本体1kg切りなのに、付属ACアダプタが300g超えていて、一緒に持ち出そうとすると、一気に可搬性が下がってしまうHP Pavilion Aero 13-be パフォーマンスモデル。

このACアダプタ問題をなんとかするために始めた付属ACアダプタ追放？プロジェクト。

まず、独自ACポートを持つPavilion Aero 13-be用にそれをType-C形状に変換するコネクタ。

そして、ACアダプターの代わりになるよう、適度な長さ（自分の場合は1m）と充電だけでなく高速データ転送と高解像度出力も担保した両端Type-CのUSBケーブル。

そして最後のビースが本品、65W（以上）急速充電を可能にしたType-C USB充電器。

Shenzhen Chuangfuyuan Electronics Co., Ltd. 、（おそらく）深圳市创富源电子有限公司の67W急速充電器、RAC2CA65W01。

外箱に社名が明記されていないのは一抹の不安があるが．．．

本体には細かい仕様とともに「Shenzhen Chuangfuyuan Electronics Co., Ltd. 」とある。

充電ポートはType-Cが2つとUSB-Aがひとつ。

コンセント端子は折りたたみ式。

一応日本語マニュアルも同梱

Cふた口、Aがひと口の3口の急速充電器。

実は3つの口がちょっと仕様が違っていて、端にあるType-Cが20V67W充電に対応したPC用ポート。中央にあるType-Cは最大12V20W対応のスマホやDAP用。USB-Aは最大電圧は12Vだけど電流が少し抑えられていて、W数としては18Wまで。組み合わせとしては両Type-Cを使った時には、端にあるポート（C1）が抑えられて最大45W+20Wの65Wが最大。C1とUSB-Aの2ポート使った時には、45W+18Wの63Wが最大。中央のC2ポートとUSB-Aの2ポート使いの時には、なぜかぐっと下がって合計15W。3ポート使いの時は情報が錯綜していて、45W+15Wの最大60Wというのと、全ポート合計67Wという2種の情報がある。このうち前者が本体裏面と添付説明書に書かれているもので、合計67Wは販売ページに書かれている情報なので、前者の方が確度が高そうに感じるが、3ポート使って「45W+15W」と2つの電力しかないような書き方なので、ちょっと微妙。

いずれにしろ、Ｃ1ポートを使えばPavilion Aero 13-beが充電出来る。

今まで持ち歩いていてたUSB充電器セットはPavilion Aero 13-beを充電するには力不足で、使用しているとコンセントに繋いでいても「充電が減るのを遅くする」ことができるだけ。

それが本組み合わせでは、間違いなく充電が出来る。

いままで持ち歩いていたType-Cを充電出来るセットというのは、
・Ankerの2ポートUSB急速充電器71AN7109-B2A（20W／ふた口使った場合は各12W）
・60W（20V/3A）急速充電対応のUSB 3.2 Gen 2（10Gbps）Type-C⇔USB-Aケーブル

で、そもそもUSB充電器がボトルネックだった。

そこで、この高性能USB充電器と、急速充電の他に高速転送と高画質映像出力できるUSBケーブルを持ち出しセットにした。

これにより、通常持ち出している充電・モバイルバッテリーセットは45g程重くなったが（旧セット88.4g⇒新セット133.1g）、これにhp充電ポート⇒Type-C変換コネクタを加えた141.5gを持ち出すことで、309.4gのHP Pavilion Aero 13-be用ACアダプタセットを持ち運ぶ必要がなくなったのが大きい（差としては、88.4gの旧セット＋HP Pavilion Aero 13-be用ACアダプタセットの309.4gの計397.8gが141.5gでまかなえるようになったので、250g以上（256.3g）軽くなった）。

旧セットが88.3gだったのに対して．．．

新しい組み合わせはケーブルが長くなったこともあり133.1gに増えたが．．．

hp充電ポート⇒Type-C変換コネクタを含めた141.5gを持ち歩けば．．．

HP Pavilion Aero 13-beのACアダプタセット309.4gの持ち歩きが不要になったのが大きい

これに大容量モバイルバッテリー

やLightningケーブルなどを加えた540g程を持ち歩けば、HP Pavilion Aero 13-beを含めたモバイル機器の充電には困らない、万全体制。重さもそうだが、デカくてゴツイHP Pavilion Aero 13-beのACアダプタセットを持ち歩かなくて済むスペースの問題の方が大きいかも。

この540g位を持ち歩けば、HP Pavilion Aero 13-be含めて出先での充電はOK。

気になる点と言えば、このShenzhen Chuangfuyuan ElectronicsのRAC2CA65W01には、一部「購入直後は良かったがすぐ使えなくなった」と耐久性に関する残念な口コミがある事。そのあたりは長期的に見ていこうと思います。

【RAC2CA65W01仕様】

定格入力：AC100～240V 50/60Hz 1.5A

定格出力：Type-C1⇒5V/9V/12V15V=3A、20V=3.35A（最大67W）

　　　　　Type-C2⇒5V=3A、9V=2.22A、12V=1.67A（最大20W）

　　　　　USB-A⇒5V=3A、9V=2A、12V=1.5A（最大18W）

ポート数：3ポート（Type-Cポート×2、USB-Aポート×1）

動作環境温度：－5℃～25℃

GaN：○

サイズ：48.5mm×39.5mm×38mm