今回はj5 create社の「電源内蔵 USB Type-C ミニドッキングステーション JCDP385-A」についてのプレミアムレビューになります。
最近のノートPCはUSB PD充電という規格になっています。
充電端子のコネクタはUSB Type-Cの形状です。
WindowsもMacもノートPCはほとんどがUSB PD充電です。
私もPD充電対応のPCは何台か持っています。
2015年10月発売の「DELL XPS 13 9350」。純正アダプタは専用コネクタの45w出力。
2017年11月発売の「HP EliteBook x360 1020 G2」。純正アダプタはType-C形状の65w出力。
2018年12月発売の「HP Spectre x360 13-ap0000」。純正アダプタはType-C形状65w出力。
ちなみにそれぞれ用途が別で
「DELL XPS 13 9350」はサービスの席で使用。(ほぼ会社に据え置き)
「HP EliteBook x360 1020 G2」はこの中で12.5インチ機で一番小さくて軽いので外出用。
「HP Spectre x360 13-ap0000」は営業の席で使用。(ほぼ会社に据え置き)
と使い分けています。
こうやって見ると2015年のノートPCでもType-C充電でした。
もう市場に出回ってるノートPCの大半はType-C充電の時代だと思います。
また、androidスマートフォンもUSB Type-Cの形状です。
先日私が買い換えたL-03Kはdocomo with対象のローエンド機に分類されます。
ローエンドでも充電はType-Cコネクタでした。
また、先日発売になった新しいiPADもUSB Type-Cになりました。
今後、USB Type-Cのデバイスがどんどん増えていくことは明確でしょう。
そういった市場状況の中で、「電源内蔵 USB Type-C ミニドッキングステーション JCDP385-A」を活用できるか試してみました。
USB PD充電器としては小さくて持ち歩きやすいサイズ
仕事柄、外出・出張は多々あります。
その際にはノートPCと以下の65w出力のPD充電器を持ち歩いています。
なお、純正の65wアダプタは電源ケーブルが太く重たいので持ち歩くことはありません。
そこで、いつも持ち歩いている「LVSUN LS-Q5U-PD」と「電源内蔵 USB Type-C ミニドッキングステーション JCDP385-A」を比較してみました。
大きさと重さの比較は
「LVSUN LS-Q5U-PD」110 x 98 x 高さ20 mm、重さ:440g
「j5 create JCDP385-A」幅61.5 × 60 × 高さ40 mm、重さ:139g
厚みは少しありますが、軽いです!
これは出張に持ち歩く身としては非常に嬉しいポイント!
付属のUSB Type-C to Type-Cケーブルの比較です。
「LVSUN LS-Q5U-PD」ケーブル長さが約100cm、細め柔らかケーブル。
「j5 create JCDP385-A」ケーブル長さが約30cm。太く固めのケーブル。
付属のケーブルは短いのは便利です。
敢えて、難点を言うならば太く固いので、少し取り回しがしづらいです。
もうちょっと、柔らかいケーブルを採用して頂けると嬉しいなと感じました。
全体的にケーブルも短いし、軽く、小さいので非常に持ち運びしやすいです。
また、「LVSUN LS-Q5U-PD」は充電器のためType-Aポートが4つありますが、これらは充電専用です。
ここにマウスやUSBメモリを繋いでも認識しません。
対して「j5 create JCDP385-A」は35wでの充電ができる上に、本体自身がHUBの機能も有しています。
1台で充電とHUBの両方(Type-A2ポート、SDカード、HDMI)ができるのです!
1台で両方の機能を持っているデバイスを調べてみましたが見つかりませんでした。
現時点では「j5 create JCDP385-A」だけではないでしょうか。
これ1台あれば何でもできる。本当の意味でマルチなアダプタ!
いろいろなパターンで試し見てみました!!
①出張用パソコン「HP EliteBook x360 1020 G2」と組み合わせてみた場合
今回のの「電源内蔵 USB Type-C ミニドッキングステーション JCDP385-A」を見たときに一番最初に思いついた用途が出張用の「HP EliteBook x360 1020 G2」と組み合わせて使用することです。
前項目でも、それぞれのパソコンが用途が別で
「DELL XPS 13 9350」はサービスの席で使用。(ほぼ会社に据え置き)
「HP EliteBook x360 1020 G2」はこの中で12.5インチ機で一番小さくて軽いので外出用。
「HP Spectre x360 13-ap0000」は営業の席で使用。(ほぼ会社に据え置き)
と使い分けていると記載しました。
その中でも「HP EliteBook x360 1020 G2」は12.5インチ機で一番小さくて軽いのですが、その犠牲として、本体にある拡張ポートがType-Cが2口のみなのです。
Type-Aのポートはありません。またSDカードもなく、割り切った構成です。
そのため、本体は軽くて小さいのですが、外出用の鞄には下記の
・Type-CからType-Aへの変換HUB+有線LANポート付き
・Type-C USB PD充電器
を入れています。
結果として自分ではUSBメモリを使わなくても、外出先のお客様に「このUSBメモリにコピーして」とか言われることもあるので、まだType-Aが必要な場合があります。
こんな割り切った機種ですが、「電源内蔵 USB Type-C ミニドッキングステーション JCDP385-A」があれば、PCと「JCDP385-A」だけで持ち歩くデバイスが完了します。
以前の組み合わせでは、1130g+440g+86g=1656g を持ち歩いていました。
新しい組み合わせでは、1130g+139g=1269g だけで済みます。
1656g が、1269gに変わったのです。
重さが3/4になったのです。
軽さは正義です!
これは冷静に考えて、めちゃくちゃすごいことです。
出張が多い人にとっては、重さは最重要ポイントの一つです。
外出先では充電することもないし、充電はホテルに泊まってるときなので、35wでの充電でも朝にはフル充電が完了しています。
なお、HPのノートPCでwindowsが起動している状態で接続すると「35wでの充電だと容量が少ないよ」というような3秒ほどで消える通知が画面の右下にポップアップします。
これ、本当に最高の組み合わせです。
全国の出張する人にお奨めしたい構成です!
②サービス用の「DELL XPS13 9350」と組み合わせてみた場合
サービスの席で使用している「DELL XPS 13 9350」に繋げてみたらどうなるかな?と思って接続してみました。
HPと同様に何も問題なく認識するだろうなと思ったのですが、そうはいきませんでした。
電源投入時や、再起動時にBiosで警告が表示されます。
「今繋がってるアダプタは35wしかないよ。45w以上のアダプタを使ってね。そうじゃないとピーク時にパフォーマンスが出ないかもしれないよ」という内容です
そして、末尾に「この警告を表示させなくするにはBiosから無効にしてね」という警告が表示されました。
ということで、毎回の警告はめんどくさいので、警告を無効に切り替えてみました。
手順は電源投入後の警告画面から「Bios Setup」を選択してBios画面に入ります。
「Battery Information」の項目を参照すると、現在は25wで充電中とわかります。
次に「Adaper Warning」の項目を開きます。
現在の設定がEnable Adapter Warningの項目にチェックが入ってます。
このチェックを外して無効にして設定を保存します。
これで、その後の電源投入時や、再起動時のBios警告が表示されなくなりました。
接続するPCによっては、このような警告画面が出るかもしれません。
機種によって違うかと思いますが、このような方法で警告を回避できますので参考にして下さい。
③「HP Spectre x360」と「USB3.0 Dual Display ミニドック JUD380-A」組み合わせてみた場合
営業の席で使用している「HP Spectre x360 13-ap0000」と「電源内蔵 USB Type-C ミニドッキングステーション JCDP385-A」と「USB3.0 Dual Display ミニドック JUD380-A」組み合わせてみました。
この機種での気になっていた点は、会議などで移動することが多いため、デスクで使っているPCを取り外すことが多いです。
ノートPC本体のモニターも含めて3面環境で使用していたため本体に接続するケーブルが2本あります。
その都度、付けたり外したりが面倒なのです。
そこで閃いたのです。
『もしかしたら、「電源内蔵 USB Type-C ミニドッキングステーション JCDP385-A」のUSB Type-Aポートに「USB3.0 Dual Display ミニドック JUD380-A」を繋いだら、PCにはType-C一本繋ぐだけで外部モニター2面出力も有線LANもPC充電も光学ドライブもワイヤレスマウス、キーボードのドングルも全て繋がるんじゃ無いのかな?
それって、すごく便利なんじゃ無いだろうか?』
ということで試してみました。
下記が検証前の営業用のデスクです。
右端にはスマホがj5 create社の「10W 2Coil スタンド型 急速ワイヤレス充電器」に置かれています。営業なので頻繁に電話も鳴るのでワイヤレス充電が便利です。
ぱっと見た目はきれいに見えますが、背面はケーブルだらけです。
・HP純正 65wアダプター
・HP純正 トラベルドック(外部モニター出力1面、有線LAN、Type-A 2個、Type-C 1個)
・DELL純正 拡張アダプタ(外部モニター出力1面、有線LAN、Type-A 1個、Type-C 1個)
が繋がっています。
繋がっていたものを取り外します。けっこうな大きさがあります。
今度は「電源内蔵 USB Type-C ミニドッキングステーション JCDP385-A」のUSB Type-Aポートに「USB3.0 Dual Display ミニドック JUD380-A」を繋いでみます。
すごくコンパクトです。狭い卓上を有効に使えます。
だいたい、実際のケーブルの太さから上下の画像は同じくらいの大きさの比率だと思います。
では、「HP Spectre x360 13-ap0000」に繋ぎます。
もちろん接続方法は、Type-Cを一本繋ぐのみです!
何の問題も無く、3面出力になりました。
1つ目の外部モニターは「JCDP385-A」のHDMIに接続。
2つ目の外部モニターは「JUD380-A」のHDMIに接続となっています。
そして、「USB3.0 Dual Display ミニドック JUD380-A」のD-SUB15ピンが空いていることに気づきました。
もしかして、ここにも繋いだら、4面環境になるのかな?と思って試してみました。
社内に余っていた17インチモニターを回転させて縦にして一番左に設置してみました。
会議で席を離れる時は、Type-Cケーブルを1本抜くだけ。
席に戻ったときも、Type-Cケーブルを1本を繋ぐだけ。
求めていたのはこの利便性!!!
接続するPCによっては注意点あり
「j5 create JCDP385-A」は35wでの充電ができます。
非常に便利ですが、一つだけ注意点があります。
それは、35wしか出力が無いと言うこと。
「DELL XPS 13 9350」を繋いだときも警告が表示されておりましたが、パソコンによっては充電できない時もあるかもしれません。
もしくは、充電できるが、負荷の高い処理をしたときに充電されているにもかかわらず、バッテリーが減っていくなどがあるかもしれません。
コンセントを繋がなくてもHUBとして動作します!
「j5 create JCDP385-A」は35wでの充電ができる上に、本体自身がHUBの機能も有しています。
1台で充電とHUBの両方(Type-A2ポート、SDカード、HDMI)ができるのです!
ついつい、「j5 create JCDP385-A」にコンセントを繋げてしまいますが、コンセントを繋がなくても充電はされませんが、HUBとして動作します。
ちょっとだけ、外出時に使いたいなどというときも、コンセントに繋がなくても動作します♪
もちろん、Type-A充電器としても使うこともできます。
「j5 create JCDP385-A」は本体自身が充電器の機能がありますので、Type-Aにスマホを繋げば充電されます。
androidスマートフォン(L-03K)の右上のLEDステータスが赤く光っているのがわかると思います。
もちろん、PCの代わりにType-C to Type-Cでスマホを繋いでも充電されます。
出張の際に、ホテルで充電するなども便利かもしれませんね☆
SDカードはフルサイズが繋がります!
地味に便利かなって思ったのが、フルサイズのSDカードリーダー機能があることです。
時代の流れもあるのかもしれませんが、「HP Spectre x360 13-ap0000」に搭載されているのは、MicroSDカードリーダー。
「HP EliteBook x360 1020 G2」に至っては、SDカードリーダーは搭載されていません。
ですが、やはり一眼レフで撮った写真をPCに取り込む時にはフルサイズのSDカードリーダーを別途繋ぐ必要がありました。
そんな痒いところに手が届いている感じです。
何年間も日本でずっと販売しいている信頼のメーカー
今回、「j5 create」の3製品をプレミアムレビューで使用させて頂く機会になり、最初に開梱して思ったことは、全部の製品デザインを共通化していること。
上下を明るいオレンジ色で挟み、背景は白で統一。
店頭でいろんな製品が並んでいても、一目で「j5 create」の製品だって遠くからでもわかります。
ちなみに、私が「j5 create」というメーカー名を知ったのは今から6年くらい前でしょうか。
客先納品でUSB出力のモニター出力アダプターをヨドバシカメラに買い物に行った時に初めて出会いました。
モニター出力の他に、USBや有線LAN機能も有り一個で拡張がたくさんできて凄いと感じました。
※その時は納品で使う機器で、モニター出力機能しか必要ないため買いませんでしたが…
それ以降も僕はヨドバシカメラが近いこともあり、ちょくちょく行くのです。
そのたびに目にしていたメーカーさんになります。
長いこと日本市場で販売し続けています。
日本の周辺機器市場はかなりシビアです。
僕も結構好きだった、「シグマA・P・O」や「Justy」といった周辺機器メーカーが倒産しています。
そんなシビアな日本市場で売れ続けている実力があるということです。
裏返せば、確かな商品力、実力があると言うことです。
なお「j5 create製品保証期間を2年保証に延長しました!」とホームページでもうたっています!
製品品質に自信があるからいえることなのだと思います。
「j5 create JCDP385-A」は35wでの充電ができる上に、本体自身がHUBの機能も有しています。
1台で充電とHUBの両方ができる。
1台で両方の機能を持っているデバイスは「j5 create JCDP385-A」だけ!
個人的には今回の3製品の中で一番のお奨めです!!!
友達にも進めちゃいました♪
つたないレビューでしたが、興味を持たれた方がおりましたら、検討頂けましたらと思います。
この度は、貴重な製品のレビューをさせて頂きありがとうございました。
Type-Cケーブル1本だけで超多機能!!!
Type-Cケーブル1本だけで以下ができる!!!
①Type-C PD充電 35w出力
②SDカード
③USB Type-A接続が2つ
④1面の外部モニター出力!
Type-Cケーブル一本で多機能!
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