中継や配信などでだいたい困るのが現場音声の取り扱い。

中でも、出演者音声を他のスタッフに返すにあたって、皆が皆、必ずしも

ミキサーの近場にいるわけでは無いので、屋外イベント等で騒音のレベルが激しい場合、

内容の聞き取りすら出来ない場合も多く、何らかの対策が必要。

本来ならスタジオや本線からのN-1などを返すキャッチミー等を準備したいところだが、

以前から気になっていたイヤモニでの代用を試みる。（※掛け合い等、無いのが前提）

価格はもちろん、購入の決め手になったのは、１台の送信機から複数台の受信機が

使用可能という点。

（※補足１対１の接続では同時使用が最大６セットまで、１対Ｎの接続では制限なしとの記載。）

LEKATO MS-1は、2.4GHz帯を使用したワイヤレスIEMで、これらを取り急ぎ４セット購入。

イヤホンは付属していないため、こちらも４セット別途購入。

セット内容（取扱説明書を除く）

送信機、受信機×各１、取扱説明書（英語、中国語、日本語）、3.5ｍｍミニステレオケーブル×2、

USB-Aから2又のUSB-C充電ケーブル×1、3.5ｍｍから標準への変換コネクタが1本、

別途購入したイヤホン　KOYOKOMA カナル型 耳掛け式

ステレオ／モノラル切替、遅延は12ms以下、屋外で30M、壁越しは15ｍとの記載

USB-C充電式内蔵リチウムバッテリーで約5～7時間の使用が可能

送受信機をセットで購入すると既にリンク済みなので、本来なら接続するだけで

何の問題も無くつながるが、今回は１台の送信機から４台の受信機に送る形となるため、

再度ペアリングが必要。

４台の受信機電源をすべて入れ、ペアリングボタンで待機状態にしておき、

送信機側の電源を入れて、ペアリングボタンを押すことで問題無くつながることを確認。

後は送る音の系統次第だが、フィールドミキサーにある3.5ｍｍ出力、又はヘッドホンアウト、

場合によっては、XLRとの変換なども必要になると思われる。

気になったところとしては、

何も入力が無い場合にノイズが聞こえるのと他の家電製品に近い場合にノイズが乗る点。

音声入力がある場合は割とクリアに聞こえる。遅延等はシビアに言われてもあまり判らないレベル。

だいぶ前に出てたのは知っていたが、これならもっと早く購入してても良かった感。