レビューメディア「ジグソー」

SiliconPower Xpower OC メモリを試す


今回のインテル SSD 730+○○で、ブレイドアンドソウルを圧倒的に攻略するんだ!のプレミアムレビューで、○○は、シリコンパワー XPOWER DDR3 8GBx2 SP016GXLTU186NDAを担当させて戴きます。
今回のレビューでは、DDR3-1600 4GBx4との比較を行いたいと思います。
インテル Core i7 4770Kは、CPUとしてDDR3-1333/1600に対応しているので、DDR3-1600を使われている方も多いのではないかと思います。

今回のレビューにおける換装対象のシステムは、
CPU:インテル Core i7 4770K
マザーボード:ASRock Z87M OC Formula
メモリ:DDR3-1600 4GBx4
電源:シルバーストーン SST-ST85F-P
SSD:ASUSTeK RAIDR EXPRESS
光学ドライブ:Pioneer BDR-208UBK
グラフィックに関しては、CPU内蔵のHD4600を使います。
レビューエントリー時に、ブレイドアンドソウルがHD4600で快適に動作しない場合は、nVIDIA GeForce GTX TITANを追加してレビューと記載したのですが、実際には、HD4600で十分快適に動作しましたので、GeForce GTX TITANに関しましては、一部のベンチマークでのみ紹介させて戴きたいと思います。


レビュー用のメモリは、ブリスターパックに入っていました。
特別高クロックのOCに特化したメモリでもない限り、最近はブリスターパックに入っていることが多いです。


メモリは、当然のことながら動作中に発熱します。
特にオーバークロックされたメモリに関しては尚更です。
今回は、DDR3-1866というライトなオーバークロックなので、メモリ冷却用FANを用意する必要はないと思われますが、発熱に対して、十分な放熱効果が得られないと、メモリは動作不良となり、システムが動作しなくなります。

今回のシリコンパワー SP016GXLYU186NDAには、メモリチップに目測で0.8mm厚のアルミ板が貼ってありました。

放熱の効率とコストを両立する有効な放熱手段だと思います。
仕様としては、
●240Pin UDIMM Non-ECC
●クロック:DDR3-1866MHz
●CL:9
●容量:16GB(8GBx2)
●チップ:4Gb(512Mx8bit) (チップ単体容量)
●電圧:1.65 V
●IntelR XMP (eXtreme Memory Profile) 対応
●永久保証
というものです。

CPU-ZのSPD情報を見る限り、このメモリは、DDR3-1600であれば、1.65Vでも1.5Vでも動作するようです。
1.5Vの時は、CL=11,1.65Vの時はCL=9なので、省電力を意識しなくてよいのであれば、1.65Vの方が良いと思います。

今回のレビューでは、DDR3-1600とのパフォーマンス比較を行います。
方や、DDR3-1600 4GBx4で16GB。
今回のレビュー品は、DDR3-1866 8GBx4で同じ16GBです。
クロック的には、17%位早いのですが、果たしてパフォーマンスに差が出るのか。

Crystal Mark 2004R3でメモリパフォーマンスを見る限り、Readで18.7%,Writeで13.3%向上しています。

Win Score Shareで比較すると、メモリのスコアが0.1ポイント上がっています。
今回のシステムでは、グラフィックスは、CPU Core i7 4770K内蔵のインテルHDグラフィックス HD4600を使います。
HD4600は、ビデオ用メモリとして、システムのメモリを使いますので、システムメモリのクロックが速いDDR3-1866では、グラフィックスのスコアも向上するのではないかと思い、ベンチマークを走らせてみました。



DDR3-1866とDDR3-1600の比較では、僅か3%ほどスコアが伸びただけでした。
参考までに、GeForce GTX TITANのスコアも掲載しましたが、今回のレビューでは、HD4600でも十分楽しむことができました。

今回は、DDR3-1866 16GB(8GBx2)とDDR3-1600 16GB(4GBx4)の比較を行いましたが、ベンチマークでは確実にスコアを伸ばすことができました。
比較対象のDDR3-1600では、CL=11だったのですが、DDR3-1866では、CL=9なので、より高速動作が可能でした。
CPU内蔵のグラフィックスを使うのであれば、RAMを描画用グラフィックRAMと共用するので、メモリはなるべく高速なメモリの方が良いと思われます。
今回のレビューで使わせていただいた、シリコンパワー DDR3-1866 8GBx2は、長時間のプレイでも安定した動作で、描画が遅れたりすることもなく、"Blade & Soul"を快適にプレイすることができました。

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