VPNルーターはSynologyを使っています。
個人的には、SynologyのVPNルーターは安いのにしっかりしていて非常に優秀だと感じています。
セキュリティ機能のThreat Pventionも素晴らしいです。
他にもVPN機能は優秀だと思います。
一般的な、「SSTP VPN」「Open VPN」「L2TP」「PPTP」の他に、Synology独自のVPNの「SSL VPN」と「Web VPN」も利用可能。
中でも、Synology独自の「SSL VPN」は優秀でスループットもかなり速い。
更にスマホからワンタップでVPN接続できるアプリの提供もあります!
スマホからワンタップでVPN接続!
使い方は簡単。
①iOSかandroidで「Synology VPN Plus」アプリをダウンロードする。
②接続先、ユーザー名、パスワードを入力して「接続」を押す。
※2回目からは「接続」を押すだけでOK
これだけで、VPNに繋がっちゃいます。
その後は、リモートデスクトップなり、ファイルなどのフォルダ接続アプリを使えばOK。
家庭用ルーターの価格で、スマホVPNアプリまで提供!
やりすぎですね♪
価格が他社と変わらずにこんなことまでできるからね。
ルーター欲しいときはSynologyを選んでしまいます。
もちろんタブレットにも入れれます。
サポートも幅広く初代iPad Airにもインストールが可能!
リモートデスクトップでWindows Serverとなって使えています。
ちなみに速度も「SSL VPN」は速いです。
同じ環境で、「SSL VPN」と「SSTP VPN」の2つのVPNを有効に設定。
この状態で速度を計測しました。
「SSL VPN」は90Mbps程度。
「SSTP VPN」は45Mbps程度。
約2倍の速度差!!!
なお、VPN接続時に何も設定しないと全部のパケットがVPNを経由して接続してしまう事になります。
特定のローカルネットワークやIPアドレス範囲のトラフィックだけをVPN経由で通信させ、それ以外のインターネット通信は通常の経路(VPNを経由しない)で接続させるためには「スプリットトンネリングの設定」を有効にしてあげることで設定が可能です。
これにより、VPNによる通信速度の低下を避けつつ、必要なリソースには安全にアクセスできるため、パフォーマンスを向上させることができます
※スプリットトンネリングは全体の設定になるので、個別に行いたい場合にはクライアントPCのVPN接続のメトリックの数を「自動」→「1000」など適当に大きめにしてもOK。
SSL-VPNには「スプリットトンネリングの設定」があるのですが、SSTP-VPNにはありません。
同様のことを行うには、はクライアントPCのVPN接続の「リモート接続でデフォルトゲートウェイを使う」のチェックを外すで対応可能です。
2025/9/30 追記
SSL VPNの仮想ネットワークアダプターを見ると「データリンク速度」が「100Mbps」になっています。
『VPNでの転送速度の最大がちょうど10MB/s位なので、仮想アダプターの値を1000Mbpsとかに変更できたらもっと速くなるのでは?』と思い、カスタマーサポートに質問。
------以下、質問の回答------
弊社サポートへお問合せいただき、ありがとうございます。
VPN Client Adapter のリンクアップ速度についてのご質問として承ります。
Windows の「コントロール パネル」にて表示される VPN Client Adapter のリンクアップ速度は、アダプターの「プロパティ」>「詳細設定」の「Indicate Speed」の設定値に対応します。
お客様にてこちらの設定値を「1000」へ変更することで、表示されるリンクアップ速度を 1Gbps とすることも可能です。
ただし、VPN Client Adapter は仮想のネットワークインターフェイスであるため、「Indicate Speed」および表示されるリンクアップ速度は実際の通信速度には影響いたしません。
実際の VPN を介した通信速度は、インターネット回線の速度やクライアント/サーバーのパフォーマンスなど他の要因に依存します。
なお、Synology SSL VPN は SoftEther の機能を利用しています。「Indicate Speed」の設定に関する参考情報として、下記ページの「高度な設定項目の変更」もご覧ください。
(外部サイト) 4.3 仮想 LAN カード - SoftEther VPN プロジェクト
以上、「質問なのだけど、「Synology vpn client adapter」ですがアダプターの仕様を確認すると100Mで作成されている。これは1000Mで作ることはできませんか?」についてのご案内となります。
ご不明な点がございましたら、当チケットへの返信にてお知らせ願います。
弊社サポートをご利用いただき、ありがとうございました。
------以上、質問の回答------
ということで、変更は可能だけど仮想だから変更しても意味が無いとのこと。
それよりも、Synology SSL VPNは内部的にはSoftEtherを用いていることにビックリだった。
2段階認証で更に安心を!
昨今、ランサムウェアによる被害が酷いですね。
アサヒビールに続いて、ドンキホーテ、アスクルも食らったようですね。
■ドンキ運営会社の業務委託先がランサム被害 グループ企業の顧客情報が暗号化される
■アスクル ランサムウェア感染でシステム障害 商品の受注・出荷停止 復旧のめど立たず
そしてAIでランサムウェアウイルス作って、攻撃対象も自動化だって。
AI自動化も良い方向に使ってくれればいいのに( ´・ω・`)
■AIが攻撃スクリプトをリアルタイム自動生成するランサムウェア「PromptLock」が出現
VPNは便利な反面、セキュリティの穴を空けることには変わりません。
何かがあってからでは遅いので対策はしておいて損はありません。
でも、SynologyのVPN PLUSなら大丈夫。
VPNルーター上で2段階認証の有効化を押すだけで設定完了です。
その後に、クライアント側でスマホアプリの「Synology Secure Signin」or「Google Authenticator」をダウンロード。
VPNルーターで2段階認証有効後の初回VPN接続時に表示されるQRコードを読み込んで、二段階認証の登録完了させます。
以後はVPN接続後に6桁のコードを入力する画面になるので、スマホアプリを起動して表示されたコードを入力するだけ。
なお、万が一の電話紛失時は登録してるメールドレスに一時解除コードが飛んでくる仕組み。
iOSもandroidもOK。
もちろん、PCからのVPN接続時もOK。

FortigeteがSSL-VPN方式を2026年で辞めるということで、Xなどで盛り上がってます。
そりゃお金があればゼロトラストとかいいんでしょうがね。。。
そこまでの予算が無い場合にはやはりVPNってなります。
個人的にはSSL-VPNだからダメって事は無いと思ってる。
逆にどんなVPNであれ、ちゃんとした設定やバージョンアップなどをしてさえいれば良いと思う。
SSL-VPNにはSSL-VPNなりのメリットもあると思うもん。
-
購入金額
0円
-
購入日
2025年08月22日
-
購入場所
フリーソフト



ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。