メーカー勤めで日々の疲れが溜まりがちな自分にとって、入浴剤は手軽なリセット装置のような存在。だからこそ「バブ史上最大の炭酸量」という触れ込みには、正直かなり期待していました。
ところが、実際に使ってみるとその期待値とは少しズレがありました。
パッケージは某エナジードリンクを彷彿とさせるビジュアルです。たぶんそっちの層を狙ったマーケティングだと思うのですが。
湯に入れた瞬間の発泡は勢いがあって、「お、これは来るかも」と思わせる迫力があります。
炭酸量は確かに多い…けれど体感は控えめ。
ただ、肝心の身体への効きという点では、自分にはそこまで響きませんでした。
もっと細かい炭酸が長く持続して、じわじわ身体が温まるイメージを想像していたのですが実際には発泡のピークが早く、温まり方も通常のバブと大差ない印象です。
「最大炭酸量」という言葉から期待した包まれるような炭酸感は感じられず、疲労感が強い日ほど、もう少し深いリラックス感が欲しかったというのが正直なところです。
温泉成分配合とのことですが、肌触りや湯ざわりの変化もそこまで強くは感じませんでした。
香りも悪くはないものの、特別な没入感を生むほどではなく、全体的に普通のバブの延長線という印象が残ります。
酸(フマル酸・酒石酸)と炭酸塩が水に溶けると、大量のCO₂ガスが発生し、泡として湯中に放出されるという仕組み。粒子の溶解速度・温度・pHで反応速度が決まり、泡のサイズはCO₂生成速度と界面張力で決まります。泡が上昇することで湯全体に対流が発生し、対流が強いほど湯の温度が均一化し、体感温度が上がるというデザイン。すごい考えられていますね。
自分が期待外れに感じた理由の一つは、泡の滞留時間が短いことだったのですが、CO₂が一気に出てしまうと、対流も短時間で終わり、温熱効果の持続が弱くなるので、温度とかにもよるかもしれないです。炭酸は高温だと早く抜けるので、お風呂の湯温度で最適なのは 38〜40℃あたりかも。
物理現象では、界面張力を低下させれば泡が細かくなるが、同時に破泡も早くなります。
この製品は「泡の勢い」を優先しているようなので、泡の持続性や湯ざわりの厚みは控えめに感じます。そのため、深い温浴感が得られにくい構造になっているのではないかと考えます。
CO₂の発生ピークが短いこともそうなのですが、温泉成分(無機塩類)が少ないのも気になります。
結果、熱保持の持続時間が短く、深部体温の上昇が弱い。
僕が感じる「思ったより効かない」という体感は、これらの理由になります。
高価格でもあるのでハードルを上げてしまっていたのですが、日々の疲れをしっかり落とし、今日は絶対に回復したいという日に使う切り札としては、正直パワー不足でした。
もちろん、炭酸の勢いを楽しむという意味では悪くないのですが、最大炭酸量というキャッチコピーが強い分、体感とのギャップが大きく感じられたのかもしれません。
期待が大きかっただけに、やや肩透かし。
普段使いの入浴剤としては十分だけれど、特別な癒しを求める人にはもう一歩という印象です。
成分分析
■炭酸水素ナトリウム(NaHCO₃)※重曹、炭酸ナトリウム ※炭酸ソーダ
これらは水中で酸(フマル酸・酒石酸)と反応し、CO₂(二酸化炭素)ガスを発生させます。
CO₂が皮膚に触れると、体は「酸素不足」と誤認し、毛細血管を拡張して血流を増やします。 温浴効果が高まり、肩こり・腰痛・疲労回復に寄与。
また、CO₂の上昇気泡が湯を撹拌し、熱が均一に伝わり体が温まりやすくなります。
弱アルカリ性なので、皮脂を柔らかくして落とす清浄作用もあります。
■フマル酸・酒石酸
炭酸塩と反応してCO₂を発生させる反応源。炭酸塩で上がりすぎたpHを中和し、肌に優しい領域に戻す。
■PEG6000(ポリエチレングリコール)
水の粘度をわずかに上げ、湯ざわりを滑らかにし、保湿性をわずかに向上。
■人参エキス(オタネニンジン)
血行促進作用、皮膚の代謝を助ける
■ブドウ糖・グリシン
溶解性の改善、香りの保持、pH緩衝作用
■ミリスチン酸イソプロピル(エモリエント)
皮膚表面に薄い油膜を作り、水分蒸発を抑える。肌のすべすべ感を向上。
■ショ糖脂肪酸エステル(界面活性剤)
香料や油性成分を水に分散させ、泡の形成・安定化。湯ざわりを柔らかくする。
■デキストリン(多糖類)
粘度調整、成分の均一分散、肌への刺激を緩和
■酸化マグネシウム
酸性成分の中和、発泡反応の調整
ビジュアル要素強い
視覚的なインパクトは強いものの、派手さ優先で体験価値への寄与は限定的。色や香りは雰囲気づくりの補助に留まる。
炭酸量は多いが、発泡の持続・温まりの深さ・湯ざわりの厚みは控えめで、実効性は中程度。
瞬間的な演出は得意だが、持続的な効きは弱い構造。
良好
浴槽への汚れ残りやヌメリが少なく、排水後の掃除も軽い部類に入ります。
油膜成分が控えめなので、湯垢が固着しにくいのも利点です。
ざんねん
やや割高寄りで、価格に対して得られる体感の強さが少し弱い印象です。
演出は派手でも、効きの持続や深さを重視する人には費用対効果が伸びにくいタイプです。
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購入金額
892円
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購入日
2026年01月13日
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購入場所
ホームセンター



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