レビューメディア「ジグソー」

TV用地デジチューナーの確実な進歩を感じます。すべてにおいてレスポンスGood!

 今回、I-O DATA 地上・BSデジタル放送対応デジタルハイビジョンチューナー HVTR-BTLの
レビューをさせていただくことになりました。
 このような機会を頂き、メーカー様はじめ関係者の皆様に感謝申し上げます。

さて!
実はわたくし、今回同じI-O DATAさんの、アナログハイビジョン液晶テレビFTV-321H


を持っておりまして、もしこのレビューに当選したら、これに接続してレビューするぞ!
と期待を膨らませておりました。感謝!

今回は、


との、セットレビューになります。あわせてご覧ください。
今回のセット
今回のセット

ちゃんと2つ一緒に箱に入って、ご送付いただきました。

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★★★準備編★★★
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接続予定のテレビFTV-321Hには、地デジチューナーLT-H90DTV


と、ハードディスクHDC-U320


を接続しておりましたので取り外します。

HVTR-BTLの同梱品
同梱品
同梱品


取り外しついでに、2台のチューナーの外観比較写真を。
左側が本機HVTR-BTLです。デザインは金属筐体のLT-H90DTVのほうが
高級感ありますね。
前面
前面

横幅は本機のほうが若干広い。
上から
上から

奥行きはHVTR-BTLのほうがかなり短いですね。


背面
背面

アナログRGB端子がありがたいです。これがあるとHDCP未対応の古いPCモニタを
活用することができますね。
古いPCモニタだと、たとえDVI端子が付いていてもHDCPには未対応なので、
例えばDVI→HDMI変換コネクタで接続しても画像は映らないですから。

リモコン比較
リモコン比較

上から、LT-H90DTV、本機、FTV-321H用です。
今回、期待通り真ん中の本機用リモコン1台で、TV・チューナーの両方が操作できるように
なりました!
若干開けにくいリモコン蓋
若干開けにくいリモコン蓋

個人的にリモコンの電池蓋が本体に固定されているのはGood!
(いつの間にかなくなっていることが過去に数回・・・。)


今回TVとの接続はHDMIで行うので、ケーブル1本です。
さらにアンテナ、電源(ACアダプタ)を接続すれば完了。

本当は電源内蔵のほうがコンセント周りがすっきりするのでいいんですが、
(特にTVの裏のコンセント事情は、大変な事になっている人が多いのでは・・・。)
本体のサイズがコンパクト&プラスチック筐体なので、放熱の効率などを
考慮してこうなったのかも知れませんね。

逆にHDMIケーブルはほんとに楽ですね。
音声ケーブルを接続しないで済むのは、すっきりしていいです。

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★★★設定編★★★
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電源投入すると、初めて設定画面が出ます。
初めて設定画面
初めて設定画面

チャンネルスキャン
チャンネルスキャン

これだけでTVが見られる設定が完了。
拍子抜けするほど、本当に簡単です。

次にリモコン設定を。
「設置しよう」マニュアルより
「設置しよう」マニュアルより

ありました!メーカー名に「I-O DATA」が!(あたりまえか・・・)
「設置しよう」マニュアルより
「設置しよう」マニュアルより

設定方法も超簡単。1回で設定できました。電源・音量コントロールできます。
(FTV-321Hの場合、TVの入力切替は効きませんでした。)

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★★★操作編★★★
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画質・音質ともクリアな地デジのクオリティです。
解像感もこのテレビの画面スペック(「フル」じゃない「ハイビジョン」)にして、
十分以上に鮮明に感じます。

そして、今回チューナーを交換して一番感じたのは「レスポンス」の向上。
まず電源ONからの起動時間。画面の映るまでの時間は、体感的には半分くらいです。
そして、チャンネル移動。明らかにレスポンスが違います!これは頻繁に操作する事
にもかかわらず、前機種で最もストレスを感じる部分だったので、このためだけに
チューナーを交換してもいい!といってもいいほどです。

メニュー画面
メインメニュー
メインメニュー

録画の設定
録画の設定


番組表
番組表
番組表

日移動の項目がありませんね。
番組表メニュー
番組表メニュー

このメニューを出さないと番組表の日移動ができません。
これはちょっといただけないですね。
よくつかう機能だけに、リモコンボタンの早送りなどを、
日移動に割り付けて、直接操作できるようにしてほしいところです。


正確に時間を計ったわけではありませんが、番組表の受信にかかる時間も
短くなった印象があります。
※参考※
LT-H90DTVの番組表
LT-H90DTVの番組表

カラフルで見た目もいいんですが、肝心の基本性能が・・・。
(本機ではできない、直接の日移動はできますが。)


録画関連
予約画面
予約画面

録画番組リスト
録画番組リスト


字幕
字幕
字幕

全体的な操作感は、先ほども書いた通り問題なしですが、
「字幕」に関しては・・・、
先日も「マトリックス」が放送されていたので、DVD持っているにもかかわらず、
このチューナーで視聴しているとき、字幕が時々「落ちる」ことに気付きました。
これは前機や、他の地デジTVではほとんど気付いたことはないんです。

セリフ回しが早いときに、表示が追い付かず、その部分の字幕が欠落する感じです。
他の放送でもセリフ回しが早くなれば、同様の現象が再現しました。
(私のレビュー機個体特有の問題かもしれませんが。)


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★★★最後に★★★
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タイトル通り、最近の地デジチューナーの進歩が実感できる機種だと感じました。
操作体系も簡単で、ほとんどの操作(設定含め)をマニュアル無しですることができました。
また、アナログRGB端子はこの機種の汎用性を高める大きな魅力です。

ただ、デザインが洗練されているとは言えない点や、豊富な端子装備なのに、
データ放送に対応していないのは、せっかくの地デジの魅力を減少させるかな。

総合的には、私の前機とは比べるべくもないですが、ここ数年の技術の進歩と、
多彩な機能より、基本性能が大事だと感じさせてくれる、いい仕上がりになっていると思います。

※7/1内容追記しました。

19人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (3)

  • kenさん

    2011/06/30

    レビュー、お疲れ様でした。

    リモコンを押した時の反応は、中々良いですよね。
    おそらく一番使用する番組表は、シンプルに徹したせいか、
    そこそこのスピードで表示しますし。

    価格を考えれば、中々良い製品ですよね。
  • きじねこトマトさん

    2011/06/30


    kenさん、コメントありがとうございます。

    そうですよね~。
    最初にチャンネル操作したときは、普通の地デジTVより反応いいかな、
    と思ったくらいで、いい意味で裏切られましたね。

    レビューの中でも同じようなこと書いてますが、お品書きにたくさん並んでも
    品切れが多い店より、確実にメニューの商品が出てくるお店のほうがいいですね。
  • きじねこトマトさん

    2011/07/06

    ファームウェアアップされました。(Ver.10.003)

    うちでは、昨日7/5朝に前面のお知らせランプ(オレンジ色)の点灯に気付き、
    お知らせ画面を確認したら、4:22に更新されていました。

    この調子でブラッシュアップして行ってほしいですね。
    できれば機能追加・操作性の更なる改善もお願いしたいところです。

    以下はメーカサイトより。

    ■ Ver.10.002 → Ver.10.003(2011/07/05)
    ・BS-102chの臨時放送に対応。
    ・USBハードディスクの認識動作改善。
    ・早送り、巻戻し操作の動作改善。
    ・HDCP対応DVI端子搭載ディスプレイ接続時の動作改善。

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