
いつも以上に画像が多めなので、重かったり読み辛かったらごめんなさい。

本格的な血圧測定機能(日本の医療機器認証を取得)を装備したファーウェイ製スマートウォッチ『HUAWEI WATCH D2 ウエアラブル血圧計』です。日々の血圧測定を簡便化するために購入しました。
パッケージの内容としては、製品本体(Lサイズエアカフベルト装備)・Mサイズエアカフベルト・手首周りスケール・充電用クレードル付きUSBケーブル、さらに上の写真には写っていませんが、クイックスターターガイド等も付属しています。

血圧測定がメインだから仕方ない...?
血圧測定や心電図に特化したモデルなので、アップルウォッチのような多機能さはありません。ただ、仕様的にはそれなりに充実しているので、アプリさえ何とかなれば今よりもっと便利に使えるようになるのかも知れません。※iPhoneではアプリを追加できないらしい...
◇基本仕様

■サイズ:約48×約38×約13.3㎜(センサー部の出っ張りは含まない)
■重量:約40g(本体のみ)
■カラー:ブラック
■ケース材質:アルミニウム
■ベルト:フルオロエラストマーベルト
■ディスプレイ:約1.82インチ AMOLED
■解像度:480×408px PPI347
■センサー:
・9軸IMUセンサー(加速度センサー、ジャイロセンサー、地磁気センサー)
・光学式心拍センサー
・心電図センサー
・環境光センサー
・圧力センサー
・温度センサー
・差圧センサー
・ホールセンサー
■ボタン:
・回転式クラウン
・機能ボタン(上ボタン)
・心電図ボタン(下ボタン)
■対応OS:
・Android ver8.0以降
・iOS 13.0以降
■防水性能:IP68
■通信規格:
・NFC:対応
・Bluetooth:2.4GHz、BT5.2(BR,BLE)
■動作環境:
・使用温度:5℃~40℃
・-20℃~55℃
■充電:5V/1A ワイヤレス充電
■バッテリー持続時間:
・通常使用時・・・最大6日間
・自動血圧測定有効時・・・最大1日間
■マイク:対応
■スピーカー:対応
■付属品:
・Lサイズエアカフベルト※本体に装着済み
・Mサイズエアカフベルト
・手首周りスケール
・充電用クレードル付きUSBケーブル
・クイックスターターガイド等
■主な機能:
・血圧測定(手動測定・自動測定)
・心電図測定
・ヘルスケアチェック
・健康データ管理
・Bluetooth通話
・ワークアウトモード

今の仕様で少し残念に感じるのは、折角NFCに対応しているのに使い道がないことでしょうか。これでキャッシュレス決済もできれば良かったのですが…
カフ付きだけど意外とスリム!

デザインはアップルウォッチ似のありがちなものですが、アルミ製本体の仕上げは上々で安物感はありません。カラーはブラックですが、本体は明るめのガンメタ色です。
本製品はカフ(腕帯)を使い空気圧で加圧して脈波から血圧を測定するタイプですが、意外とスリムに仕上がっているので、パッと見は普通の時計ベルトと変わらないところが嬉しいところです。
ただ、血圧測定に対応している洒落たデザインのベルトが存在しない(エアカフ無しのものはあり)のと、メーカー直じゃないと替えベルトが購入できないところが残念なところです。(医療機器だから仕方ない?)
裏側はセンサーが並んでいますが、どれが何のセンサーなのか全く分かりません。
サイズ感は、従来使用していたモノと大差ないようです。ケース自体はほぼ同サイズですが、文字盤(画面)は従来品(2.0インチ)に対して、本製品の方がやや小さい1.82インチです。
わずがな違いですが、表示を見るとやはり一回り小さくなった感じです。一方解像度は480×408で以前のものよりも高画質で鮮明ですが、細かい表示のウォッチフェイスを選択すると正直なところ細か過ぎて老眼の身にはかなり辛いです^_^;

■ウォッチフェイス
ウォッチフェイスについては、本体には予め約20種類のウォッチフェイスが保存されているようで、これらはいつでも適用可能です。他のウォッチフェイスは『ウォッチ文字盤ストア』からインストールする仕組みです。
ウォッチフェイス自体は本製品専用ではなく、同社製の他機種用のものが共用できるようなので、かなりの数のウォッチフェイスが適用可能です。
ただし、良さげなモノは大抵有料なので個別に購入するか、サブスク契約をして会員になれば好きなウォッチフェイスを好きなだけ使えるようになります。私の場合、今までの経験からウォッチフェイスを変更することは滅多にないと思われるので、今後もサブスク契約はしないと思います。
20年前だったらウォッチフェイスを自作して公開するといった楽しみ方ができたと思いますが、さすがに今はもうそんな元気はないです^_^;
Huawei Theme Studioの編集画面
でも、ちょっと気になるなぁ...w
気軽に血圧が測れてバッテリーも意外と長持ち!

■装着
付属のスケールを使って腕の長さを測り、それに合ったサイズのベルト(LとM)とチョイスして設定するといつも同じ条件で測定できます。ただ、締め付け具合が自分の好みに合っているかどうかは人それぞれだと思いますが、緩すぎると測定エラーが出るようなので注意が必要です。
私の場合、スケールでは「14」でしたが、実際に装着するとキツ過ぎたので、最終的に「15」で落ち着いています。
使用する前に、まずは充電をした方が良さそうですね。出荷時は満タンだったかも知れませんが、開梱時は「55%」になっていました。充電方式はワイヤレス充電で、付属の『充電用クレードル付きUSBケーブル』をスマホ等の充電器に挿し、クレードルに本製品のセンサー部分を乗せれば、勝手に充電が開始されます。
ゼロからの充電時間は不明ですが、充電時間はかなり早いと感じました。40%台からだと一時間かからずにほぼ満タンになると思います。私の場合バッテリーの残量が30~40%台半ばになったら充電しているのですが、お風呂タイムに充電して出たころには80%くらいになっていますので、満充電になるまで待ってから装着して寝るという感じで落ち着いています。
装着感は特に違和感もなく普通ですが、カフ付きベルトの構造上通気性がイマイチなので、夏場は汗でベタベタになるかも知れません。
ボタンの配置やクリック感などは丁度よく、特に不満を感じるところはありませんでした。

■スマホアプリ(HUAWEIヘルスケア)
私はiPhoneユーザーなので、本製品のデータを管理するための健康とフィットネスをサポートする総合アプリ『HUAWEIヘルスケア』(iOS版)をインストールしました。
この手の管理用アプリの画面は大体似たような感じで、あまり洗練されていないような印象ですが、データ管理用として必要な情報は十分得られるし、特に不具合もないので、これはこれで良いと思います。

■Bluetooth接続
本体との接続はスマホアプリ上から「デバイス追加」で簡単に行えます。接続は非常に安定しており、応答性も良好で測定値はリアルタイムで更新されています。血圧の測定値が追加された通知やSNSなどの通知もキチンと届きます。

■測定アプリ等の起動
本体にインストールされているアプリは基本的に上ボタンから一覧画面を開いて、そこから起動します。アイコンが分かり辛い(本製品に限った訳ではない)というのがマイナスポイントですが、血圧測定に関しては長丸形状の下ボタンから即座に起動することが出来ますし、時計表示から画面を左にスワイプしても血圧計測画面にアクセスできますので、特に不満は感じていないです。

■血圧測定
本製品のメインである『血圧測定』は、他の血圧計と同じく本製品を心臓の高さにした状態で測ります。ちょうど下図のように毎回同じポーズで測るのが最も安定していると思います。
計測には1分程度かかります。普通の手首式の血圧計と同様に加圧中は腕に圧迫感があり、多少ドクンドクンとなりますが、さほど強くないので不快な感じはしないです。
※音ありですが、ほぼ呼吸音のみです^_^;
撮影の緊張で高めになりましたw
それより特筆すべきは血圧測定中の静かさでしょうか。仕組みは分かりませんがカフにエアーが送り込まれる際に、一般的な血圧計ならブーンというポンプの音が聴こえますが、本製品はほぼ無音です。計測完了時のバイブ音がしなかったら完全に無音と言っても良いくらいです。
まぁ、ポーズを見れば測定しているのはバレバレなのですが、自動血圧モニタリングなどを実施する時は、静寂の中で測ることになるかも知れないので、静音なのは非常に助かりますね。
測定値については、別の血圧計と同時に測定していないので何とも言えませんが、印象としては従来使っていた手首式血圧計の測定値よりわずかに低く出ているような気がします。
私はプレッシャーに弱いので、血圧測定の緊張感でドーンと上がってしまうことがありますが、本製品は常に身に着けている状態のままで測ることが出来るので、多少はリラックスできているのかも知れません。。。

■心電図
心電図アプリを起動して、本体右側面の下ボタン(心電図ボタン=電極になっている)に指を当てると計測開始、そのまま30秒じっとしていると計測完了です。このところ時々脈が乱れることがあるので、記録に残せるというところにメリットを感じますが、持続的な症状ではないため今のところ異常を検知できたことがありません。
スマホアプリ上でも確認できます

■心拍数(継続的なモニタリング)
心拍数を計測する機能はスマートウォッチとしては特に珍しくない機能ですが、折角なので血圧を確認するついでに心拍数もチェックするようにしています。
本製品ではリアルタイムで心拍数を監視するモードと活動状況に合わせて測定頻度を自動調整するモードがあり、私は後者の「スマート」モードで運用しています。どんな時に心拍数がどれだけ上がったのかを事象に照らし合わせて見てみると結構面白いです。
飛びぬけて高いのは自転車で坂を上っている時です。
出勤日は決まってこの時間が最も高くなります。
ちなみに、帰りは自転車押し歩きです

■その他機能
一般的なスマートウォッチの機能として「歩数」のカウントがありますが、私が今まで使ってきた機種の中で本製品は歩数判定が渋めな方だと思います。従来のものが甘めだっただけにちょっとモチベーションが下がりますが、たぶんこちらの方が実際の歩数に近いのではないかと思います。
その他、血中酸素濃度や皮膚温、睡眠状態の定期的なモニタリングもできます。他機種でもそうですが、この辺りの機能はオマケ的なもので参考程度にしかならないと思っています。今は継続的なモニタリングを実施していますが、バッテリーの持ちを考慮して不要な機能はオフにするかも知れません。
■バッテリーの持ち
気になるバッテリーの持ちですが、朝晩2~3回ずつ血圧を測定し、血圧以外の継続的なモニタリングをオンにした状態でしばらく使っていますが、約一週間は持ちます。血圧の自動モニタリングをオンにすると1日しか持たないらしいのですが、普通に使って一週間持てば御の字です。
なお、本製品は時計表示の常時点灯に対応しています。消費電力はウォッチフェイスの常時点灯用画面のデザインによりますが、少なからず消費してしまうことを考えると、通常は消灯させて必要に応じて表示させるのがベターな気がします。
試しに常時点灯オンにしてみましたが、時間はスマホで確認する習慣が身についてしまい、本製品の画面を見る頻度が極端に低いので、現在は機能をオフにしています。
血圧を気にしている人にオススメ!
血圧計を常に携帯できるので、いつでもどこでも測定出来てとても便利ですが、私の場合、基本的には朝晩しか測らないので、無駄に消耗しているみたいで何となく勿体ない気がしなくもないです^_^;
<良いと思った点>
・意外とスリムで血圧計には見えない
・気軽に血圧測定できる
・Bluetoothの接続が切れにくい
・データの転送が速い(早い)
・通知が正確w
・バッテリーの持ちが良い
・ウォッチフェイスの種類が多い
・オマケ(体重計)が付いてきた^_^;
<イマイチに感じた点>
・ベルトの通気性が悪い
・替えのエアカフベルトの種類が少ない
・NFCが宝の持ち腐れ
・健康管理系以外に便利そうなアプリがない
・アプリストアがiOSに未対応
・ウォッチフェイスの多くが有料(高い)
ということで、血圧測定や心電図が目的なら本製品を買うメリットはありますが、価格も結構高いので、特に必要が無いという人にはあまりお薦めできない機種です。スマートウォッチをもっと便利に使いたい方や洒落たベルトで飾りたいという方は別のモデルを選んだ方が良いと思います。
なお、ウォッチ本体やエアカフベルトの耐久性などは、使い始めて一カ月程度の現在ではまだ何とも言えません。おそらく年単位で使ってみないと分からないので、何かあったら追記することにします。
勝手な要望ですが、エアカフとベルトは完全に分離できるような設計にして、純正ベルトまたは社外品ベルト+純正エアカフでキチンと血圧測定ができるようにして欲しいです。そして、できれば本製品に対応してくれると嬉しい限りです。
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購入金額
46,573円
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購入日
2025年11月頃
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購入場所
ファーウェイストア




































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