レビューメディア「ジグソー」

ダイナマイトレビューに当選しました。

ダイナマイトレビューに当選してから、首を長くして待っていたSSDが到着しました。
とっとと組み込んでレビューを書こうと思いつつ2週間余り。ようやく、時間が取れたのでレビュー開始。

当選したSSDはIntelの80GBのモデル。Intel SSDSA2MJ080G2C1です。
春ごろまでは、Intel SSDSA2MH080G2C1だったのですが、いつの間にかモデル名が変わっています。

Intelのサイトには、型番の意味を紹介するページがあります。

http://www.intel.com/support/ssdc/hpssd/sb/CS-029624.htm

しかし、ここにも"J"の意味が書いていません。意味深です。


今回のレビューでは、「お持ちのノートPCにSSDを組み込んでください」とのことです。
レビューに申し込んだのは、「NEC PC-LL550/MG」と「NEC PC-VJ14MFD3HFL2」の2台です。





「NEC PC-LL550/MG」は、いわゆるLavie。結構大型です。「NEC PC-VJ14MFD3HFL2」は、企業向けのVersaPro J。ネットブックがはやる前に安かったので購入したものです。

まずは、「NEC PC-VJ14MFD3HFL2」から始めます。SSDに換装してから環境を移行するか、環境を移行してからSSDに換装するか。私の場合、環境の移行を先にします。バックアップも兼ねています。

環境移行に使うツールをどうするか。XPの時代はNorton Ghostを愛用していたのですが、これはDOSベースで、Vista移行のOSに対応していません。新しいものを調達すべく、Windows7にも対応しているものを探します。選んだのはアーク情報システムの「HD革命CopyDrive Ver.3 Windows7対応版」
CDで起動して環境の移行ができます。この手のツールでは、FreeDOSとかでドライバが必要だったり、ちょっと大きなドライブが出ると対応できなかったりすることも多いのですが、HD革命ではWindows PEで起動するので、Windowsが認識できるドライブは基本的に認識できるようです。

まずは環境の移行から。

SSDをノートPCに接続します。2.5インチなので、2.5inch用のHDのケースを使えばいいのですが、あいにく手元にありません。また、電源不足で動作が安定しない時もあります。今回私が使ったのは



ACアダプタからの給電なので、動作が安定しています。
PCにSSDをつないだら、環境の移行開始です。

起動画面
起動画面

HD革命 CopyDriveの製品CDから起動します。
起動画面はこんな感じ。Windowsを起動しているような画面です。

HD革命起動
HD革命起動

Windows起動後、HD革命CopyDriveのラウンチャが起動します。
ここで、HD革命CopyDriveを起動します。

CopyDrive起動
CopyDrive起動

左側にドライブが2つ見えます。1つは空のSSDでもう一つは内蔵ドライブ。
どちらも80GBのドライブです。

ドライブ選択
ドライブ選択

左側でコピー元のドライブを選択すると、右側にコピー先のドライブの選択が出ます。
今回の場合は2台しかないので左を選べば、右にはドライブは一つしか表示されません。
ドライブの選択が終わったら「スタート」をクリック。

パーティション選択
パーティション選択

すると、パーティションの表示が出ます。今回は80GBの元のドライブは3つになっています。そのうち一つはリカバリ用の領域です。ちょうど同じ容量のドライブなので、そのままの構成で移行することにして「次へ」をクリック。

チェックディスク
チェックディスク

チェックディスクをするように促されます。ここで「はい」をクリック。チェックディスクが開始されます。

チェックディスク終了
チェックディスク終了

チェックディスクが終了しました。「!?」。何かエラーが。本当は「いいえ」を選ぶべきなんでしょうけど、それまでに何もなかったことだし、と楽観的に「はい」としました。よい子はマネしてはいけません・・・。

Copy開始
Copy開始

ようやくCopyの開始です。

Copy中
Copy中

Copy中です。80GBで1時間くらいでしょうか。

Copy終了
Copy終了

Copyが終了しました。ここで再起動をすると意味がないので、「いいえ」を選びます。

すると、最初のラウンチャの画面に戻るので、ここで「終了」をクリック。Windowsごと終了します。このとき、CD-ROMを抜きましょう。


ここから本番です。HDを取り外します。まずはACアダプタとバッテリを外してPCを裏返し。
分解開始
分解開始

画面左下の部分にHDDが入っています。まずは、この部分のねじ1本を取り外します。そうするとHDDのマウンタが見えます。

マウンタ
マウンタ


マウンタには5本のねじが付いています。これをすべて取り外すとマウンタが取り外せます。
マウンタを外したら、あとはHDDを左側にずらして上に持ち上げると外れます。



組み立ては逆の順序になります。
組みあがったらPCを起動します。



HDDの環境をSSDにコピーしただけなので、起動直後にSSDの認識をしてドライバがインストールされます。インストール後は再起動を要求されますので、指示通りに再起動します。


ここまでの工程で90分くらいだったでしょうか。交換そのものよりも環境の移行のほうに時間がかかりました。HDDからSSDへのコピーの際にノートPCを使わずにデスクトップPCで2台のドライブともSATA接続すると早いかもしれません。



つづいて、「NEC PC-LL550/MG」です。環境の移行の手順はVersaProと同じなのでざっくり省略。HDDの容量が160GBなので、SSDにすると半分になります。Copyのときにパーティションの設定画面で2つ目パーティションを小さくすることで対応します。ドライブを削ってしまうと、トラブルが起きることがあるので、ドライブそのものは削りません。

HDDの交換方法は次のようになります。

まずは、PCのAC電源を外し裏返します。

裏側
裏側

HDがあるのは写真左下の部分です。

HD部
HD部

ケース左側のねじを外すとHDDのケースのふたが取り外せます。
中のドライブは、ねじ止めされていません。左側にスライドさせるとコネクタが外れて取り出せます。




ドライブは、このカバーが固定していて、ゴムで抑える感じになっています。このままゴムをはがしてSSDに貼るのもよいのですが、結構べたつきそうです。それに、制振の意味でゴムなのでしょうがSSDはちょっとの振動では壊れません。隙間を埋める暑さがあればよいと思い、ちょうど良い大きさにカットしたプチプチを入れることにします。



ふたを閉じたらねじ止めをしておしまいです。VersaProよりも簡単でした。
そして、ここで落とし穴が・・・。
最初に、何気なくHDDからSSDに環境をコピーしたのですが、再起動したら起動できません。エラーが大量に出ました。何事かと思ってよく画面を見たら、休止状態のままで環境をコピーしていました。
休止状態ではメモリの状態をHDDに覚えているのですが、コピーしてから起動してみると、あったはずのHDDがなくなっているわけなので、当たり前です。PCをシャットダウンしなくてもよいノートならではの落とし穴でしょうか。環境移行の前には、きちんとシャットダウンをしましょう。

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