レビューメディア「ジグソー」

ハードウェアエンコードの圧倒的な実力…手頃な値段もGood!!【11/5/18追記,レビュー完成】

お久しぶりです…。
当たるとは思っていなかったので、少し驚いていますが、レビューをしていきたいと思います。


4/22にマザーが届いたため早速、使ってみました。
DSC00840.JPG
DSC00840.JPG


中身はこんな感じ…シンプルです。
DSC00842.JPG
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とりあえず、現環境のものからパーツを借り、仮組してうごかしてみました。
DSC00844.JPG
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順調にOSをインストールするところまでは出来ました。
起動の速さはGA-P67A-UD4よりも早い感じがしました。

CD-ROMからドライバーなどをインストールして準備万端。
エンコードの速度を測ってみようと思いましたが、せっかくなのでBIOSを眺めようと思い、再起動。

至ってシンプルなBIOSです。
みなさん知っていますがH67はOCはターボで上がる倍率までしか出来ないようになっています。
DSC00846.JPG
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メモリの設定は少ないですね…1600MHzすらないなんて…
DSC00847.JPG
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とりあえずメモリの設定だけ変えてセーブです…。
…PCが起動しなくなりました。
以前から起動しなくなることはよくあったので、焦らずCMOSクリアですね。
…起動しません。

ここからは原因究明の作業です。
一番怪しいのはメモリです。
なので普段使用しているPCにメモリを刺してみましたが、問題なし。
普段使っているPCのメモリを刺したところ、やっぱり起動しない。

そうなると怪しいのはマザーになります。
初期不良にしては最初動いていたのが気がかりだけど、マザーをもとに戻して動かしてみることに。
…起動しない。

マジか…。
ここから導き出せる答えは1つ。
CPUが壊れたということです…。
やってしまったよ…。


とりあえずintelさんに問い合わせをしましたが、明日,明後日はやってない。
平日は自分が忙しい…。
大変だ…。

そして、大震災の影響で交換になったとしても届くまで時間がかかるでしょう。
そうなると、レビューを書くのが困難だと思われます…。
どうしましょうか…。


※一概に起動しないと言っても、よく分からないと思うので動画を撮りました。
この状況が別マザーでも起きていると思ってください。
動画中「全く反応がない」と言っていますが、ファンは回ってるので反応はしていますね…。




2011/4/25追記
本日intel様より回答を頂きました。
「CPUの故障の可能性が高いため交換対応をします」とのことでした。
しっかりとした対応に感謝をしています。
ただ、今後の問題としてGWに入ることで、交換品が届くのが遅くなる可能性が高いです。
となった時に、このレビューを仕上げるのはやはり難しい…。
Zigsow様にも連絡をしましたが、返信がありません…。
最悪、このマザーの返品も覚悟しているところです。
☆は暫定値、気にしないでね。


2011/5/7追記
本日、Intel様より交換品が届きました。
早速、組んでみたのですが…。
同じトラブルになって、解決しません。
メモリは問題なく、CPUを交換してもダメ。
疑われるのは…電源。
確かに2年使っている電源なので、そろそろきつくなっているのかも…。
ということで近くのドスパラに行ってシルバーストーンの電源を購入…。

交換して動作確認…。
動かない…。
つみました…。

これにより全てのパーツを確認したことになり、マザーが故障したことが証明できました…。
しかも2枚。

どうしましょう。
とりあえず、レビューアーの権利を返上するしかないでしょうな…。
Zigsow様に連絡をとってみます。


2011/5/18追記
交換品が手元に届いたので、やっとレビューができます。


P67とH67の違いというとOCができるかとハードウェアエンコードが出来るかでしょう。
なので、今回はそれぞれの環境での持てる力をだすと、どのような結果になるのかを見ていきたいと思います。
H67のメモリ設定は怖くて弄れなかったので、デフォルト設定になっています。


比較環境(スペックに関係あるパーツのみ)

H67環境
201105181
201105181

OS: Windows 7 Profesional 64bit DSP版
CPU: Intel Core i7 2600K
マザボ: Intel BOXDH67BLB3
メモリ: Corsair CMX8GX3M2A2000C9 1066MHz動作(CL不明)
SSD: SSDSA2MP040G2R5
グラフィック: HD Graphic 3000 (2600K内蔵GPU)

P67環境
201105182
201105182

OS: Windows 7 Profesional 64bit DSP版
CPU: Intel Core i7 2600K 4.7GHz
マザボ: ASUS P8P67 DELUXE REV3.0
メモリ: Corsair CMX8GX3M2A2000C9 1866MHz動作,CL9
SSD: RealSSD C300 CTFDDAC064MAG-1G1
SSD: RealSSD C300 CTFDDAC064MAG-1G1 (OS用 RAID構築)
グラボ: Sapphire Radeon HD 6850
グラボ: MSI R6850 Storm II 1G OC (CrossFire)


保存先のHDDは共通で「WD5000AAKS」を使用しています。
テストファイル: PT2にて録画したtsファイル30分30秒(1440×1080)

使用ソフト: TMPGEnc Video Mastering Works 5 体験版
201105183
201105183

※エンコードの時間は同ソフトにて測定



測定に関して3つの構成で比較をしていきます。
①H67環境+Intel Media SDK Hardware
H67で使用可能なハードウェアエンコードをします。
今回の主役な設定です。

②H67環境+x264
ハードウェアエンコードとの違いを見ていくための比較対象です。

③P67環境+x264
P67とOCした2600Kでどこまでの速度が出せるのか…。



では、結果を発表していきたいと思います。

Ⅰ mp4ファイル(1440×1080)への変換
① 13分40秒
② 34分56秒
③ 28分38秒
サイズを変更しない変換では圧倒的にH67+ハードウェアエンコードが早いですね。
①・②の比較で分かるようにハードウェアエンコードによって速さが2.6倍になっています。
①・③の比較でもハードウェアエンコードの強みが出ています。

Ⅱ mp4ファイル(1024×768)への変換
① 18分58秒
② 26分27秒
③ 20分38秒
ここでハードウェアエンコードの問題点が出てきています。
動画の大きさを変更するファイルエンコードはあまり向いていないことが分かります。
ただ、差は少なくなったと言っても、P67と比べると2分速い点は素晴らしいと言えるでしょう。

Ⅲ mp4ファイル(1280×720)への変換
① 20分12秒
② 29分05秒
③ 23分32秒
これもⅡでの結果と全く同じことが言えます。
それでも、ハードウェアエンコードの実力は十分に発揮されていると言えます。


これだけ見ると、動画の大きさを変更するとダメじゃないのかと言われてしまうので、ハードウェアエンコードの利点を紹介します。
1. 無理なOCをしなくても速いエンコードが体感できる
自分はOCが趣味なので苦ではありませんが、初心者さんやBIOSを弄ったことがない人には抵抗があるはず。
OCをしなければ、②のような微妙なスコアになるところをハードウェアエンコードが助けてくれています。
初心者がエンコードをするかという疑問は置いておきます。

2. エンコード時のCPU使用率が全く違う
これは画像を見てもらえれば一目瞭然です。
201105184
201105184

x264でのエンコードはCPU負荷が高いのですが、ハードウェアエンコードはGPUによる処理のためCPUに負荷がかからないのです。
それによって、作業をしつつエンコードという動作が軽くなるかもしれません。

3. x264と比べてもそこまでの画質劣化はない
ネットでは「ハードウェアエンコードは画質が劣化する」と書いてあることも多いですが、個人的に比較した限りではそこまでの劣化はないかなと感じます。
もとのファイルから考えるとどちらも劣化しているのは間違いないので、そこからの比較は無意味かもしれませんが。



「BOXDH67BLB3」に対する総評です。
■良
・ハードウェアエンコードの圧倒的な速さ
これはいくら2600KをOCしても追いつくことができません。

・コストパフォーマンスの良さ
現在、2600Kは2.7万ということで少し高めですが、HD3000を採用する2500Kや2305は1万円台から購入できます。
また、このマザーも1万ちょっとなので、コストパフォーマンスはなかなか高いように思われます。

・信頼のintel製
これには2つの意味があります。
1つ目は製品の質。
LANの採用チップがIntel製であり蟹に比べると安定感が素晴らしいです。
必要とされる全ての機能を搭載しており、安いながらもお得感はあります。
2つ目はサポート。
代理店や店舗を通さなくても直接サポートをしてもらえ(CPUについて)、トラブルに陥ったマザーもZigsow様のサポートによって交換してもらえました。
そこは、やはり大企業の利点と言えるでしょう。

■悪
・メモリの相性、設定項目
これはSandyBridgeそのものに問題があるのだと思いますが、どうもメモリの相性問題が酷いように感じます。
ただ、どの会社もメモリの相性で起動不能に陥らないようにフェイルセーフが付いています。
GigabyteマザーもASUSマザーもそのお陰で、メモリの相性が出ても復活することが出来るわけです。
他のレビューを見ていても、このマザーはそこら辺が弱いかなと感じてしまいます。
また、メモリの動作クロックが1333MHzまでというのも少し寂しいかなと感じます。



今回は様々なトラブルによって、マザーが壊れたりCPUやマザーを交換したりと忙しかったわけですが、そのおかげでいろいろな経験も積むことができ感謝しています。
今のところ2600KしかCPUを持っていないため、このマザーを使うことはできませんが、2305が出てきたらTV録画用のPCに組み込むのもいいかなと思っています。
非常に長くなってしまいましたが、読んでいただきありがとうございました!!

コメント (27)

  • Agenaさん

    2011/04/23

    マザーのBIOSが飛んだ時もこんな感じになりますね。

    マザーが梱包してあった袋は帯電防止用の袋(導電性有?)なんで、その上で起動するのはマズい可能性もありますが・・・
  • Dommyさん

    2011/04/23

    >>Agenaさん
    このシートって誘電性だったんですか…仮で組んだのが仇になってしまった感じですかね…。
    マザーがショートしてCPUも巻き添え…最悪だ…。
  • Agenaさん

    2011/04/23

    導電性がないものもあるようですし、それが原因ではない可能性もあるんですよね。
    短絡した場合でも保護回路が働いて生きている場合もありますし、他に原因はあるように思えます。
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