レビューメディア「ジグソー」

省電力だけど870とほぼ同等

まずはじめに今回は選んでいただき誠にありがとうございます
残りの夏休み(9月いっぱい)をフルに使って精一杯頑張らせていただきます!

今回のテーマは 「安価で簡単なi3からの増設」です!
・「安価で簡単なi3からの増設」
最近、安く購入できるCore-i3搭載PCを使い、増設時に必要なCPUの取り外し、取り付け、グリスの塗り方などの手順を写真や動画を交えて解説し、初心者にも分かりやすいレビューを目指します!
スペック比較などの話は、自分よりももっと詳しい他の方にお任せしたいと思います。

ふふふ、買ったばかりのOLYMPUS I-10が早速活躍しそうだ



追記10月の初め頃
マーシーンとパーツ紹介です
まず、改造するマシーン
ドスパラで4月頃に購入したPrime Magnate GCD
(現在と中の構成は違っていると思います。特にマザーボード)


OSはWindows 7 Professional 32bitを使用
間に合えばUltimateの32bitに変更予定


HDDの代わりにintel製のSSD 80GBを準備、40GB辺り1万円で購入できます
Cドライブに使えばかなり高速になります


グラボは1万円で買える比較的省電力モデルを採用


電源は+12Vラインが心細かったので、同じ400Wですが違うものに変えています


メモリーはドスパラで最安のシリコンパワー製の2GBx2枚の4GBセットを使用


CPUグリスに関しては両方使うかわかりませんが、シルバーとシリコンの2タイプを用意





//////////載せ替えをする前に//////////
マザーボード(MB)のBIOSのバージョンが古く、CPUに対応していない場合は先にBIOSのバージョンを更新しましょう
PCを再起動→BIOSの設定をデフォルトにする→MBメーカーに従いBIOSを更新
ただし、MBがすでにCPUに対応している場合は、必ずしもBIOSを更新する必要はありません
BIOS更新に失敗すると最悪の場合、BIOSが起動しなくなります(自力では修復不可能)
また、更新作業はメーカー保証外になるので、更新は必要最低限にしましょう
(ショップによっては有料で更新してくれるところもあります)

//////////簡単な手順紹介//////////
BIOS更新(今回は記載なし)→メモリ、グラフィックボード(グラボ)、CPUの増設
メモリ、グラボ、CPUの増設は1度に行わず、1つずつ行ないましょう(増設→再起動→増設→の繰り返し)
何か問題が発生したときにどこが悪いかすぐわかります

//////////載せ替え//////////
まず、おまじないです
ドアノブなどの金属製のものを触って、体にたまった静電気を落としましょう
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PC電源を落とします(スタンバイ、休止、スリープはけしてしないように)
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コンセントを抜きます
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もう1、2度電源ボタンを押しましょう(電源BOXのコンデンサを空にします)
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ケースのロックを外します
(Primeのこのケースでは、ロックを内側にすると外れます)
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メモリを増設します
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金の端子部分には触れないよう!
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ここからは見やすいよう、MBをケースから取り出して作業を行ないます
リテール(純正)のCPUクーラーの場合はMBをケースから取り外す必要は有りません
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メモリを挿します
メモリのノッチ(凹)をあわせて挿しましょう(向きを逆にして無理やり挿すと破損します)
左右均等に押し込むと、自然とロックが掛かります


メモリを刺したとき、ロックが甘い場合があります
ロック部分を押して、正しい位置にしましょう
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ではグラフィックボード(グラボ)を取り付けましょう
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まず、PCI Express x16スロットのパネルを外します
メインのグラボは大抵、一番上のスロットです
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パネルを外したら、早速グラボを挿します
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今回のケースでは、HDMIコネクタがケースのパネル上部の凸に干渉してしまい、コネクタがうまく挿さりませんでした
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そういったときは対策として、グラボと1つ下のネジを緩め、グラボを下にずらし、ネジを締め直してみましょう
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設置が完了したらモニタケーブルをグラボ側に挿して、モニタが映るか確認してみましょう
もしも映らない場合は、手動でモニタを選択設定する必要があります
モニタケーブルを本体側へ挿し直し、PCを再起動し、BIOSを起動しましょう
BIOSの起動方法はメーカーによって違いますが、大抵 PCの電源投入後にF1、F2、Deleteキーのどれかを押すと起動します
このMBでは、Advanced/Chipset Configuration/
にある
Primary Graphics Adapter
を Onboard から PCI Express に変更すると、グラボが有効になります
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グラボを交換直後、画面のサイズが小さくなっていると思います
グラボのドライバを入れて再起動すると、正しいサイズになります
違うチップのグラボを載せ替える際は(NVIDIA⇔RADEONなど)、予め古いグラボのドライバを消しておくといいでしょう

いよいよメインのCPUの交換です
レビューで使用すCore i7 870と870sです
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パッと見の違いはありません
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クーラーは違いがありますね
左が870s、右が870のクーラーです
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今回載せる870s(左下)、870(右下)と、取り外したCore i3 530(上)です
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では、CPUクーラーを外しましょう
(CPUクーラーの固定方法には、リテールのようなプッシュピンタイプと、大型のモノに使われるバックプレートタイプがあります
今回はケースからMBを取り外す必要が無く、簡単に取り付けが出来るリテールのプッシュピンタイプを使います)
クーラーの固定ピンを矢印の方向へ回し、引っ張ると取れます
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クーラーが取り外せたら、CPUを外しましょう
CPUのソケットにあるバーを左へずらし、持ち上げると自然と蓋が持ち上げります
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蓋が持ち上がったら、画面の上と下の部分を持ち、取り外します
(LGA1156ソケットのCPU場合は、上と下の部分を持つと簡単に取り付け、取り外しが出来ます)
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1156、1356ソケットは、775ソケットよりも、ソケットのピンが曲がりやすく
一度曲がると非常に直しにくい構造となっています
CPUなどを落としたり、ぶつけたりしない限りは曲がりませんが
CPUをしっかりと持ち、水平に取り外しましょう
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CPUの取り付けは、先ほどと逆の手順です
CPUの向きを合わせ、ぶつけ無いように水平に取り付け、蓋を固定します
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CPUの取り付けが完了したらクーラーの取り付けです
まず、クーラーのコネクタを引っ張り、矢印とは反対方向に回しましょう
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すると、写真の左側のピンのようになります
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クーラーとCPUの間にはCPUグリスか、熱伝導シートを取り付ける必要がありますが
リテールなど、クーラーには始めからグリスが付いているタイプもあります
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クーラーにはグリスが付いていない場合は、絶対にグリスを塗ってから取り付けましょう
グリスの塗り方に関しては、”極力薄く塗ったほうがいい”と言われていますが
オーバークロックをしない場合はそこまで薄く塗る必要はありません
むしろ、あまりにもグリスが少ない場合、返って熱伝導が落ちます
CPUからはみ出さない程度にテレカなどで塗るか、
中心にグリスを設置し、クーラーで押し広げる方法を取りましょう

クーラーのピンは写真(item_91032_029.jpg)のようになっていれば、押すだけで固定できます
押しこむと、カチンという音が聞こえるはずです


固定する順番に関しては、車のタイヤのように対角線上に固定していきましょう



//////////スペック比較//////////
では、比較をしようと思います
写真(item_91032_032.jpg)の上から
Core i3 530 :Core i3 530、Mem PC3-10600 2GB 、intel HD Graphics
Turbo50:ASRockのオーバークロック機能です。設定を+50%にして、微調整はしていません。
Mem:サムスン DDR3-1333(PC3-10600)2GBx2枚
GPU:ELSA ビデオカードELSA GLADIAC GT 240 SP DDR5 512MB GD240-512ERSP
TurboBoost:H55M Proの問題で、SSDを使うとTB機能が使えなくなるようなので、HDDを使っています
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FF14ベンチマークに関して、CPUよりもGPUが絶対的と言えるでしょう
870s+TBが少し落ちているのが気になるところですね
シングルスレッドのSUPER PIでは、870と870sがほぼ同じ値となりました
870sのほうが若干遅いですが、これは2.6GHzからTB機能が切り替わるまでによるものでしょう

//////////まとめ//////////
今回、Lynnfieldコアを搭載したCore i7 870sとCore i7 870をASRock H55M Proで試させていただきましたが、ちょっとMBとの癖があり、intel製SSDのX25-M G2を乗せるとTurboBoost機能が有効に成らないという事がわかりました
H55の使用なのか、変態ASRockの問題なのかわかりませんが(まぁ変態が問題なのだろう)、SSDを使うとき気を付けたほうが良いですね

FF14などのベンチマークでは、CPUよりGPUの性能が物を言う形となりました
最近のゲームに関しては"CPUよりGPU"と言った感じですが
ゲーム以外となると、普段意外とCPUを使っていますね
高画質な動画を見ながら大量のブラウザーを立ち上げニコニコを視聴し、動画を携帯プレイヤー向けにエンコードして、他にもソフトがバックで色々と・・・
昔では考えられない時代です
昔ならエンコードなんて、あまりにCPUを使うので寝ている間にさせていたのに・・・
4コア8スレッド、恐ろしい子だ・・・

Core i3は1万円ほどで安く、コストパフォーマンスは良いのですが、ゲームをするとなると、ちょっと心細いと感じてきます
じゃぁ"TurboBoost機能が使えるCore i5のClarkdale"となると、+5千円付けてう~ん2コア・・・
じゃぁさらに2千円で"4コアのCore i5Lynnfield(760)" かなぁ~
"いや、デスクトップに色々ソフトを立ち上げたいんだ!"と言う人はさらに1万円足して4コアにHTがついたCore i7へ、と言う流れでしょうか
でも、マンションなどのブレーカーの容量が小さいところだと、そう簡単に上げられない・・・
そんな時にプラス5千円で870と同性能の870sと言う考えに至ります
ただ、Core i5からCore i7へのランクアップの時に、プラス1万円は壁になりそうですね
もう3千円~5千円ほど安くなればスムーズに選べるのではないでしょうか

//////////最後に//////////
今回はココで一段落つかせていただきたいと思います
レビューは最初の問題、TB機能のトラブルなどドタバタしている内に休みが終わり、レビューが大変遅れてしまい申し訳御座いませんでした
以後、しっかりとしたプランを立ててレビューを書いていこうと思います

今回は素敵な体験をさせて頂き、ありがとうございます
また、最後まで読んでくださり、ありがとうございます

コメント (32)

  • daiyanさん

    2010/09/21

    俺の代わりにファンレスCore i7マシンを...
  • 南部町さん

    2010/09/21

    >daiyanさん
    ファンレス電源をください・・・
    そういえばこの間中古ショップで300Wのファンレス電源見かけたなぁ
    20ピンで3000円だったから買わなかったけど・・・
    CPUのファンレスを考えるとオロチorドでかい水冷のラジエターが必要ですね
  • チョロさん

    2010/09/21

    おぉ、おでめとうございます。
    くそ~、カメラもCPUも手に入れやがって。

    「俺、自分が好きになれたら新しいカメラ買うんだ……」

    ドロドロっとした濃いレビューを期待しています。
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