したがって、比較レビューなしでいきます。
リファレンスカードにない特色としては
・静かなファン
・冷えるファン
・オーバークロック対応
あたりでしょうか。
今回はレビューがマザーとセットということもあり、組み合わせは、もちろんレビュー対象のマザー
マザー
したがって、こちらのレビュー記事もも併せてご覧ください。現在、2700K+Z77+GeForce GT560Tiとなっています。
まずは本体の写真
つやつやしててうまくとれません。リファレンスと違いファンが2つ。回転数が控えめなのか音はとっても静かです。以前のGeForceは起動時にとにかくうるさい印象だったのですが、これは最初から静か。
もちろん、GPUがフル回転するときはファンも勢いよく回ります。それでも耳障りな感じはありません。
熱を処理する部分。
ベンチマークを回すと、ちょっと熱くなりますが触れないほどではありません。触って熱いということは、GPUの熱をきちんと流しているということでしょう。
GPU-Zの表示例
起動して真っ先に思った感想は「静か」。
ケースに3つ、CPUに1つ、そしてこのカードのファンがあるわけですが、どれも静かで、どれがうるさいのかさっぱりわかりません。もちろん、音がないわけではないのですが。
なかなか効果を表現しにくいのですが、とにかく音が静かなのは良いです。GeForce GTX280のリファレンスが手元にあるのですが比較にならないくらい静かです。
Z77マザートの組み合わせですので、Lucid Virtu MVPが導入されています。
何も考えずに3DMark11でベンチをしたのですが、いくつか落とし穴が。
・マザー側からVGAを出力するとベンチが動かない
あたりまえですが、SandyBridgeはDX10までの対応なので、動作しません。
・やはりベンチを回すとうるさい
それだけ熱が出ているってことですね。ベンチが終わると静かになります。
・どうもベンチのスコアが低い?
比べていないので何ともいえませんが、標準値よりPhisiXが低くなるようです。
VGAそのものの成績は50%UPなのですが、本当なの?
そうこう言いつつ悩んでいたのですが、さっき消費電力を見るために計り直したら正常値に。
今朝、まとめてWindows Updateをかけたので、おそらくそれが改善の理由でしょう。Windows Updateがベンチマークのスコアに関係があるとは思いませんでした。
オーバークロックですが、ちょっと設定に癖があります。GPUのクロックは、Shaderのクロックが基準になっていた、Shaderのクロックの1/2よりは小さく設定できないようです。なので、下げる場合はShaderを下げてからGPUを下げます。同様に、Shaderをあげると、自動的にGPUのクロックがShaderの1/2になります。
何も設定しなくても、突然周波数が下がったりします。パワーマネージメントの影響でしょうか。奥が深いです。したがって、アイドル時には設定値よりも大幅に下がります。動作周波数を設定するというよりは、最大周波数を設定するようです。何にせよ、メーカー純正のツールで変更できることには安心感があります。
あと、気になっていたのは消費電力。VGAカード単体でははかれないのでシステム全体ですが、何もしていない起動直後の時は80~100W、ベンチがGeForceだけで動いたときで250~270W、VirtuでIntel内蔵GPUとセットで動作させたときで280Wくらいでしょうか。負荷がかかったときは思ったより電気を食う印象ですが、アイドル時は低いですね。
そして、不思議なのはベンチマーク結果。
新たに、「ゆめりあベンチ」を最高解像度で最高画質で実施します。実施した結果は
・Virtuなしで70000くらい。消費電力は全体で20W程度。
・VirtuのD modeで17000くらい。消費電力は全体で140W程度。
・Virtuのi modeで7000くらい。消費電力は全体で100W程度。
ますますわかりません。何か勘違いしているのでしょうか???
そして、OCモードを使ったテスト、その2。
性能を下げるとどれくらいベンチと性能が下がるのか?
上げるほうは不安ですが、下げるほうは壊す心配もないので一気に設定範囲で最小値にします。
3DMark11を、実行します。モードはVirtu MVP ONです。
さすがに1/3の成績になりました。詳細を確認してみます。
Physicsは平均値、グラフィックは下がっています。
その代わり消費電力も下がりました。100~140Wくらいでしょうか。システム全体で1/2くらい。
クロックを下げることでGeForceの消費電力が大幅に下がるようです。
ちょっともったいない使い方ですが、フルでまわしてもGPUの負荷が100%にならないのであれば、このような使い方をしてみるのもよいかと思います。
一方で、設定の効果がわからないベンチも。
銀河英雄伝説のベンチを実行してみたのですが、Virtu ON/OFF、GPUクロック最低、標準のいずれでも、数値に差が出ませんでした。3Dで絵を描いていても、GPUの能力をまったく使っていないようです。
次はFF14ベンチ。こちらはVirtu MVPの設定メニューにソフト名が表示されているのだが、実際に起動すると、画面が出ません。謎です。FFベンチ起動後にVirtuの設定を切り替えるのはできますが、ロゴが表示されていないし、数値に変化がないので有効になっていないものと思われます。
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