zigsowプレミアムレビュー 「インテル® SSD 730 + 〇〇で、ブレイドアンドソウル を圧倒的に攻略するんだ!」のレビューです。
こちらはSilicon Power製のOCメモリ「Silicon Power X-Power 16GB (2x8GB) DDR3-1866 SP016GXLYU186NDA」についてのレビューです。
SSDとの組み合わせの総合評価については、こちらのIntel SSD 730 480GBのレビューにて紹介します。
シリコンパワーのオーバクロックメモリXpowerシリーズ。厳選された耐久性の高いチップを使用したOC向け製品でDDR3-1600/1866/2133/2400の4種類が販売されているようです。
レビュー用のアイテムはDDR3-1866 CL9 16GB-Kit。
8GBモジュールのOCメモリを使用するのは今回が初めてなので安定性が気になります。
製品はブリスターパッケージに入っています。パッケージの台紙は落ち着いた緑色を基調としていますが、アルミ製のメモリ用ヒートスプレッダは赤色が基調でOCメモリの雰囲気を演出しています。赤色の部分はシールではなく塗装されています。(スペックや型番部分はシールです。)
パッケージに記載されている情報では販売元はシリコンパワージャパン株式会社で永久保証付き。スペックについては”DDR3-1866 1.65V CL9”ということが分かります。レイテンシーの詳細は下記でSPD値で確認しています。
使用していたメモリのG.Skill F3-1700CL11D-8GBXLは背の高いヒートスプレッダを採用していたので一部のトップフロータイプのCPUクーラーと、内側のメモリスロットに挿すとCPUヒートシンクと干渉した経験があります。SP016GXLYU186NDAは背の低いタイプを採用しているのでCPUクーラーに干渉する心配はありません。
ASRock Z87 Extreme6(BIOS 2.30)では正常に認識しているようです。
XMPはVer1.3対応で二種類用意されています。
片方はDDR3-1866動作時、もう片方はDDR3-1600 CL9の設定で動作クロックとレイテンシー設定が異なります。
CPU-Z 1.70でSPD値を確認してみるとDDR3-1600 CL11 1.50Vの設定が基本になってる事がわかります。
<主なレイテンシー設定>
・JEDEC DDR3-1600 / 11-11-11-28 1.50V
・XMP 1 DDR3-1866 / 9-11-9-27 1.65V
・XMP 2 DDR3-1600 / 9-9-9-27 1.65V
XMP適応時の電圧設定はどちらも1.65Vと高めのなのが気になります。
●XMP 1(Memtest86+ 5.01)
こちらはDDR3-1866 9-11-9-27の設定です。
Memtest86+ 5.01をエラーなしで2pass通過しました。
●XMP 2(Memtest86+ 5.01)
こちらはDDR3-1600 9-9-9-27の一般的なCL9の設定です。
Memtest86+ 5.01をエラーなしで2pass通過しました。
Silicon Power X-Power 16GB DDR3-1866 SP016GXLYU186NDAのOC耐性をテストしてみましたした。
XMP 1でDDR3-2000とDDR3-2133を試してみましたがBIOS起動はできませんでした。SP016GXLYU186NDAは8GBモジュールの16GB-kitという事と、上位モデルに2133/2400MHzの高クロック品がラインアップされているので製造時にきちんと選別されて販売されているようです。
●XMP 1 + 電圧1.50V(Memtest86+ 5.01)
動作クロックをあげることは難しいようなのでXMP 1で電圧を1.500Vに手動で設定変更して低電圧動作が可能かテストを行ってみました。
DDR3-1866 電圧1.50VでMemtest86+ 5.01をエラーなしで2pass通過しました。
レビューの都合で長時間動作の安定性は確認していませんがOS上での動作も今のところは問題ありません。これなら1.50Vでの運用も可能と思います。
レビューでは安定性を重視して1.65Vのまま検証を行っています。
1.50V設定での安定動作を保証するものではりません。マザーボードとの相性なども発生する可能性がありますので低電圧動作を行う場合は自己責任で試してください。
DDR3-1600動作はXMPでCL9設定もありますがCL11動作が定格で設定されているなど、安定志向の製品の多いシリコンパワー製らしい安定性重視の仕様で安心感があります。
SP016GXLYU186NDAのOC耐性については上位モデルがラインアップされている関係でクロックを上げるのは困難ですが1.50Vでの低電圧動作が狙えるのと、かわりにXMPによる安定動作が保障されているので複雑でリスクの高いメモリのOCを行うことなく初心者向でも製品パフォーマンスをフルに引き出す事が出来ます。
性能の向上に関しては使用していたメモリがDDR3-2133 CL11 8GB-Kitのためクロックは若干低下してしまいましたが、メモリの要領は8GBから16GBと2倍に増えたのでゲームやOSでキャッシュとして利用できる要領が大幅に増えているのでトータル性能は向上し快適になりました。
OCメモリを活用する場合、Intel系プラットフォームの場合はメモリの設定が柔軟に行えるZ87/Z77/Z68などのKシリーズ対応チップセットを採用したOC向けマザーボードの使用をお勧めします。
<2014/08/04>
・コメントを追記しました。
<2014/08/07>
・Intel SSD 730 480GB レビューのリンクを追加しました。
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