レビューメディア「ジグソー」

ハンバーグをこねる羽衣

 

料理をするときに使い捨て手袋を着けるようになってから、調理の衛生面と手肌のケアが格段に楽になりました。生肉や魚を直接触らずに済むので、自分以外の人に安心して食べてもらえるのはもちろん、後片付けの際も手袋を外せばすぐに清潔な状態に戻れるというのはコストをかけてでもメリットだと思います。

 

ニトリル手袋が定番なのですが、ふとポリエチレン手袋はどうかな、と買ってみました。
まぁ結論から言うと、ちょっとだけの作業、大量に交換するような場面では便利。

でもひっぱるとすぐ破れるし、滑りやすい気もします。

 

 

 

エステーは日本を代表する日用雑貨メーカーであり、防虫剤や芳香剤のイメージが強いですね。

家庭用手袋事業も60年以上の歴史があります。代表的ブランドは「ファミリー」や業務用「モデルローブ」で、食品調理や掃除に使うポリエチレン手袋も展開しています。

家庭用手袋という市場でいえば約 19% ぐらいのシェアを持つ主要企業です。

国内市場でトップクラスのシェアを持ち、安定したブランド力を維持しています。

世界的に使い捨て手袋市場は拡大しており、エステーは生活者向けの安心・衛生ブランドとして今後も安定的に需要を取り込む立場にあります。

 

防虫剤で有名な企業であるのだけれど、実は家庭用手袋でも国内トップクラスという点は意外で信頼感を持ちますね。

 

世界の使い捨て手袋市場は2023年に約171億ドル規模、2032年には約517億ドルへ成長予測されており、食品分野で需要が拡大しています。日本市場も2024年に約 6.3 億ドル規模、2033年には10億ドル超へ成長する見込みと言われているとか。

この中でエステーは「家庭用・食品用」の領域で強みを持ち、医療用ニトリル手袋などとは異なる生活密着型のポジションを確立しています。

 

素材のポリエチレン(PE)は、世界で最も生産量が多いプラスチック素材で、軽量・耐薬品性・耐水性に優れた合成樹脂です。食品包装やレジ袋、保存容器、パイプなど幅広い用途に使われています。

石油から精製される「ナフサ」を加熱して得られる「エチレン」を重合して作られる、

炭素と水素だけで構成されたシンプルな分子構造(化学式:(CH_2CH_2)_n)になっています。

 

食品衛生基準を満たしやすい素材のため、 安心して料理に使用できるのがメリット。
安価で大量生産が可能なので、使い捨て手袋というツールとしても優れています。
見ての通り防水性が高いので、水回り作業や洗い物にも便利です。

 

ポリエチレンは安価で軽く、衛生的に使える万能プラスチックと定義できます。

ただし耐久性やフィット感ではニトリル手袋に劣るため、用途に応じて使い分けるのが賢い選択です。

 

 

 

 

 パカっと開けたところ。ここから手袋を引っ張り出していきます。

一度に何枚も取れるのは仕方ないところ。

でも100枚をコンパクトに収納できるのは嬉しいですね。 

 

 

手袋。両手に使えば2枚を使用するので、50回分のパッケージとなる計算ですね。

 

サイズ感ですが、一般的な女性には充分なサイズです。

意外に指の長い人にも窮屈ではなく入ります。
手の大きい男性にはサイズ的には難しいかなと思います。

 

実際の使用感ですが、指が洗剤や油分に長時間触れることがないため、手荒れや乾燥を防げるのも大きなメリットです。使い捨て手袋を使わない場合は水仕事の後に指先がカサついたり、爪の周りが荒れたりしていましたが、手袋を習慣的に使うようになってからはそうした悩みがほとんどなくなりました。

 

ジェルネイルをしていても傷みづらく、見た目のケアにも役立っています。
さらに、料理に使った後は掃除など別の作業にも使い回し、最後に捨てることで効率的に活用できます。食品衛生基準を満たしている製品なので安心して調理に使えるので、衛生と手肌の保護を両立できる点が魅力です。

 

ニトリルとの違いですが、やはり耐久性やフィット感ではニトリル手袋に劣っていると感じます。
ただし、食品基準をクリアした安心感と水仕事でも手荒れ防止になるという点は変わらないので、コストを突き詰めていくと、こちらで良いという感じはします。

 

 

 

というわけで、ハンバーグ作るためのひき肉をコネコネ。

強度は申し分なく、生肉をこねるとすぐ破れるということはありません。ただ、油で滑りやすいかも。フィット感が弱いということもなく、ニトリル手袋とあまり変わらないかも。

タネをしっかり混ぜるというのも問題ないです。

 

 

 

はい、短時間で成型も完了。手も指も特にべたつかない。

耐油性も高く、肉汁や調味料で劣化も別にしないです。
実際にハンバーグを作ってみたら、思ったより快適だった。

 

比較に出されるほど、ニトリル手袋との違いは感じませんでした。

 

家庭での短時間調理のとき、少量の食材を扱うとき、手袋を頻繁に交換する前提で使うとき。
このような条件では「ニトリルの強み(耐久性・フィット感)」がそこまで必要なく、ポリエチレンでも十分満足できるのだと思います。

 

プロの厨房のような現場では一般的にはニトリルが推奨されるけれど、家庭でハンバーグを作る程度ならポリエチレンでも十分だった、というのが自分なりの結論。

 

 

更新: 2025/12/05
デザイン性と機能美

食品基準をクリアしている安心感

エステーのようなメーカー製品なら、食品衛生法に適合しているので安全に使えます。

薄くて軽いので、手袋をしている感覚が少なく、こねる動作にストレスが少なくてすみます。

更新: 2025/12/05
メンテナンス性

交換のしやすい

使い捨てで衛生的。使用後はすぐ廃棄でき、洗浄や保管の手間がない。
交換が容易で破れたり汚れたりしてもすぐに新しいものに取り替え可能。
安価なので頻繁に交換しても負担が少ない。

更新: 2025/12/05
コストパフォーマンス

コスト面も衛生面も安心

価格が安いので、途中で破れても気軽に取り替えられる。衛生的に安心。

  • 購入金額

    541円

  • 購入日

    2025年10月19日

  • 購入場所

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