レビューメディア「ジグソー」

KALOSファーストインプレッション

■開封の儀 / パッケージ他

印象としてはコンパクトでシンプルかつ綺麗な感じ。

透明プラスティックの箱にビニールのラッピングがされています。

透明なプラスティックの箱に入ってるのはiPod Touchとか思いだしますね!

 

下記は全面のサポートラベルの所のアップ

ここにも書いて有るとおり、電源アダプタ(コンセントに挿すやつ)は付属してないので別途用意するか、PCからのUSB給電になります。

ですが、スマホなんかに付いてくる急速充電用のACアダプタ等を使えば、付属にUSBケーブルはついてありますので電源コンセントから充電することはできます。自分はそうしてます。

 

また、スペックのラベルのアップ

ごらんの通り

  • Tegra4
  • IGZO 2560 x 1600 IPS panel with True RGB
  • SONY 13MP Camera
  • NFC
  • Wifi with MIMO
  • AM3D virtual sarround dual speaker

など、魅力的なKALOSの売りの機能が記載されているます。

 

 

それでは開封を!

まずはビニールを取り除きふたを取ります。

すぐにKALOS本体が鎮座

タブレットを取り除くと、付属のプラスティック製スタンド

その下にはUSBケーブルと説明書

大変シンプルな付属品です!

USBケーブルと説明書のみ。説明書はマルチ言語です。

シンプルで無駄の無い付属品はAppleの製品群に似ていますね!

 

箱の底に簡単な使い方の図

これが初心者だと結構親切なのでは無いでしょうか。

 

付属のスタンドは箱に梱包してあるときの台座と兼ねているのですが、結構気が利いています。というのも、最初にタブレット買う人はスタンドを一緒に準備している人はあんまりいないとおもうので、最初から入っていると便利ですね。特に、このタブレット自体が動画視聴とかアピールどころでは有りますので、簡単にスタンドと一緒に始めることができます。

 

このスタンドは背面にある足を2つ立てることで、向きにより2つの角度のスタンドとして機能します。

 

横に寝かせた角度(おそらく操作に向いている)と立てた角度(動画閲覧とかに向いていると思われる)

実際に設置するとこんな感じになります。

 

 

重さは思ったより軽いです。というのも、見た目全体が黒で重厚感ある見かけで、ベゼルも太いので重く見えるが、持つと案外軽いことが分かります。

角や裏側が丸くカーブしているので、片手でも、両手でもしっかりと持ちやすく不快感は有りません。

裏側の素材はプラスティッキーです。厚みやギミックは無いがその分軽さに影響しているように思えます。ただし、強くはなさそうなので、ケースをつけた方が良いかもしれません。

 

 

ランドスケープモードで筐体右側の側面にはボリューム上下ボタン、USB、ヘッドホン端子、microSD挿入口。

上部に電源ボタン

背面の上部にはカメラとフラッシュ。下部にはDualスピーカーが鎮座してます。

Dualスピーカーはいいですね!

 

 

 

■起動の儀

さて、いよいよ起動になります。

BungBungameのロゴが現れて起動します。

セットアップウィザードは通常のAndroidの物。

特に問題になるようなものはありません。

最初からGoogle日本語入力が入っているので、問題無くキーボードも操作できます。

画面の解像度が高いせいかフォントやアイコンがくっきりで見やいです。

ホーム画面にはGoogle純正関連のアプリがフォルダにされているのと、製品説明とビデオがフォルダに入っていました。

 

 

初期のアプリ一覧です。

Google純正の物を中心にシンプルですが、Kingsoft OfficeやTwitter、Vine等ははじめから入っており、TegraZoneゲームはこの製品の特色としてはじめからリンクが用意されています。

 

 

 

初期の電池の残量70%でした。

 

タイムゾーン設定はアメリカ太平洋標準時間。日本標準時に直すことが必要です。

 

内蔵ストレージの初期の空き容量は10GB程度になります。

 

このタブレット独自で他ではあまり見ない設定としてはパフォーマンス設定というのが有ります。おそらくTegra4に関連している設定なのだと思います。

 

ホームの上部からプルダウンすると、インスタント設定のパネルがありますがそこに「パフォーマンス最大化」(初期設定)という設定項目があります。そこをタップするとCPUのパフォーマンスを設定する設定画面に遷移します。

設定は3種類。「Miximize Performance」「Balance」「Save Battery」になります。

 

「Miximize Performance」はその通り、4つのコアを全部使用して、FrequencyやFPSも無制限になるような、おそらくパフォーマンスゲーム等をやるときに最適そうな設定。

 

「Balance」は、コアは4つ使っていますが、MaxとくらべてFPSが30に限定されています。3Dのパフォーマンスのいるゲームの時はFPS30では物足りないでしょうが、通常はそこまで使用しないと主ます。

 

「Save Battery」はその名の通り、コアを2個までしか使わず、Frequecyも1.8GHzまで、FPSも30まで落としています。通常の使用用途のほとんどはこれでも十分だと思いました。その分バッテリーの消費は抑えられ、もし、それでも足りない場合は「Balance」にするのが良いかもしれません。

 

 

 

 

 

もう一つ他のAndroidでは見ない設定としてSound Effect Enhancement設定というのが有ります。

 

ホーム左上部からプルダウンすると通知スペースがありますが、そこに「Sound Effect Music Enabled」という項目が見えます。これをタップすると設定の該当パネルに遷移します。そこで4種類のSound設定をかえることがでいます。

 

設定は「Music」「Movie」「VoIP」「Disable Sound Effect」の4種類です。VoIPモードというのが珍しいです。

 

この設定はタブレットに付いているDualスピーカーを使う時にだけ有効で、ヘッドホンをつけたときは設定がDisableになり触れなくなります。

 

随時、使用用途に従って変えるとおもしろいでしょう。

結構音を重視している姿勢がこんな所からも見えます。

 

 

 

 

 

内蔵のサファリの動物たちを映したサンプルビデオを流しただけで、2560 x 1600 pxのIGZO液晶の鮮明さ、鮮やかさとVirtualサラウンド音の良さを実感できました。

 

動物の毛の一本一本まで切れに視認できる。

音もSound Effect EnhancementでMovieを選択するとぐっと広がりが良く感じます。(プリセットはMusicになっているので変更が必要)
今後、映画やドラマ視聴に期待できます!

 

 

 

■使用感想

通勤に持ち歩いた感じ


いつもは通勤時のバックパックにMBP Pro13 Retinaを入れて毎朝通勤しています。

通勤は通常自転車か地下鉄で半々くらい。

 

そこにKALOSを追加して持ったところ、最初はやはり少し重くなったように感じました。

だが、すぐに気にならなくなる程度です。普段重い物を持ち歩いている人にとってはそんなに気にならない程度かもしれません。しかしいつも軽い荷物の人は重く感じるかもしれません。

 

 

会社に持って行ったときの周りの反応
内蔵サンプルのビデオを流したところ、やはり画面が高精細できれいと好評でした!

IGZOの実力か!


特に斜めから見てもそれなりに見えて視野角が広いとの評判であって、実際に自分でも視野角に関しては広いと感じています。液晶に関してはかなり良いと感じています。

 

電池の持ちに関して

初日に会社に持ち込んで電池の持ちを見た感じ。
朝バッテリー100%満タン状態。
全てMax Performanceにて動作させました。
会社にてネットラジオストリーミング 6時間
Facebook、Feedly、Vingow等のSNSやニュース関連の閲覧 2時間
最終バッテリ残量 56% 

こうなりました。


Max performanceでも、私のよくある使い方の場合は充電しなくても十分一日は持ちます。ましてや私の使い方の場合、Max Performanceである必要は全く無いので、もっとコンサバティブな省電力設定にすれば全く充電を考える必要はないかもしれません。


もっとKALOSの良さを発揮できる、3Dゲームや動画等を激しく動作させた場合の電池消費に関しては、また別途、検証しようと思います。

 

その他使用感

Tegra4のCPU性能ベンチマークは後述しますが、画素数のかなり高いディスプレイレンダリングに負荷がかかるせいか、普段持ち歩きのスマホXperia Z1と比べて、リストビューやブラウザ(Chrome)のスクロール等がもたついたり、引っかかりを感じる事が少しだけ有りました。ですが、そんなに気になるほどではありません。

 

ヘッドフォンで音楽を流した第一印象としては重厚な感じでした。厚く重ための音に感じました。ただし、いつも聞いているウォークマン入りのXperia Z1と比較すると鮮やかさはありません。

 

8Tracksアプリでストリーミングラジオを聞いていたのだが、Xperia Z1の時には無かった音飛びがたびたび発生したのが多少気になりました。

 

音に関しては、この後、同じ曲でZ1と比較してみることにします。

 

そのほかにはWifiの電波の拾いが良いようで、Xperia Z1をもって自宅トイレに入るとほとんどWifiを拾わなくなるのですが、KALOSの方は問題無く電波を拾います。性能が良いと感じます。

 

Micro SDカードに関しては、SanDiskのmicroSDHC 32GB UHS-Iは問題なく認識されました。

 

  

■他タブレット、スマホとの簡単な比較

iPad Air

最新のタブレットということで、やはりこれと比べてみました。

 

●大きさ、厚さ、重さ

筐体の大きさはiPad Airの方が一回り小さいです。(白がiPad Air)

 

液晶自体の大きさはインチ表示通り、KALOSの方が少しだけ大きいです。

KALOSの方はベゼルが太いのが主に筐体の大きさの違いに影響しているでしょう。

 

厚みに関してはそんなに差が有りません。

 

軽さはやはりiPad Airの方がかなり軽く感じます。iPad Airは片手で軽い感じですが、KALOSは片手では少し重く感じます。

 

●同じWebページを表示

KALOSはChromeで。iPad AirはSafariで。

同じYahooのページをデスクトップモードで表示させてみました。

両方ともに液晶の明るさはMaxです。

 

KALOSのChromeの方が高解像度の為、より文字や表示が細かく横のバナーまで全て表示しています。
iPad Airの方はページがiPadに最適化されているページのせいか、横のバナーが省略されていてその分全体の各パーツの文字も大きくなっています。

KALOSの方は文字がiPad Airより小さくなるが高解像度の為に見にくいと言うことはありませんでした。

ポートレート表示させた場合、縦長が生きるために、KALOSの方がより下の領域まで表示させることができます。
液晶の明るさは両方ともにMaxにしましたが、iPad Airの方が明るく鮮やかに見えます。見やすいとは思うが目が疲れるかもしれません。
KALOSの方はもう少し抑え気味で目に優しい感じになっているように感じました。

 

 

ランドスケープモードにすると、iPad Airの方が縦幅があるので、KALOSの方が横幅がある以外は縦表示領域はiPad Airの方が若干広くなります。(若干程度なので、ポートレートモードの時よりインパクトは大きくありません)
文字の大きさはやはりiPad Airの方が大きいと思います。

 

 

●同じ写真を表示

National Geographicの1600×1200の壁紙をダウンロードして表示させたところ。

 

 

画面比率の関係でKALOSの方が両脇に黒い帯が出ていますが、先ほどのWebの表示と同じ感想で、iPad Airの方は明るく鮮やかな印象ですが、KALOSの方はもう少し押さえた自然なトーンになっています。
鮮やかな色の写真や動画の場合はiPad Airの方がぱっと見の印象は良いかもしれません。

なお、極限まで拡大すると、iPad Airの方が大きく拡大はできるようです。

 

視野角といえるのかどうか分かりませんが、脇斜めから見ると、KALOSの方が逆転して明るく鮮やかに見える。
視野角の広さ、鮮やかさではKALOSの方がかなり良く感じました。

 

発色に関しては上記に記載したおとり、iPad Airの方が鮮やかで明るい色目です。

KALOSの方はもっと落ち着いた自然な色調に感じました。

 

●カメラ

同じ対象に対してiPad AirとKALOSで写真を撮ってみました。

まずはiPad Airから

次にKALOSから

iPad Airの方はディスプレイと同様に全体的に色が明るく鮮やかで軽い感じになっています。

KALOSの方はもう少し自然でしっかりした色目に取れていると思います。

一見iPad Airの方は目をひく感じで撮れているが、拡大してみると、結構、iPad Airの方の写真はDetailが省略された撮り方をしていることがわかりました。

 

Xperia Z1

●同じWebページを表示

やはり同じYahooのデスクトップページを両方ともChromeにて表示させました。

KALOSの表示

 

 

 

Xperia Z1の表示

 

解像度が近いせいか表示できる領域にはあまり違いがありません。

しかしZ1の5インチのディスプレイでYahooのPC版ページを見るのは全く無理では無いが大変ではありました。

 

●同じ写真を表示

やはり同じナショナルジオグラフィックの写真を表示させてみました。

Z1の方が鮮やかで締まった綺麗な映りをしていました。

また、拡大してもより鮮明でクッキリさを保っているのはZ1の方です。

ただし、当たり前ではあるが、タブレット程の画面の大きさが無いため、大きな写真のインパクトには欠けます。2~3人で写真を楽しむのはタブレットの方がヤッパリ良いでしょう。

発色に関しては、iPad Airの時と同様に、Z1の方が色鮮やかでインパクトはあるように感じます。KALOSの方は全体的に、やはり、落ち着いた色目で優しく目にも優しいように感じました。

 

●GPS

条件としては、KALOSの方はZ1のDocomo LTE回線をテザリングしてGPSオンにして計測。X1の方はWifiはオンにしていますが、Wifiは入っていないので、Docomo LTEによる通信で、GPSオンにして計測しました。

まずは「衛星チェッカー」アプリによるGPS衛星の補足数比較。

KALOS

一個しか衛星を拾っていないようです。

次にXperia Z1。

22個の衛星を拾っている様です。

では、実際にGoogle Mapで現在位置を測定してみました。

まずはKALOS

実際は、「木挽町ビル」という所の角にいたので、数メートルの誤差位でしょうか。

次にZ1。

ずいぶん誤差が出てしまいました。。実際は「木挽町ビル」の角にいるので。

写真で分かるとおり、衛星チェッカーでの衛星補足数はZ1の方が圧倒的なのですが、実際のGoogle Mapにて現在位置をチェックしたときは、KALOSの方が正確で、Z1の方は10メートル位ずれている状態になりました。

GPSに関しては詳しく知らないので現象の理由は分かりません。

とりあえずKALOSを車のNAVIに使えそうだという事は感じられました。今後のレビューでNAVIとしての使い心地をレポートいたします。

 

●音

Z1にはSonyのMusic Unlimitedアプリが入っていて会員になっているので、KALOSにも同アプリを入れて同じ曲にて聞き比べしてみました。

ヘッドホンで聴いたばあい、ここは、やはりウォークマンのZ1の方が広がりと鮮やかさのある音の響きをさせていました。

KALOSに方が若干こもった感じがするが、低音はよく出ていました。
とは言え、全くだめという感じでは有りません。

内蔵スピーカーで同じ曲を聴いた場合、内蔵スピーカーでも殆ど音の指向性はヘッドホンの時と同じであるように感じましたが、Z1のスピーカーはやはり小さく無理してるように聞こえます。時々ビビっているようにも聞こえます。元々そういう風に音楽を聞くように想定されてはいないと思います。

それに対して、KALOSの方は若干、筐体の材質によって籠もりがちではあるものの、なかなか迫力のある音を鳴らしていて、一応、これ単体でも音楽等を鳴らすことを意識している作りにはなっていると感じました。因みに、Sound Effect modeはMusicにしてみました。

 

■ベンチマーク

iOSとAndroid両方でベンチできるアプリとして「PassMark Performance Test Mobile」というアプリで、iPad Air、KALOS、Xperia Z1でベンチをかけてみました。どれも現在タブレット、スマホでは最高峰のチップを積んでいると思います。

(いずれの数値の大きい方が性能が高いという指標です)

CPU Tests

KALOS         16,866

Z1               16,635

iPad Air        38,344

全ての項目に関してiPad Airが大差をつけて上回っています。A7強し

 

Disk Tests

KALOS      6,803

Z1          20,961

iPad Air   12,774

WirteはKALOSの方がiPad Airより若干高い。

50.8 MBytes / Sec : 36.3 MBytes / Sec

だた、Readで圧倒的な差でiPad Airの方がKALOSより良い。

88.7 MBytes / Sec : 163 MBytes / Sec

Z1はStrage readが653MBytes/Secで圧倒的に速いという結果でした。

 

Memory Tests

KALOS     3,352

Z1           4,101

iPad Air    4,913

Memory WriteではiPad AirがKALOSの2倍位早い。

412 Mbytes/ Sec : 837 MBytes/Sec

だが、Memory ReadではKALOSの方がiPad Airより早い。

2,002 Mbytes/Sec : 163 MBytes/Sec

Z1のMemory readは3,016MBytes/Secで圧倒的に速い。

 

2D

KALOS     3,662

Z1           3,031

iPad Air      611

これはKALOSの方がiPad Airに対して圧倒的にパフォーマンスが良かったです。

桁が違う項目がたくさん有りました。

詳しくは分かりませんが、おそらくTegra4とSnapDragon800はA7に比べて総じて2D性能が良いのでしょうか。

 

3D

KALOS     1,654

Z1           1,279

iPad Air       863

Simple Test では KALOS 58.2 Frames/Sec : iPad Air 59.9 Frames/Sec であまり違いが無いように思えたのですが、Complex Testでは KALOS 15.5 Frames/Sec : iPad Air 34.0 Frames/Sec で2倍くらいのパフォーマンス差がありました。

 

これでは、結構ゲームに最適とアピールしているTegra4の特色があんまり分からないので、3Dに関しては「3DMark」アプリにてテスト追加しました。

Ice Storm Extream Test

KALOS     9,104 (Kindle Fire HDX8より若干スコアが少ない程度)

Z1          Marked out (ぶっちぎり的な)

iPad Air   Maxed out (ぶっちぎり的な)

 

Ice Storm Unlimited

KALOS        13,308

Z1              15,842

iPad Air       15,091

(参考:Kindle Fire HDX7 16,342 / Acer Liquid 15,856)

 

Graphic Score

KALOS     13,485

Z1          17,114

iPad Air   18,895

 

Physics Score

KALOS     12,723

Z1          12,573

iPad Air     8,852

 

Graphic Test1

KALOS       83.4

Z1            88.2

iPad Air    103.0

 

Graphic Test2

KALOS       45.2

Z1            64.3

iPad Air     68.3

 

Physics test

KALOS      40.4

Z1           39.9

iPad Air    28.1

 

総じて言うと3Dに関しては、若干、Z1やiPad Airには劣るものの、他機種との比較からするとかなりハイエンドな数値なので、3Dゲームを十分に楽しむ性能があると思われます。

実際、3DMarkの3Dアニメーションは非常になめらかに迫力満点で表示されていました。駒落ちやカクカクさなど全くありませんでした。これは3機種ともに一緒です。

ベンチマークのまとめとしては、KALOSは現在ハイエンドと言われるSnapDragon800を搭載しているスマホやタブレット(Kindle Fire HDX等)とほぼ変わらない性能を持っているといえると思います。その価格から考えると、かなりコストパフォーマンスが良いのでは無いでしょうか。

 

■ファーストインプレッションのまとめ

  • パッケージはシンプルで好感
  • 余計な付属品や買った瞬間に初心者が迷いに落ちる大量の説明書等が無くシンプル
  • 大きさからするとかなり軽い筐体
  • iPad Air並の薄さ
  • 余計なプリインストールアプリの少ない、よりGoogle純正に近いシンプルなアプリ構成
  • 前予想通りやっぱり高精細で綺麗なIGZOディスプレイ
  • タブレットのカメラとしてはかなりできの良いSony製内蔵カメラ
  • 迫力のある音を出す内蔵Dualスピーカー
  • 一日使って余裕たっぷりな電池容量
  • Webを広々と閲覧できる
  • 十分実用なGPS
  • 現世代でハイエンドな他機種にほとんど変わりの無いパフォーマンス

やはり、多方面の用途(汎用)でタブレットを使いたい人にとっては、かなりコストパフォーマンスの良いタブレットなのでは無いでしょうか。特にメディアビューワーとしては最高に優れていると思います。

また、既存のNexus以外のタブレットを買ったときに、かなりメーカプリセットやカスタマイズがされすぎていて嫌気のさしている方にも、素に近いシンプルなAndroidタブレットとしておすすめです。

今回はほんのさわりのファーストインプレッションだったので、次回以降は、より自分なりの汎用な使い方(仕事、リモートワーク、車NAVI)や、今まで自分が重視してこなかったタブレットで動画をみたりTVと連携していくとか、3D系ゲームをやるところなどを試してレポートしていきたいと思います。

 

 

 

更新: 2013/12/29
ビジネスシーンや普段使いにおける10インチならではの活用術 PREMIUM REVIEW

プライベートからビジネスまでマルチなタブレットKALOS

■SONYレンズカメラ「DSC-QX10」との連携

当初KALOSのスペックを見たときにNFCが付いているのでビビッと来てました。

丁度、SONYのレンズカメラ「DSC-QX10」を持っていたので、今使っているスマホ「Xperia Z1」と連携させているように、簡単にKALOSとも連携できるか、また、実際の使い心地はどうであろうかを是非とも試して見たかったのです。

 

元々、「DSC-QX10」はスマホやタブレットのWiFiダイレクトで接続するので、NFCが無くとも使う事はできます。ただし、NFCがあると、機器同士の連携がワンタッチで終わるところが大きな違いです。

 

NFCが無い場合は、

  1. スマホ・タブレットの「PlayMemories Mobile」アプリを立ち上げる。
  2. アプリが周囲をスキャンしてデバイスを見つける。
  3. タップして接続する。
  4. ネゴシエーションする。
  5. 接続したら使える。

となります。

が、NFCがある場合は、

  1. 「DSC-QX10」とスマホ・タブレットをのNFC部分をくっつけてタッチする
  2. 自動的に「PlayMemories Mobile」が立ち上がる
  3. ネゴシエーションする
  4. 接続したら使える

となります。

つまりNFCが有ればタッチするだけでOKですが、無いと、タップ→待ち→タップ→待ち→使えるとなり、かなりステップが多くなってしまうのです。

 

ちなみに3のネゴシエーションにも結構時間がかかってすぐには撮影モードにはならないので、NFCが無いだけで結構使えるようになるまでにかなり時間がかかることを覚悟しないといけません。

 

そもそも「DSC-QX10」自体は、接続までが機敏で無いのと、接続してから、WiFiダイレクトのスピードの遅さから、レンズに映している物の、スマホ・タブレットでのプレビューが遅延して良くフリーズしたりするので、あまり、緊急や咄嗟の用途には向いていない物です。

 

「DSC-QX10」の良さは、被写体が自分の脇に居ようが、かなり難しいアングルの下の方に居ようが、レンズだけを動かして、タブレットやスマホは自分の目線をキープすることにより、ちょっと変わったアングルの写真を撮れるようになるというおもしろさです。

 

うちは犬を飼っているので、どうしても普通は上から目線の見下ろした写真が多くなってしまいます。しかしこの「DSC-QX10」を使う事によって犬目線の写真を撮ることができるという事で、結構貴重なのです。

 

さて、前置きが長くなりましたが、実際に本日、お台場に犬を散歩に連れて行ったときに「DSC-QX10」と連携させてみましたので感想を記したいと思います。ちなみに期待したのはプレビューが大きな画面でできるという事です。

 

まずはこれがQX10

 

これをKALOSと連携させるときはディスプレイの右側にNFCが有るようなのでこう言うようにタッチさせます。

結構すんなり簡単に接続完了!拍子抜けするほど。

接続スピードもZ1と変わりません。

 

実際に構えて取った感じはこんな感じです。

結構プレビューが予想通り大きく楽しいです。

実際のQX10で映したプレビューのスクリーンショットを撮りました。

こんな感じになります。

明らかにスマホ(Z1)でプレビューするより大画面で確認できるので楽しいです!

 

QX10で撮るときの良さはうちの犬にあったローアングルで無理なく撮影できることです。

たとえばこんな感じとか。

普通どうしても上から目線になってしまうのが防げます。

またこういった感じとか。

自分の側面に居るのをうまく撮ることができます。

QX10の写真はQX10自体の性能になりますので、普通に下記のような写真が撮れる光学ズームが付いていることも良い所です。

ただし、実際には外に出歩くときに、また頻繁に写真を撮るときにKALOSを持ち歩くことはそんなに多く無いかもしれません。

うちの場合はうちのワンコを家の中で撮る場合に、結構スマホよりプレビューが大きく綺麗な画面でできるので重宝しそうなのです。

 

■ゲームを試す

実はタブレットであんまりゲームをやったことが無くて、主にiPhoneとかスマホでゲームをしてきたわけです(そういう関係の仕事だったこともあり)。なのでタブレットでゲームをした方がいい物が増えてきていることは分かっていたのですが(Clash of Clansとか)、今回改めて試して見て新鮮に見ることができました。

 

まずはスマホカジュアルゲームの定番パズルの「Pet Rescue Saga」。あの「Candy Crush」King.comの作品ですね。普段はiPhone等スマホでやっていたので、あれをタブレットでやるとどうだろう? こんな感じになります。

ちゃんとタブレットのランドスケープとポートレートに合わせた作りに可変するようになっているのですね、さすがKing.com。抜かりが無いです。

こういったゲームに関しては、ほとんど個人で黙々と暇時間にやる物でしょうから、あんまりタブレットらしさはないですね。タブレットで良いのは周りの人がのぞき込み安いって事でしょうか。まあカップルでやっているときとか、家族とお父さんと子供とかですかね。

あと驚きだったのがゲームするときの音がKALOSはいいです。

 

これだとあんまりなので、2Dゲームでもっと広い画面がおもしろそうな物はないかと探して、なつかしの「Sonic the Hedgehog」を選んでみました。これ、むかーしむかし結構テレビでやってたんですよね。コントローラが無いとやりにくそうですが、おそらく、バーチャルコントローラが画面中にあるのだろうなと。そうなるとやっぱり画面が大きい方が良いだろうなと。また、基本的に横スクロール展開なので、タブレットをランドスケープにしたときに広々としてやりやすいだろうなと。

結果は予想通りになりました。下記がXperia Z1(5インチ)とKALOSパッケージ(10インチ)で同じSonicのステージを表示させたところです。

 

 

Z1の場合横幅が小さすぎるのと、全体的に縮小表示なので、バーチャルコントローラに指を置くと、時々、ソニックが指で隠れてしまったりしてあんまり快適に楽しくプレイできません。また、こじんまりしてるので、横スクロースをスピーディーに動く爽快さは劣ります。

それに対しKALOSの方は、コントローラに親指おいても全くゲーム画面を邪魔することはありませんし、横スクロールでソニックのスピードが出ると非常に爽快です。

あとはこれは副次的な物とは思いますが、Z1でソニックの音楽が流れると、Z1ではビビったような不快なかんじなのですが、KALOSの方は内蔵のスピーカーで結構良い音が出ます。スマホでやるときはヘッドホンつけるのでしょうね、普通。ただ、家でヘッドホンしないで音出しながらゲームやりたいときもあるじゃないですか。そういうときにはKALOSみたいなタブレットがいいですね。

ちなみにZ1の方はあんまり細かい操作できないので、KALOSの方が良い得点になりました><

 

これだけだとKALOSのゲームでの良さが伝わらないと思い、内蔵の「nVidia TEGRAZONE」のゲームの中から、Tegra4が生きそうな3D系のゲームをやってみることにして、おすすめしてある「Dead Trigger2」というゾンビを撃ちまくって殺して進んでいくという、いかにもな、3Dゲームを選んでみました。いわゆるFPSというか1人称視点で進むゲームですね。

下記スクリーンショットになります。

 

じつはあんまりゲーム機でもこれ系の3Dばりばりのゲームってあんまりやったことが無いのですが、こうやって改めてやってみると、音も映像も本格的で迫力有りますね。結構、3Dの本格的ゲームも楽しいんだって事が分かって結構新鮮な発見でした。

ただ、私の操作が悪いせいか、3Dで動く視点がうまくコントロールできず、ぐるぐるめまぐるしく回ってしまって酔ってしまいました><

本格的なゲームになると、音やSEも凝ってるので、Soundモードを「Movie」にしてやると、凄く迫力ある画面に没頭するような良い効果音になります。

 

まとめると、

最近は3Dのみならず2D系でも、スマートホンやタブレット向けに、本格的なゲームがどんどん投入されてきているので、そういったゲームは実際、スマホよりもタブレットの方が最適な事は間違い無いでしょう。本格的ゲームになればなるほどKALOSの良さが生きます。

特にスマホでやるようなゲームもKALOSで問題無くできるので、逆の問題は全くありません。

また、特に横スクロール系のゲームとかだと、KALOSのようなランドスケープにしたときに横幅が大きな画面の方が間違い無く操作しやすく楽しくなります。

また、さすがTegra4を乗せているだけ有って(Tegra4はnVIDIA自信はそれを使ったポータブルゲーム機出しますからね)、本格的、PSやXBOX系のゲームなんかも楽々動かせてしまうKALOSは結構凄いです。結構ポリゴン数の多いゲームも楽々とストレス無く遊ぶことができます。こういったゲームは画面が大きい方が有利ですしね。

あとは音やSEに凝ったゲームを遊ぶときにKALOSのサウンド設定を「Movie」モードにして内蔵スピーカーから音を出して遊ぶと非常に臨場感があって楽しいです。

そういった意味では結構ゲームもする人にはKALOSはおすすめなタブレットではあります。

「ゲームも」って書いたのは、ゲームだと常識的にiOSの方が多いので、単純にゲームだけやりたいのだったらiPad Airの方がいいわけですが、色々な理由でAndroidタブレットの方が良かったり、使いたかったしていて、なおかつゲームがすきな人には勧められるタブレットだと思うのです。

 

■Naviとして試す

本日犬を散歩に連れて行くために、稲毛海浜公園までドライブしましたので、その際にせっかくなのでKALOSを車のNaviとして使ったらどんな感じだろうかやってみました。

条件としては下記のようになります。

  • KALOSはXperia Z1のDocomo LTEによるテザリングで通信
  • GPSをOnにしてGoogle Mapにてナビゲーションする

当初Naviを開始したときには、Z1とKALOSを省電力のためにいつものBluetoothテザリングでやっていたのですが、何故かうまくKALOSのGPSが現在位置をスムースにトレースしてくれませんでした。

なので途中で停車して、テザリングをBluetoothからWiFiテザリング方式に変えてみたところ、スムースにGPSが現在位置をトレースしてくれるようになりました。原因は定かではありませんし、たまたまかもしれないので、一応参考程度の情報です。

下記がNaviの走行中の画面で、昼間の物と、夕方〜夜のものになります。

KALOSの車Naviとしての感想は、

  • かなり適切に現在位置を捕捉してくれるので、全体としては、問題無くNaviの機能を果たす頃ができた。
  • 写真でごらんの通り、かなり広い範囲の地図を表示できるので、少し先までの状況とルートを見ることができて凄く便利。
  • 以前、「衛星チェッカー」アプリでGPSの衛星捕捉数をテストしたときにKALOSが2個しか衛星を捕捉してなかったというをレポートしましたが(Z1は22個捕捉していた)、それのせいか、度々ナビゲーション中に、GPSの電波を失ったというナレーションでのアラートが出ました。一度捕捉して順調にいくとかなり正確に位置を捕捉するのですが、失う回数が少しおおすぎるかなあという感想と、特にNavi開始時の現在位置までの捕捉に時間がかかりすぎるという感じがしました。

車にKALOSを持ち込む事は、渋滞時に同乗者が暇つぶしにビデオや映画を見たりすることにも使えますので、Naviだけでなく結構色々な使い道があるなあと感じています。

カーNaviとして使用した感想のまとめとしては、

  • 十分車のナビとして使用することができるのでそういった用途にもKALOSは最適。
  • NaviはGoogle Mapでも十分。しかし他のアプリでもっといい物があるかもしれない。
  • KALOSの画面の大きさと解像度の良さはMapを表示するときの視認性の高さにつながるので、使い勝手を増し、運転の安全性にも寄与すると思う。

です。

昔、専用ナビを使ってた頃の荒い画面とフォント表示を考えると、無料のGoogleマップにてこのような繊細で綺麗な地図と標識にてナビが見れるのは、時代の進化を深く感じますw

 

■動画視聴(単体編)

KALOSは高精細なIGZO液晶とマルチメディアに強いTegra4プロセッサ、ヴァーチャルサラウンド等を載せているタブレットなので、動画視聴というのも一つの特徴になるかと思います。

KALOSで動画視聴する場合は、まずはKALOS単体で動画視聴するというケースと、KALOSはAndroid4.2以上ですからMiracast機能がありますので、Miracastによってリビングのテレビに映し出すというケースが有るでしょう。

今回はKALOS本体の良さのわかる単体で使ったケースを試して見ました。特に今回は、各種タブレットやスマホ用の動画配信サービスが充実してきているので、そのうちで、一番Androidにとって身近なGoogle Playからのレンタルという形で「藁の盾」という新しめの邦画を視聴してみました。

条件は、

  • KALOSからGoogle Playにおいて動画をレンタル
  • 一応動画をダウンロードしてからプレイするモードがあるようなので、そちらを選択。ダウンロード後に再生
  • 旅行中の飛行機や新幹線等を意識して、充電をせずに視聴
  • タイトルは邦画「藁の盾」
  • 時間は125分
  • 画質はHDモード
  • バッテリは100%充電状態から開始
  • 音声は内蔵デュアルスピーカーで、モードをムービーモードにして再生

となります。

感想と結果に関しては下記のようになります。(フォトアルバムの容量が一杯なのと、著作権も問題があるので特に写真なしでレビューします)

  • Playムービーアプリの場合、動画をダウンロードして再生する場合は、内蔵ディスク領域に保存されるので、HDだと3GB以上必要なので、空き容量を注意する必要がある。(レンタルでなく購入の場合はSDカードに移動できるのかは未確認です。)
  • HDモードの場合、普通に再生するとKALOSの画面比率と映画の比率が違う為か、上下に黒い帯が出た状態で再生される。(これは、右上のメニューから「強制フルスクリーン??」的なモードに移行できるのですが、無理矢理上下に引き延ばす形になるので、映像のシャープさが欠けます。)
  • なんの問題も無く、かなり綺麗な動画再生が終始行われ、視聴的にはなんの問題も感じませんでした。
  • 内蔵デュアルスピーカーのMovieモードは結構迫力有ります。特に爆発音とか物の落ちる音とかかなりりあるですね。
  • 動画再生125分終わったところで、最初100%だったバッテリは、75%まで消費しました。まあまあでは無いでしょうか。もう一本見たらバッテリ半分くらいなのでしょうか(ちなみにパワーモードはMax Performanceでやりました)。
  • 本体が熱くなるとかそういうことは一切ありませんでした。

おそらくKALOS単体で映画やドラマを見る状況っていうのは、ヘッドホンをして視聴することがほとんどなのでは無いでしょうか? 公共の移動中とか空き時間で外にいるときですかね。

そういう意味では内蔵デュアルスピーカーの出番って言うのはそんなに多くは無いかもしれません。しかし、おそらくリビングの大型液晶テレビ等の無い状況で、複数人(別に一人でもいいですが)動画を音を出しながら一緒に視聴するっていう状況も全く無いわけでは無いでしょう。

そんなときには、ヴァーチャルサラウンド機能の入っているKALOSは迫力ある映画視聴シーンを演出してくれると思います

また、何度も繰り返しになりますが、IGZOの高精細液晶は映画をみるにも全く適しているきれいな液晶とおもいますので、たとえヘッドホン状態だとしても、旅先とか旅行中、ドライブ渋滞中の暇つぶしとかに映画やドラマをKALOSで視聴するのは、ゲームとともにKALOSの使い方として王道の中の一つなのでは無いかと思いました。

 

 ■電子書籍編

今までiPadが仕事用に色々使う事があった物で、iPadで電子書籍を見ると言うことがありませんでした。なので電子書籍に関してはiPhoneで見ていましたし、それはそれでも、ベトナムに駐在していたので日本の書籍が読めると言うことはありがたかった物です。帰国してからもずっとXperia Z1で電子書籍を読んでいました。 

ということで、いままでは単純に文庫サイズ並の書籍で文字だけの物をほとんど読んでいたので、そんなにスマホでも問題を感じなかったのですが、今回KALOSが届いたということで、特に漫画や雑誌・写真集などの電子書籍は楽しめるのかを試してみました。

まずは通常の書籍に関して

通常の文字主体の文庫サイズ程度や新書程度なら特に10インチのタブレットは必要無いだろうと思っていたのですが、実際にKALOSで読んでみると文字も大きくくっきりでスマホの時より読みやすいと言うことが分かりました。特に、小説以外の技術書とか、PDFの書籍的な資料を見るときには完全にKALOSで読む用が読みやすいです。

次に雑誌に関して

雑誌に関してはスマホで読むのは現実的では無いので今まではほとんど試したことがありません。

今回、SONYのReaderアプリから「おとなの週末」を購入して読んでみました。(現在の職場が築地に近く、丁度、築地特集をやっていたからです!)

下記ランドスケープにして両面開きにしたところのスクリーンショットです(JPEG変換でサイズ落とすために色数削ってます。雰囲気だけ)

結論から言うと凄く読みやすく、全く問題ありません。特に両開きでも細かい字の所まで普通に読めるのはびっくりしました。液晶が高精細であるためだと思います。これをポートレートモードにするともっと拡大されますのでもっと読みやすくなります。特に雑誌の場合は両開きで意味がある場合も多いので、そういう場合はランドスケープモードでも細かい字まで読めるKALOSは優秀だと思います。特に綺麗な写真の多い雑誌はおすすめです。他にも写真集とか。

一つだけ難があるところを言えば、アプリの特性なのかもしれませんが、めくった後に、ページがレンダリングされるのが少しだけワンテンポ遅れます。その辺のレンダリングがもっとはやければなあと。

漫画

漫画も今ではスマホで読むと結構拡大しないときついことが多かったのでほとんど読んでませんでした。

今回KALOSでKindleから「孤高のグルメ」を購入して読んでみましたが、大変読みやすく好感触です。雑誌以上にランドスケープモードでも問題無く読めるので、特に見開きに大きくレイアウト取るタイプの構図の多い漫画の場合はKALOSの高精細液晶が生きます。ですが、ほとんどの漫画の場合は、ポートレートモードでも問題ないかなとはおもいますので、その場合は、結構大きく表示されますから間違い無く読みやすいです。(最近すこーしずつ、老眼が入ってきたので、スマホの細かいのを読むときはめがねを外す事が多かったのですが、タブレットで漫画を読むとそういった心配ありません)

まとめると、KALOSの場合、電子書籍には大変向いてると思います。特に色数が多く写真は細かい図の多い書籍、雑誌、漫画、写真集等を読むときにはその真価を発揮すると思います。

 

■年賀状作成編(番外)

番外になりますが、年賀状をKALOSで作成してみました。

最近、スマホで年賀状を簡単に作成して送付までしてくれるサービスが出てきました。私は新しもの好きでもありますので、それを今年は試そうと思っていたのですが、丁度良い所にKALOSが手に入ったので、それをKALOSでやってみようと思ったのです。というのも、スマホで操作できると言うことは、タブレットでやればもっと操作しやすくなるでしょうし、そもそも、年賀状のテンプレートとかどの写真を使うか等、妻とワイワイ話し合いながら選んで作るときに、10インチのタブレットは良いツールなのでは無いかと思ったからです。

というわけで、本日はカフェに出向いて、妻と一緒に「スマホで年賀状2014」というアプリを使って今年の年賀状を作ってみました。

下記サンプルになります。

簡単なステップで年賀状を作れるので、最大のポイントはどの写真にするかとか、どのテンプレート使うかどうかと言うところがほとんどの作業になるわけです。そこで妻とワイワイああだこうだ言いながらやる必要があるわけですが、10インチくらいのタブレットだとそういった作業がやりやすいです。

KALOSは10インチの大きさのディスプレイを持っているので、少人数(2〜3人)でワイワイ言いながらタブレットを囲んで一緒に何かをする、というシチュエーションにはぴったりのデバイスだと思います。

 

■Miracastで液晶TVとの連携編

当初の予定どおり、Android4.2からはMiracastでスマホやタブレットの画面をWifi経由でHDMIにミラリングできるようになったり、アプリが対応してれば、動画や音楽等をTVにストリーミングすることができます(Apple TVの様なものと言うことですね)。KALOSは当然Miracast機能がありますので、是非、この機能を使ってみようとの事でした。

まずはTV側でMiracastの情報を受け取るデバイスとして、NetgearのPush2TVを選びました。

これは、Amazonで一番購入レビュー数が多かったのと値段がほどほどでしたので、まあ、これだと言う感じでラフに選んだ物です。レビューにはなかなか接続しないとの事も書かれていましたので、もしかするとKALOSとの相性あるかなあと思いながら設置接続してみました。

 

接続は簡単で、Push2TVをTVでHDMIケーブルで接続して電源を入れてスタンバイ状態にします。

その後、Push2TVは待ち受け状態になるので、KALOSの方で「設定」から「ワイアレスディスプレイ」を選択します。軽く周りのネットワークを検索した後に「Push2TV」がディスプレイのリストに現れるので、それが「接続準備完了」になったらそれをタップすると、自動的につなぎに言って接続します。(途中アラート画面でWPSボタンを押してとか出ますが、無視してそのままにしておくと接続されます)

 

接続後はそのまま設定画面がミラリングされてTVに映った状態になります。

(テレビの上の変な飾りは無視して><)

 

ここでそのままアルバムを立ち上げて写真を大画面でみんなでワイワイ言いながら楽しんだり、Youtubeアプリを立ち上げて全画面表示にすると普段見ているYoutubeが大型TVに映し出され、結構迫力あって楽しむ事ができます。

 

また、ブラウザを立ち上げて、大きな画面でウェブを見ることもできます。ただしこの場合は、Bluetoothキーボードやマウスをつけるとリビングでも操作しやすいと思います。それが無いと、結局操作のためにタブレットの画面を見ることになるので。。

 

ただし、ここまでは単にタブレット画面のミラリングです。

アプリにもよりますが、たとえばGoogle PlayムービーアプリなどでPlayから映画等をレンタルしたり購入したりして再生すると、単に画面のミラリングでは無く、映像をストリーミングして映像と音自体はTVだけに再生され、KALOSの方は操作系があるだけになります(タイムシームバーと再生・停止ボタン)

 

 

実際に今日は、公開されたときにはまだベトナムにいたので見ることのできなかった「パシフィックリム」をPlayストアからHDレンタルして見てみました。500円でした。方式としては最初はダウンロードしてから、その後は、ストリーミングしながらです。実はこれが結構いろんな事がありました。

 

まず、Push2TVの最初の購入状態ではファームウェアが少し古いらしく、AndroidのMiracastを想定した調整がなされてないらしく、Playムービーアプリの様なHDMIのストリーミングだといろんな問題が起きて、まともにムービーを見ることができませんでした。

 

具体的には、KALOSから「パシフィックリム」の再生で、最初の30分で4回もフリーズしてしまいました。画面が全く止まって音だけ進んだり、音もプチプチになったり。しかも、そういう状態になるとタブレット自体が非常に操作が重くなり、Miracastを何とか必死に止めると少しは軽くなるのですが、ずっとタブレットが重い状態になり、最終的には再起動しないと状態は直りませんでした。再起動後はしばらくは再生は問題ないのですが、またしばらくすると同じような状態が続きます。こちらも、少ないストレージでムービーファイル自体をダウンロードして空きストレージが少ないのではと思い、途中からストリーミングにしてみたりしましたが、全く変わりませんでした。

 

最後にはKALOSでの視聴をあきらめて、Xperia Z1で同じムービーをMiracastしてみました。

結果としては、KALOSよりはずっとましで、それでも1回だけフリーズしました。その後は一応最後まで見ることができたのですが、途中度々音飛びとかプリフリみたいになることもあり、あんまり満足できるものでは無かったのですね。

 

この時点ではKALOSとPush2TVの相性問題とPush2TV自体の性能の問題とか、Miracast自体の熟成が足りないとか色々失望してました。また、Playムービーアプリ自体の性能が悪いのではとも思い、他の動画配信サービスを試して見ようとも考えたりしました。

 

が、その後何となく、Push2TVの説明書を見ていると、ファームウェアのアップデートの説明がありましたので、ダメ元でもと思いファームウェアのアップデートをしたところ、見事問題は解決しました! (このファームウェアのアップデート自体も結構問題満載で、詳しくは、上記の私のPush2TVのレビューをご覧ください。なかなか一般の方はアップデート難しい方も多いのではと思いました。)

 

まずはPush2TVの画面説明自体が英語から日本語に変わったのと、説明の中にAndroid4.2やMiracastの説明が加わったので、おそらく、Miracastに対する何らかの改善が行われた物と思います。

 

ファームウェアアップデート後に、再度、「パシフィックリム」をKALOSからストリーミングモードで再生したのですが、全く最後まで何の問題もプチフリさえも無く綺麗に再生できることを確認できました。問題はPush2TVの方にあったのですね。KALOSよ、疑ってごめん!

 

前に、KALOS単体でPlayムービーをレンタルで見たときには全く問題無かったのと、試しにMiracastでKALOSプリセットのサバンナ動画を流したところ全く問題無かったので、KALOSに問題無いことをどうも感じてたわけですね。結局解決して良かったと思います。

 

まとめると、KALOSからMiracastでPush2TVを使いHDムービー「パシフィックリム」を問題無く見ることができることを試すことができました。ただし、Push2TVを使う場合は、ファームウェアを最新にアップデートしてから使ってください。まともにMiracastでストリーミングできない恐れがあります。ファームウェアアップグレードをすれば、非常に快適にムービーのストリーイングができます。たとえしなくても、Youtubeの再生とかブラウザ閲覧とか写真閲覧とか単に画面ミラリングだけだったら全く購入の素の状態でも問題無いかもしれません。

 

■リモートワーク編

最後の締めくくりとしてリモートワークにKALOSを使うとどうなるかをやってみました。

私の場合IT系のエンジニアで常にMacBookProを持ち歩いてたりします。

また、会社自体が気分転換でのリモートワークに結構寛容なこともあり、時々、周りのカフェで気分転換に仕事をすることもあります。(リモートワーク管理の製品関連の仕事なので)

 

そういう意味では、常に、MacBookProを持ち歩いていたり、リモートワークが盛んだったり、少し一般の方とは状況が違うかもしれません。しかし、下記に試した部分部分に関しては、他の方々でもやってみることができる、既にやっていることもあるのかもしれません。

 

また、私のKALOSのリモートワークでの位置づけは、常にMacBookProを持ち歩いている可能性が高いという事もありますが、いざ持ち歩いていない場合の緊急補助用と、また持ち歩かなくっても良い状況というのを増やせないか?という視点でレビューしてます。MacBookPro Retina13インチは重い方ではありませんが、それでもそれを持たずに、KALOSだけを持ち歩く方が楽なので。

 

まずは、KALOSでカフェとかでリモートワークみたいな事をするときにあると便利なのがキーボードとマウスです。最初にキーボードに関してはお気に入りのこれを使うつもりでいました。

これはWindowsタブレットを持ち歩いていたときも、常に相棒で、2つ折りに小さくたためることができるので非常に便利です。まずはこれが使えないといけません。

 

ところが残念な事に、何故かKALOSとこれを接続することができませんでした。

理由は分かりません。これは結構ショックでした。

なので代わりにAppleのワイアレスキーボードを使う事にしました。

こちらの方は何の問題も無くさっくりと認識されました。

リュウドが使えないのは痛いです。Appleのキーボードを常に持ち歩くのは拷問です。

またリュウドに変わる折りたたみのキーボードを探さなければいけません。しかもUSキーで。。

 

マウスの方はこれを使いました。問題無くさくっとBluetoothで認識されました。

基本的にこれらキーボードとマウスを使い、KALOSをスタンドに置くと、ほとんど今はやりのWinたぶれっとの様な半ばノートPCの様な感じになります。

基本的にIMEはAtokを使っていますが、日本語・英語の切り替えはこのキーボードの場合、「Option(Alt)+Space」になります。

Macみたいにコマンドキー+何かのキーみたいなのはほとんどMacのコンテキストでは使えません。たとえば、コマンド+Cでコピーと思うと、コンタクトが立ち上がります。

アプリを起動した後にホームに戻るときには「Esc」を押すと大抵ホームに戻りますし、マウスでホームボタンをクリックでも問題無いです。

 

また、マウスに関しては普通にEdgeマウスのタッチスクロールがKALOSにも通じます。

また右クリックも生きていて、使うとメニューが出たりします。

 

私の仕事は、運用中のサーバの管理等もありますので、現在の会社では色々な警告や状態が度々、「HipChat」というチャットシステムに投げられます。これに即時に反応することが必要なのですが、幸い、Androidにも「HipChat」がありますのでそれを入れてます。現在はBetaバージョンのアプリの方を入れていて、設定で常にリアルタイムに通知を受け取る設定ができます。

これがあるので、カフェ等で普通にKALOSしかなくっても、何か異常があるとすぐに反応することができます。

 

また、同僚等の会話にはSkypeを使っています。

これもAndroidにはアプリがありますので、問題無く同僚とカフェからコラボが可能です。

SkypeアプリはiOSの方もそうですが、少し重すぎますね。。それがちょっと気になります。

あとは単純に社内のWebツールとか送られてくるOffice系のドキュメントを処理するときは内蔵のChromeやプリインストールのKingSoftのアプリで全く問題ありません。下記は、Google DriveのエクセルファイルをKingSoftで開いた所です。

ほとんど大きな問題は私くらいのレベルの用途だとありませんし、マウスがあると非常に便利になります。おそらく複雑なOffice文書の再生度とか凝ったプレゼンを作るとかは厳しいかもしれませんが(ソフトウェア互換的に)。

あとは私の仕事だと、ターミナルエミュレータを使ってサーバにログインして作業したり、プログラムを書いたり、簡単に緊急修正しなければならないこともあるのですが、そういった場合もAndroidには良いターミナルエミュレータアプリがたくさんあります。私は、「JuiceSSH」と言う物を使っています。

これで作業するのはほとんどMacのiTermで作業するのとそう大きなディスアドバンテージはありません。普通の作業であれば全くこなすことができるし、キーボード的にも、シェルのタブ補完とかエスケープ、コントロールキー等、全く問題無く操作できます。

もちろんVimを使ってコードをいじるのも全く苦はないので、たとえばいつもリモートホストが開発環境になっていて、Vim等でコードを書いていて、いつでもターミナルエミュレータさえあればコードが書ける人はKALOSさえあれば、思いノートPC持って行かなくってもそのままプログラムを書くことができるでしょう。

KALOSの画面は非常に高精細で広いので、Vimだったら画面を何分割もして効率的に作業することができます。まあ、IDE使うよ、ってひとはどうしようもないですが。。

あとは、KALOSのAndroid環境だけではさすがに仕事がこなせない場合、Androidには便利なMacやPCへのリモートアクセスソフトがたくさんあります。私はほとんど補助、緊急用なので、TeamViewerアプリを使います。下記がKALOSから自宅のMacBookProにアクセスしたときの物です。

条件としては、MacBookPro Retina13インチで、解像度は、1650×1050にいつも設定してあります。

回線はDocomo Wifiでカフェから自宅の光固定回線のMacにアクセスです。

 

デフォルトのTeamViewerアプリでは2650×1600の超高解像度で表示使用とします。かなりUIと文字は小さくなるのですが、実はKALOSの液晶が高解像度なので、問題無く読み書きすることができるし、細かいUIでもマウスを使えば操作できてし舞います。

 

TeamViewerアプリの方で強制的にMacの解像度に変更できますが、その場合、KALOSの表示領域の中で小さく黒枠付きで表示されてしまうので、どちらがいいかは好み。

 

注意することとしてはKALOSの高解像度で表示した後は、Macの方の解像度も通常デフォルトでは設定できない高解像度で設定されるので、後でMacの方でコントロールパネルからもとに戻してやる必要があります。

 

また、デフォルトでは壁紙を削除するアプリ設定になっているので、そのチェックをはずさないと、実際に表示しているMacのデスクトップの壁紙が単色の青い物になってしまいます。壁紙も後で戻してやる必要があるので、それを避けるには、壁紙を削除のチェックボックスのチェックを外すと言うのがあります。しかしそうするとおそらく通信量は増えるものと思われるので、回線の太さと快適さとで自分で調整すると良いと思います。

 

TeamViewerアプリでは普通にMSマウスの右クリックは反応します。タッチ操作だとタップ長押しなのですが、ここはマウスを使うと普通にマウス操作できます。

 

MacのMission Controlはコントロール+上キーで呼び出し可能です。

 

MacではAtokを使っているがUSキーボードなので、日本語変換はコマンド+スペースで呼び出すのですが、TeamViewerアプリからはハードウェアキーボードのコマンドがリモートに送られない模様。コマンド+Cでコピーしようとすると、Androidの機能としてContactアプリが呼び出されてしまう。よってそういう特殊キーを送る場合はTeamViewerアプリ自体の特殊キー送信機能があるので、それを使わなければいけません。よってなるべくマウスによる操作を多様するか、英語と日本語を盛んにコマンド+スペースで切り替えるのはやめてずっとIMEを使い続けるか、切って英語で使い続けるかがおすすめです。

 

そういう意味では、普通にメモ等で日本語で打ち続ける分には何の障害も感じない。ショートカットの使用等が難しいだけですかね。

 

結論としては、閲覧やちょっとした入力くらいであれば全く問題無いと言うことです。

ちょっとOffice系で仕事をするとかの場合は、ショートカットを多用使用とするとつらい、が、なるべくマウス操作等で操作をしてやり、KALOSにキーボードとマウスをつけてやるのであれば全く問題ありませんし、PCやMacのウェブを使って業務をするとかだったらほとんど何の問題ありません。

 

自分の場合、プログラムを英語だけで書くのでそういうのはいけるかもしれません。が、ショートカット(コピペ等)はTeamViewerアプリのキー送信が必要なのでつらいのでIDEとかをTeamViewerアプリで操作するのは緊急時を除いて恒常的にはむずかしいかと。
また、iTerm等つかいターミナルでTeamViewerアプリ経由でサーバ作業をするのはタブキーが効かないので、補完が効かずにつらい。(ちなみにエディタ等の方のタブは効くのだが。。)

なので、ターミナルでSSHで作業するときはTeamViewerアプリ経由で無く、Androidのターミナルエミュレータアプリを使うのが最善です。

 

なので、自分の用途としては、なるべくはKALOS単体で仕事をするが、補完用としてTeamVieweは考えられると思いました。特にマウス主体の作業であればあまり問題無いだろうと。簡単なOffice操作とか文章書きも問題無いだろうと。だけど、そういった用途であれば、TeamViewerでリモート接続しなくてもKALOS単体でもできると思いました。

 

あと、驚いたのが、KALOSの高解像度の液晶が、Macの解像度を2650×1600に表示しても、問題無く読めて書けて操作できることで、これは感動しました。

TeamViewerアプリで感じたMacのデスクトップを2650×1600の高解像度で表示してそれでも視認性が確保できるという液晶の優秀性から、もしかしたら、何かのアプリを使って、カフェ等のリモートワーク時にMacのセカンドディスプレイにできたら結構使えるのでは無いかと感じました。これは予想もしなかった想定外の用途かもしれません。

 

自分のシナリオとしては、Macを持ってないときにHipChatに緊急対応が入ったときに、KALOSに入れたターミナルエミュレータを使って緊急対応ができそうです。また、いざとなれば、Macへのリモート接続を行いそれ経由でターミナルエミュレータ使う事で、緊急を切り抜けることができそうです。

 

 

この後も引き続きレビューをして参ります!

よろしくお願いします。

 

更新: 2013/12/29
KALOS を使うことで変わったことや解決したこと PREMIUM REVIEW

プライベートの世界がひろがり、仕事もしっかりサポートしてくれるKALOS

 ■プライベートで

KALOSのNFCに有効な使い道がありました。

「DSC-QX10」との接続でタッチで接続できるのでNFC万歳です。

これにより、家の中でうちのワンコの奇抜なアングルでの撮影が、より大きく綺麗な画面でプレビューすることができ、家の中でのワンコ撮影に拍車がかかることになりました! やっぱりプレビュー確認がスマホよりタブレットの方が楽しく撮れ方もよく分かるので大変便利です!

 

普段はほとんどゲームをやらず、やってもスマホで簡単なカジュアルゲームをやるだけの人間だったのに、KALOSを持つことで結構本格的な3Dゲームをやってみて、結構おもしろい事が分かりました。特に内蔵スピーカーでゲーム音を出したときのKALOSは本当に良い音を出すので、音や効果音の楽しいゲームをやることはおすすめです。没入感が変わってきます。 私のようにゲームは用途の主体で無いのだけれどって人が、そういった普段やらないゲームのジャンルの楽しさに目覚める、というのはKALOSならではの、懐の広い特徴なのでは無いでしょうか。

 

 

 車のナビとしても使用してみましたが、十分高精細は地図を表示できるナビとして問題無く機能することを確認しました。KALOSの液晶の高精細さは地図の見やすさにつながり、運転の安全性や見間違いの防止などの効果があると感じました。また、渋滞時の同乗者の暇つぶしエンターテインメントデバイスとしても役立つと感じました。

 

実はタブレットで映画やドラマを見る事ってほとんどありませんでした。そういうときは家のリビングで大型の液晶テレビで見るという形ですね。しかし、今回KALOSで動画視聴を試して見て、結構、空き時間や移動時間に映画をKALOSで見るという楽しみを発見しつつある私です。 特に飛行機を使う旅行の時は結構空き時間があるのですよね。いままで何故か、そういうときに映画を見ようというモチベーションは無かったのですが、最近の動画配信サービスの充実も相まって、動画をあらかじめDLして視聴もできるようになったので、ネットが無い状態でも映画は見れますから、そういった楽しみは綺麗な液晶のKALOSだと楽しめるのでは無いかと思いました。

 

今までスマホで電子書籍を読むくらいだったので、小説やちょっとした新書くらいしか読みませんでしたが、KALOSを使う事で、雑誌や漫画、写真集等を読むことに関して楽しみの幅が増えました。また、書籍とは若干ずれるかもしれませんが、技術書や解説ドキュメント等でPDFを読むこともふえましたが、KALOSはそういった物にも向いていると思います。 

 

 

今年はKALOSで年賀状も作りました。特に年賀状の写真やテンプレート選びには妻と話し合いながら進める必要があり、今回はこういった作業をカフェにてKALOSだけで気軽に行う事ができました。アプリ次第ではありましょうが、KALOSは10インチタブレットとしてこういった作業をどこでも気軽に行う事もできるのだと言うことを強く感じました。

 

 KALOSでMiracastをすると、Youtubeや写真を大きな液晶テレビとかに写すことができました。また、ネットの動画配信サービスを利用すれば、映画も家に居ながらにしてリビングでみんなと楽しむ事ができます。おそらくゲームもTV大画面で表示すると楽しいのでは無いでしょうか。PCだと結構色々大変なのですが、KALOSであればMiracastによってTVでいろんなメディアを家族みんなで共有することが可能です。

 

■ビジネスで

私自身は何かとリモートワークを外のカフェで行ったりすることが多いのですが、そういう場合には普通、いつも使っているMacBook Pro Retina13インチを持って行きます。そういった場合は、特にKALOSを使う事はあまり考えられないのですが、一つ、TeamViewerアプリでKALOSからMacにリモートアクセスしたときに、Macのデスクトップを2650×1600の超高解像度で表示して、なおかつ視認性が良い高性能な液晶であることがわかったので、まだ試してはいないのですが、KALOSをMacのセカンドディスプレイとして使うと結構カフェでの作業で有用になるのではないかと現在考えております。(カフェスペースをある程度広く占有してしまいますが。)

 

しかし、やはりKALOSが生きそうなのは、MacBook Proを持ち歩くまで無いよな、という場面でしょうか。私はIT技術者で、運用しているサービスの事も24時間いつでも気にかけないといけないのですが、そういったツールやエマージェンシー等の色々な通知、何かあった場合に緊急でサーバにリモートアクセス(SSH等、RDP等)するときに、十分使えるタブレットであることが今回分かりました。そういう意味では、今までMacBook Proを持ち歩いていた場面をKALOSに変えることで、荷物を減らして備えることができそうです

 

ただ、私自身としては、自分の手持ちのリュウドの折りたたみキーボードがKALOSと接続できなかったのが残念で、Appleのワイアレスキーボードは普段持ち歩きたくはないので、何とかKALOSとつながる折りたたみのキーボードを入手したいところです。

 

 

 

 

更新: 2013/12/29
KALOS を一言で表すキャッチコピー PREMIUM REVIEW

何でもそつなくこなすパワフルな優等生Androidタブレット

KALOSを一言で言い表すとすると、「何でもそつなくこなすパワフルな優等生タブレット」と言うことでしょうか。

 

何でもという定義は、プライベートでもビジネスでもということです。

 

プライベートではその高解像度、高精細液晶を利用してどこでも動画や綺麗な写真、ゲームを楽しむ事ができるので、ちょっとした暇つぶしや、旅行の時のお供としては最高なデバイスだと思います。

 

それだけで無く、家族の1台としてみんなで画面を共有して、ああだこうだ言いながら楽しむ事ができるし、Miracastにより画面を大型液晶テレビに映して、リビングの世界を演出することもできる力があります。特に、最近たくさん出てきている、映画やドラマのレンタル・販売サービスを利用すれば、家族でオンデマンドそういった物を簡単に楽しむ事ができます。

 

カメラもタブレットの物は大抵あんまり期待できる物では無いのですが、KALOSのカメラはかなりいい物を積んでいると思います。メモ程度の用途としても十分すぎる物なのでうまく使えば色々な楽しみがあるのでは無いでしょうか。

 

ビジネスでも、その高精細、高解像度の液晶ディスプレイが生きます。

リモートデスクトップ等で母艦であるMacやPCを映せば、普通のノートPCに負けない高精細なデスクトップを表示できるし、KALOSにBluetoothのキーボードやマウスをつければ、まさしくノートPC的な使い方で、ビジネスを緊急時に補完してくれることは頼もしい限りです。

 

ですからKALOSはどのタイプの方が使おうとしても、どれもある程度の機能を果たすことができるタブレットだと思いました。

 

自分自身は、KALOSにより電子書籍や映画、ゲーム等、今まであまり熱心で無かったエンターテイメントの幅が広がりました。また、間違い無く、現在のリビングの主役になりつつあります。同時に、ビジネスの緊急時に補完になることもわかりましたので、MacBook Proを持ち歩く機会が少しずつ減っていく事が期待でき、荷物が軽くなることを期待します。

 

これからも少しずつKALOSの使い道を模索していきたいと思っています。

 

31人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (1)

  • リンさん

    2014/02/10

    レビューお疲れ様でした。

    かなりの物量に読むのも一苦労でしたが、

    レビュー内容の充実さに脱帽しました。

    カーナビにしているのが画面綺麗ですし凄いいいですね。

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