レビューメディア「ジグソー」

結局Wi-Fiは使わなかった

当初はSocket939のAthlon 64 X2で構成する予定だったメインPCでしたが、移行が遅れた結果Socket939はフェードアウトしていき、Socket AM2に世代交代してしまっていたため、急遽入手したのがこのマザーボードでした。

もともとこれより前に、格安だったASUS製のM2N-E SLIというSocket AM2ではローエンドクラスとなるマザーボードは持っていたのですが、これはPhenomシリーズに対応できないという情報が流れていたため、アップグレードパスがないマザーボードを平均して3年は使うメインPC用に据えるのは少々厳しいかと考えたのです。

PCI Expressスロットはビデオカード以外で使うつもりはありませんでしたので、本当は下位モデルのM2N-SLI Deluxeの方が欲しかったのですが、この時期に格安品を見つけることが出来なかったのです。私の場合はPCIスロット用のオーディオインターフェースを使う(それも可能であれば複数)ことを想定していますので、PCI ExpressスロットよりはPCIスロットが多い方が有り難いのです。

組み立て当初はCPUにAthlon 64 X2 5200+ (Windsor)を組み合わせていて、後にAthlon 64 X2 6400+へとアップグレードしましたが、結局当初想定していたPhenomへの載せ替えは行わないままでした。

実はPhenom X4 9850 BlackEditionを買って一度は載せてみたのですが、当時4コアを活かすような用途でPCを使っておらず、シングルスレッド性能ではAthlon 64 X2 6400+に対しての優位性が全く見られなかったため、すぐに戻してしまったのです。

このマザーボードは、nForce590 SLIを採用しているだけあり、機能的にはむしろ後継のnForce780a SLIよりも充実していて、出来にはある程度満足していました。ただ、PhenomIIのサポートが決まらず、PhenomII X4を使いたいという欲求が強くなった時点で、nForce 780a SLIを採用した、CROSSHAIR II Formulaへと移行してしまいました。

その後一時期TV接続用に使っていたのですが、エネルギー効率の悪さとシステム全体の騒音の大きさがネックとなり、この用途からは短期間で外されてしまい、それ以後お蔵入りしてしまっています。

私が完全に使わなくなった後でCPUのサポートリストにPhenomII X3 705が記載されたようですが、あまりに遅すぎました。
  • 購入金額

    9,800円

  • 購入日

    2008年04月09日

  • 購入場所

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