NHKドラマ岸辺露伴は動かない
大規模な海外ロケで制作された作品は劇場公開されます。
前作 岸辺露伴ルーブルへ行く はパリのルーブル博物館の全面協力で現地で撮影されました。
今作 岸辺露伴は動かない・懺悔室 は全編イタリアのベネチアロケ作品です。
世間の評価は分かれています
TVシリーズも含めて 脚本家小林靖子さんの力量には感服します。
時に原作に忠実に、尺に合わせて盛り込む他の作品の輝きの散りばめ方も素晴らしい。
荒木飛呂彦先生の原作の素晴らしさがあってこそですが
映像作品としてここまで評価を受けるのは、小林靖子さんの力によるところが大きいと思います。
後は、原作を損なわないキャスティング。
TVシリーズでは、その辺りも素晴らしかった。
Ep2 くしゃがら 森山未來
Ep3 D.N.A 中村倫也
Ep5 背中の正面 市川猿之助
Ep9 密猟海岸 クライマックスで流れる能の「阿漕」 スゴイ選曲
映画 第一作 岸辺露伴ルーブルへ行く では日本ロケ部の木村文乃さん
私のお気に入りは Ep5背中の正面 市川猿之助さん これは凄かった まさに怪演だと思います
どれか一作を選べと言われたら 迷わずEp5
その点 今回の大作映画にご出演の俳優陣は 私にとっては物足りませんでした。
主演の高橋一生、飯豊まりえさんは安定してましたが
玉城ティさん、大東駿介さん、井浦新さん
それぞれのファンの方には大満足というところでしょうが、、、、、。
浮浪者を演じられた戸次重幸さんは かなり原作に忠実だったと思いましたが、、。
6月30日現在 公開されている映画館は こちらにまとめられておりますが
既にロードショーの時期は過ぎたこと と思い 低評価のレビューを出しました。
悪しからず。
中央に井浦新さんが陣取る絵柄のポストカードは来場者記念品
ファンの皆さんのために 複数回劇場鑑賞される方のために 複数のデザインがあるようです。
これは1枚目 もしくは2枚目に相当するカードだと思われます。
大聖堂の天井が背景なのは 現地ロケならではですね。
エンドロールを見ていて気づいたのですが、全編現地ロケということもあるのでしょうか
カメラマンが日本人では無かったんです。
かなり広角なレンズを使っているな 独特な構図だな あえて水平を無視しているな
鑑賞中にも 違和感としてそれを感じていましたが
その違和感こそ 岸辺露伴は動かない の味わいを高めるもの。
決して損ねるものではありませんでした。
ただ、もしこの映像を家庭の40〜80インチのテレビで見ていたなら 絶賛しか無かったのかも
しれませんが、映画館の大スクリーンには ほんの少し役不足感があるように思えます。
もっと予算があれば あと1レベル、2レベル上のカメラを使えたんじゃないかな?
ドラマなら十分以上なんだけど
私には少し物足りない感じがしました。
次のTVシリーズはとても楽しみだけど 次の映画は、WOWOWを待つかもしれません。
-
購入金額
0円
-
購入日
2025年06月01日
-
購入場所
MOVIX京都


ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。