このパソコンは色々とおかしい。
最初に言っておくが、このパソコンは
ビジネス用として作られた2010年製のノートPCである。しかし、その中身にはあまりにもいろいろなものが詰め込まれすぎていて、何を目的にしているのか不思議になるぐらいである。
まず使われているCPUはatomN270である。今はタブレット業界を席巻するatomだが、当時は処理性能が低いため、モバイルPCや安価なPCにしか搭載はされていなかった。このパソコンはあくまでもビジネス用なので、ここまでは不思議ではない。
狂気その①グラボ搭載
なんと驚くことに、この製品にはGeForce 9300M GSが搭載されている。ゲーミングPCでもないのに、一体なぜそんなものを積んでいるのだろうか。この製品の側面には、このグラボのON/OFFを切り替えるスイッチが付いているため、電池の消費量に関して考慮はされている。だが…普通ビジネスPCに積むか?
狂気その②デュアルOS搭載
このパソコンにはwindows以外にも、Linux(をASUSがアレンジしたExpress GateというOS)が搭載されている。
いちおうASUSの目的としては、8秒で起動できるOSによる快適なビジネスを…みたいな感じなのだが、全く使いものにならない。
まず、8秒では起動しない。その上日本語入力が基本的に出来ない。マウスの挙動も怪しい。
よって使うことはなし。
狂気その③指紋認証搭載
一応ビジネス路線を目指したパソコンなので、この機能自体はおかしくはない。しかし、当時指紋認証がメジャーだったわけでもないのに、ハイエンドビジネスPCではないこのPCに入れてきたのには驚いた。
なんというか、CPUや値段からハイエンド機を目指していないことは伺えるが、他の普通は搭載しない色々なオプションを積んでいて、なんともちぐはぐな構成なのである。一体何を目指して作られたのだろうか?
とはいえど、別に起動したら普通だし、グラフィック描画はやっぱりちょっと早い。中古で13000円で2012年に買ったので、後悔は全くしなかった。
ASUSの挑戦的な商品だったのかな?でもこういう変わった製品は大好物なので、ASUSナイス!
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購入金額
0円
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購入日
2015年11月06日
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購入場所
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