それほど、綾辻さんの作品の切れ味は鋭いです。
読んでいる途中で、誰が犯人なのかと言うのは分かったんですけど、エピソードで語られる「真犯人」に、ふおおおおと、叫んでしまいました。
解説では「繰り」の亜種だと解説されてましたが、僕はどちらかと言うと「捩れ」の方がしっくり来ました。
真犯人の気持ちがじりじりと捩じられているのが、余計に悲しくさせます。
真犯人の立場でこの事件に立ち会っていたとしたら──。
という事で、二回程読みました(笑)
つまり、一粒で二度美味しいって奴です。
そして、とても悲しい気持ちになりましたorz
一回読むほうがきっと面白さだけを純粋に楽しめたはず。
という事で、深読みしたい人は是非チャレンジ!
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購入金額
660円
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購入日
2008年02月頃
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購入場所
遠くの本屋さん
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