squareさん

こんばんは〜。
「孫策が生きていたら！？」というＩＦモノですが、「赤壁」で終わっているあたりが、ミソだなと思いますね。周瑜もここまでは歴史上で生きてますから。（苦笑）
一応、天下統一を果たしますが、劉備がイヤ〜なポジションにいます。
蜀ドリームチームは、恐らく、このあと、劉備が天下に名乗りを上げるドリーム小説を想像すると思われます。

この作者は孫策が大好きらしく、かなり孫策に夢を見ている人だなと思います。
同じifモノでも、「反三国志」のように怒濤のように勝ちまくるわけじゃなくて、何度も何度も苦境に立たされ、負けたりしながら、最後に勝つというまるで少年ジャ●プのような展開。（笑）

＞関羽や張飛がどんな風におとなしいのか興味深いです。
この二人は、全然、大人しくないです。演義の二人のまま。むしろ、桃園チームは任侠モノなみに柄が悪いです。劉備も普段はデスマス体で話すくせに、素になると「ベランメェ」口調に変わります。
「赤壁」で終わっているところがミソと言ったのも、演義でも、史実でも、ここまでの劉備は流浪の軍団だからです。（ちゃんと、荊州は孫呉から奪うしね）
諸葛亮が軍師になったら、やっぱり文句を言ってますし、白馬の戦いで関羽が曹操軍で戦う姿に張飛が激怒したりと、ちゃんと「三国志演義」の良い部分を取り入れてますし。
劉備が「孫呉に降ります」と言うと、当然、二人も烈火の如く怒ります。
「兄者っ！　何考えているんだーっっ！！」って感じで。（笑）
で、劉備が。

「今はまだ時ではありません」

と、言うように……まぁ、何というか腹にいろんなモノをためてます。（笑）
孫呉にとりあえず降って、我らは益州でも行きましょうか。。。となります。
「蜀」を取って、そこから天下へ……と言う含みを持って物語は終わります。
劉備も孫呉と手を組んだり、曹操と手を組んだりと、あっちへ行ったりこっちへ行ったりしてますし。
かなり少年マンガっぽい話ですが、それなりにおもしろかったです。（それなりにね）

そうすると劉備には鉄面皮と侠客の2面性があるんですね。で関羽、張飛は侠客の劉備の配下だけど鉄面皮の下は理解できてないって感じでしょうか。

＞そうすると劉備には鉄面皮と侠客の2面性があるんですね。

そうなりますね。二重人格じゃね？と思えるくらい、二つの面がコロコロ変わります。かと言って、根っからの悪人でもなくて、義兄弟たちや民に対する情愛も持ち合わせてます。
でも、黒い性格なのは諸葛亮の方です。（笑）
さすがの劉備も諸葛亮のやり方に時々、憤ったりします。
「若造に舐められてたまるか！」みたいなことを言ったりしますし。
諸葛亮も「劉備の軍師なら、出世できるけど、他に行ったらその他大勢で出番がない」と思っているし。



＞関羽、張飛は侠客の劉備の配下だけど鉄面皮の下は理解できてないって感じでしょうか。

理解できないけど、さすがは中山靖王劉勝の末孫だけあって、兄者は俺たちとは違うんだ。
と、尊敬している感じですね。劉備絶対なのは変わりません。何だかんだと言って、お人好しな性格だし。
純粋な蜀ファン（桃園チームファン）はどうかわかりませんが、この物語の蜀チームは私は好きですよ。
物語自体が少年マンガですから、単純でわかりやすい設定になっています。
むしろ、筋肉バ……ゲフンゲフン……。