最新のH67チップセットを搭載している本製品ですが、
普段OCばかりしているので、OCのできないマザーでどの程度性能が出せるか、
興味深いところです。
開封したところ、添付品は少ないですね。コストダウンでしょうか。
SATAケーブル2本、ドライバディスクと簡単なマニュアル(英語版のみ)
がついているだけでした。
これは仕方ないですね。むしろあまり添付品が多くても、保管に困るくらいです。
必要十分ということで。
*スペック
サポートCPU
Intel Core i7プロセッサ(LGA1155)
Intel Core i5プロセッサ(LGA1155)
メモリ
240-pin DDR3 SDRAM ×4ソケット
DDR3 1333/1066 MHz DIMMサポート
32 GBのシステムメモリをサポート
チップセット
Intel H67 Expressチップセット
Intel Rapid Storage Technology (Intel RST) RAID 0, 1, 5,と10をサポート
オンボードグラフィック
DVI-I および HDMIコネクタ(HDグラフィック)
オーディオ
Intel High Definition Audio
10-channel (7.1+ 2) Realtek ALC892 audio codec
5つのアナログオーディオポート、光S/PDIF出力
内部光 S/PDIFヘッダとフロントパネルオーディオヘッダ
LANサポート
Gigabit (10/100/1000 Mb/s) LAN Intel 82579V Gigabit Ethernet Controller
ペリフェラルインターフェイス
Serial ATA 6.0 Gb/s 2ポート
Serial ATA 3.0 Gb/s 3ポート、eSATA接続対応
eSATA 3.0 Gb/s ポート
USB 3.0ポート×2
USB 2.0ポート×14(うちバックパネル6個、ほか8個)
拡張スロット
PCI Express 2.0 x 16×1スロット
PCI Express 2.0 x 1 2スロット
PCIバス
*ハード構成
CPU : Intel Core i7-2600(3.4GHz)
CPU Cooler : Megashadow
Memory : DDR3-1600 2GB×2
SSD : Crucial Real SSD C300×2
OS: Windows7 x64 Ultimate
をチョイス。
それにしてもメモリが安い。
またSSDもだいぶ安い。C300はさすがに型遅れではあるものの、初SSDならおすすめできる逸品です。
2枚でReadが400MBを余裕で超えます。(新型のVertex3は1枚で400超えちゃいますが…w)
というわけで、まずはOSをインストール。(割愛)~~
*Crystal Disk Markのスコア
ICHに接続したRaidで計測。
まっこれはマザーがよっぽどだめでなければ速いのはわかっていたのですが…(笑)
ちょっと今回、わざと50MBで高速感を演出してみました。
4000MBでどうなるかというと…
こうなります(笑)
Readはそれほど落ち込んでいませんが、Writeがヒドイことになりますね…
蛇足ですが、SSDはかなりキャッシュでごまかしているのでは?とよく言われますし、周りでも聞きます。
それを防ぐために、正確なデータがとりたい場合は 大きなサイズでもテストをしたほうがいいですね。
1000MBあたりがベンチとしては正確かと思います。
逆に最大のスコア(見せスコア)を出したいときは100MBですね。
Zigsowユーザーなら常識レベルの話かもしれませんがーー
閑話休題。
というわけで、やはりCore i7が一番映えるであろう!動画のベンチマーク比較をしてみたいと思います。
* H264ベンチマーク比較
やはりi7 2600といえば動画ベンチでしょう。
ということで以前もやったことのある、H264動画エンコードベンチマーク対決をしてみたいと思います。
同世代のCPUが今手元にないため、i7 980Xとの比較でご容赦を…
また980Xは 4.2GHzでの計測です。
使用ベンチ: x264 HD Benchmark V4.0
i7 2600は健闘していますねえ。CPUでエンコード補正が利いているのが強いのだろうか。
エンコードを多用する人にはかなりいいですね。コストの割に速いと思います。
さすがに980Xの4.2GHzにはかないませんが、
OCしなくてもこれだけ性能が高いのは素晴らしいの一言に尽きます。
エンコードのおすすめはAviUtl+H264セットです。
これだとAviutlで字幕をつけて、そのままH264にすることができます。
導入に敷居が高いのと、説明しているとそれだけでA4用紙10枚分くらい文章書かなくてはいけないので
とりあえず導入先URLのみ掲載しておきますが…。
AviutlでH264を利用
Aviutlは最強!と実感できることでしょう。
過去ですが、AviUtlだと字幕も簡単に挿入できます。
*Officeソフトの使用感
Office 2010 Pro Plusを利用。
やはり、起動速度だろうか。
i7 2600での起動速度
Word 0.1秒以下
Excel 0.1秒以下
※ただし起動を1度しておいた場合。初回起動は数秒かかることも。
Officeはアプリケーションなので、CPUの恩恵を受けることがあまりないと思われます。
その代り2010から、マルチコアCPUに対応しているようです。
マルチコアCPUにGPU、64bitにも対応したOffice 2010
上記あたりを読むと、それがよく理解できます。
ただ、体感できるところとなると、Excelで相当数のセルを使うときくらいでしょうか…
最近はCeleronでもOfficeはかなり快適ですからね。使っている方はご存じでしょうけど。
i7 980Xでの起動速度も変わりありませんでした。
*総評
マザーが1万もしないという点、CPUも安いところ、
そしてエンコードが速い。
OCしないユーザーさんなら、十分間に合うことでしょう。
OfficeやAdobeを使うならまったく問題なし、エンコードは定格でも速い
今回はテストしていませんが、他のレビューを見る限り地デジ視聴・録画も問題ないでしょう。
このマザーが活きるのはずばり、エンコードか、ホームサーバーとしてでしょうか。
2600Kを載せても意味がないのが非常に残念です。
ワンランク下の2500あたりを搭載させて、常時予約録画したり、
Windows Home Server 2011を入れて 定期バックアップさせたり
そういった使い方に向いていそうです。
手前味噌ですがWindows Home Server 2011のAtomでのレビューはこちら。
Core i7搭載機ならもっと軽快に動きそうですね…。
*参考レビュー
**エンコード周り
**組立ほか
つぶやき:次はZ68でOCを試してみたいですね!これは自分で買ってしまうかも。
最近980Xから浮気したくて仕方ありません。
超余談: 一般の方からすると、H67 + i7 2600でもかなりハイエンドだ!という方も
いらっしゃると思いますが、そんな構成で最近私がハマっているゲームがあります。
知る人ぞ知るローグライク「Dungeon Crawl」です。(笑)
死んだら終わり、毎回レベル1から、
日本ではシレンとかアスカとかでおなじみですが、こちらはもっとハードコアです。
ぬるぽ堂―Dungeon Crawl 日本語版
おいおい、こんなハイエンドPCで何遊んでんだよって、突っ込まれそうですが、
はい、その通りです。すいません。
はっきりいってどんなCPUでもサクサク動きます(笑)
BGMもSEもありません。操作は全部キーボードのショートカットで行います。
なんというマゾいゲームなんだ。とお怒りの方。
だがそこがいいんですよ…。
この制限が。
自作でもそうですが、もし仮に、予算に制限がないと、はっきりいってすぐに飽きてしまうと思います。
事実私は、自作を組み始めたころは予算青天井とまではいかないものの、
かなり好き放題 最上位モデルばかりをそろえていました。
が、1年もすれば陳腐化してしまうし、何よりなんでもかんでもお金をかければいいというわけではなく
自分が必要とするものを 適切に選ばないと、もったいないですね。
その点、話を元に戻しますが こういった低価格帯~中価格帯
のマザー(に限らずですが)だと、毎年新モデルが出るたびに買い替えることができますし。
当たり前でしたか。すいません。
しかし年を取ればとるほど、自作もゲームもOCもそうですが、趣味がシブくなっていくもんですね。
数年前はとにかく最強!最強!といいCPUばかりを追い求めてましたが、
最近ではローエンド~ミドルエンドでも 組むこと自体が楽しくなってきました。
これからもっと趣味も変わっていくんでしょうが、IntelさんはCPUもマザーもすべてのニーズを
満たすラインナップをしてくれるので、ありがたいです。
後はもう少しハイエンドが安くなれば…
最後は雑記みたいになってしまいました。すいません。
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