省電力性能に磨きがかかった Core i7-870S
インテル Core i7-870S プロセッサーは Core i7-870 の省電力版だ。 ベースとなる Core i7-870 の発表当時にはzigsowでもプレミアムレビューを実施しているが、そこで多くのレビューアーが高い処理性能にも関わらず消費電力が低く発熱も少ない、という長所を挙げている。
i7-870 | i7-870S | |
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コア数 | 4 | 4 |
スレッド数 | 8 | 8 |
クロック | 2.93GHz | 2.66GHz |
最大クロック | 3.6GHz | 3.6GHz |
キャッシュサイズ | 8MB | 8MB |
TDP | 95W | 82W |
ソケット | LGA1156 | LGA1156 |
今回の Core i7-870S では、その省電力性能がさらに向上している。 具体的には、i7-870 の 95W から 82W に下がっている点だ。 これは現行のデスクトップ向け Core i7 プロセッサーの中では最も低い値である。 動作クロックは 2.93GHz から 2.66GHz に下げられているものの、 ターボ・ブースト時の最大クロック数は同じく 3.60GHz となっている。 その他のスペックも Core i7-870 とほぼ同じで、省電力化がなされているにも関わらず処理能力は犠牲になっていない。