ち着いてくれていてホッとしました。
自作PCに限らず、家の中でエコにしたい場合などでもこれは思った以上に役にたちますね。
デザイン面の問題はありますが、これも知恵と工夫でなんとかできそうですし、一家にひとつあってもよいものではないでしょうか。
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購入金額
6,980円
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購入日
2010年07月28日
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購入場所
amazon
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