サントラCDをモチモノに加えたので、こちらも忘れずに加えておきます。
マイケル・パレもウィレム・デフォーもダイアン・レインも皆カッコいいです。
演者が男前と美女ばかりでも撮る人がショボくては名作になりませんが、
そこはウォルター・ヒル御大です。この名監督がメガホンを握った時点で
血沸き肉躍る大活劇となるのは保証されているのでした。
子供の頃に水曜ロードショーで観た、
チャールズ・ブロンソン主演『ストリートファイター』(原題: Hard Times)
も印象に残っているのですが、これもまたウォルター・ヒル監督作品だったのですね。
『ストリート・オブ・ファイヤー』の4年後には『レッドブル』も撮ってくれました。
男臭くてハードな描写が真骨頂のウォルター・ヒルがこの映画も監督でよかったです。
ただ、さいきんダイアン・レインを『ブラックサイト』で観たときは、
24年という月日の残酷さを思い知らされました…
この映画はいろんな価格のバージョンが出ているようですが、
自分が買ったのは1,800円のと、980円のモノがあるんですよね。
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購入金額
980円
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購入日
2007年頃
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購入場所
checkerflagさん
2014/02/01
女は夢を追い、男は夢を追う女のために身を引くんですよねえ。
浪花節的なストーリーが大好きです。
ジェイソン太郎さん
2014/02/01
この映画は劇中でいろんな登場人物が「身を引く」シーンが出てきますね。
署長(リチャード・ローソン)がトム(マイケル・パレ)に任せて身を引けば、決闘が果てたあとグリア【=レイヴェンの片腕】(リー・ヴィング)もボンバーズを率いて身を引きます。ビリー・フィッシュ(リック・モラニス)もマネージャーとしてはともかく最後は男としては身を引くんですよね。浪花節というと自己犠牲に近い感覚を覚えるのですが、この映画で描かれている極限の状況の中で誰もが「自分」というものを貫こうとした結果がそれぞれの「身を引く」シーンになっているのだと見えました。
署長は警察組織の中での立場よりもリッチモンドの街を守る署長であることを選んだので、トムや街の住人をボンバーズと向い合せたのでしょう。グリアはあそこでレイヴェンの代わりにボンバーズを指揮して暴れることもできたのですが、そうしなかったのはレイヴェンにたいする忠誠というより、己のプライドが許さなかったのでしょう。あそこでボンバーズのメンバーを無駄死にさせては自分の存在意義に関わりますからね。
ビリーはマネージャーとしてビジネスを成功させるのが自分の使命・役割の本質だから、そこをいちばん大切にするならエレンの女の部分に用はない、むしろ、そこに執着して溺れるようでは自分で自分を見限ることになる、と即座に悟れる度量があったのですね。
ところで、マッコイを演じたエイミー・マディガンってあのときすでに34歳だったンですね。他の出演者たちより一回り年上ですが、全然そうは見えなかったですねー。