SwitchBot フロアライトを購入。これも発売日に購入しました。
照明好きなのでいろいろ所持しているのですが、バーライトは初めてです。
何度か購入しようと探したこともあったのですが、いまいち好きな製品に出会えず。今回、この製品では、SwitchbotBot ファミリーとの連携を考えられるので、「まぁ最低2本は設置するだろうな」と軽い気持ちで購入してみました。
SwitchBot フロアライトは、スマートホームの進化を体現するようなスタイリッシュかつ機能的な照明になります。見た目はシンプルなスタンド型のフロアライトですが、その内部には最新の IoT 技術が詰め込まれており、ただの「明かり」にとどまらない、新しい生活体験を提供します。
最大の特徴は、アプリや音声アシスタント(Alexa、Google アシスタント、Siri ショートカットなど)を通じた柔軟な操作性。明るさや色温度の調整、スケジュール設定、シーン切り替えなど、ユーザーのライフスタイルに寄り添う多彩なカスタマイズが可能なことです。
さらに、SwitchBot Hub との連携によって、他のスマートデバイスと統合したシームレスなホームオートメーションも実現します。
無駄を削ぎ落としたミニマルなフォルムで空間との調和と実用性を両立。リラックスする空間を灯としての機能性も高く、長時間の使用でも目が疲れにくい自然な光を放ちます。
まさに、光を「操作する」ことで暮らしの質を高める、次世代型のスマート照明と言えると思います。
製品が棒状の長いものの為、大きいパッケージで来るのかなとヒヤヒヤしていたのですが、分割されてコンパクトにまとめられていて助かる。
2セット購入しているので、2箱です。僕はわりと同じ服を複数枚で買うタイプです。
裏面。図で連携案などが表示。
とくに説明などないかんじ。店頭販売よりもネット販売の方に力を入れる企業だとこうなりますね。
中身。
縦に直立させる方法だけではなく、横に水平に設置するためのパーツも付属していました。
垂直に立てる方式だけだと思っていたのでびっくりしました。
分解・組立も付属のミニドライバー工具で可能となっており、モジュール設計により、配送時の梱包効率や廃棄時のリサイクル性にも配慮されているのは嬉しい。
ウチも天井に間接照明を仕込んでいるのですが、当時はこういう LED 製品が建材として取り扱われていないので、わざわざメーカーに連絡して自分で発注しました。自宅に間接照明を仕込む人が少ないという話でしたが、今では当たり前になってますね。
この LED 電灯が寿命で切れたら終わりだなと思っていたのですが、この SwitchBot フロアライトを水平にして取り付けられるなら、これが代替品で良いなと思いました。
シリコン LED はフレキシブルホースに入っています。
その他は、電源ユニット、リモコン、設置器具など。
リモコンにはボタン電池が初めから入っていました。
スタンドに立てたフレームにシリコンLEDをぐいぐい押し込んではめていくのですが、最後のこのコードの先端を隠す部分がどうしても物理的に理解できなくて悩みました。
説明書を見てなかったので、解答はシンプルだったのですが、LED を両端をまず押し込んでおき、最後に中央をはめこんでいくと綺麗に収まるという形でした。
この台はもう少し小さければ部屋の角に立てられて嬉しかった。
一応、ウェイトの配置など、重心設計にも配慮されており、狭い空間でも倒れにくいです。
電源を入れると、赤色からスタートするのでちょっとびっくりします。
なお、Wi-Fi ユニットに不具合があるのか、よく切断されます。僕は2本購入しているので把握しているのですが、同じ場所に置いてあるスタンドの片方は切れないのですがもう片方はよく切れるので、個体差があると思います。
他の人のレビューにも「Wi-Fiが切断される」というのをよく見ます。
アプリの UI は、直感的でとても分かりやすい。
カラーを選び、ドラッグで光量を調節できるので使いやすいです。
他の SwitchBot シリーズとの連携により、アプリや音声アシスタント(Siri, Alexa, Google Assistant)からの制御できるのもかなり便利。通信プロトコルは Bluetooth および Wi-Fi 経由で、照明というアナログな存在がデジタルの文脈に溶け込んでいます。
ユーザーインターフェースとしてのアプリ側にタッチ操作部や調光ナビゲーションも用意されているのですが、逆にいえばネットワークに依存しなくては基本操作が完結するのは難しいです。
外観に「スマートであること」と「直感的であること」の両立を試みる設計意志を感じることはできるのですが、家全体がスマートホームとしてコントローラありきという設計思想は、これからの未来では重要な配慮が必要だと思います。
左:最大明度
右:最小明度
壁に向けて光らせているので白い壁だと反射光が大きく広がります。
一番小さい光量でも僕は眩しいと思いました。
基本的には光る面積というか長さがあるので、大きく広がるかんじです。
ちなみに2本並べて1台のリモコンを使用すると、両方の LEDが付きます。
リモコンは全て共用です。
このフロアライトは、高演色性については言及されていないようなのですが、90以下かなと思っています。
また、照明の色温度は 2700K から 6500K まで可変で、自然光に近いトーンも再現できる点も良いですね。時間帯やタスクに応じた光環境を構築できることは、生体リズムへの配慮とも言えます。
アプリの UI の中で良いなと思ったのは、フロアライトのパネルの部分をなぞるだけで明るさを調節できることです。パネルのところに薄く黄色くなっているところがあるのですが、これを左右になぞると数値を変えることができます。
いちいち設定画面に入って変更する必要が無いので、かなり便利。
2本を同時に付けたい場合は、シーンなどに設定することで、同時に付けたり消したりができます。
左:電球色(WW)
右:昼光色(CW)
RGB・昼光色(CW)・電球色(WW)と変更できるので、気分で選べるのは素敵。
ウチの場合は天井灯を埋め込みダウンライトにしているので、もう変更できないのでこういう後付けできるのは嬉しい。超高気密住宅はダウンライトにも機密性を求められるので、自分の家なのに触れないんですよね。
僕は昼光色の方が好きですが、自宅は電球色が多いです(リラックスできる空間にしたかったから)。
でもそうすると、ソファでデザイン業務していると、色が分かりづらいという問題がありました。
色変更できる LED ライトならそういう問題もなくなりますね。
昼光色はかなり光が強く、明るいです。
夜間に突然照明をつけると目に負担がかかるので、優しく点灯・消灯するのですが、その時間まで設定できます。親切!
また、RGB ならではの、カラーをつぎつぎと変位させていくモードもあります。
これどういう時に使うものなんだろ。
SwitchBot フロアライトは、単なるスマート家電ということではなく、物理的存在としてのプロダクトがどこまで思考されうるかを試しているともいえます。
単純な照明器具というより、その場の雰囲気に合わせて変化させることのできる照明というのは、スマート家電というジャンルにうってつけの製品だと思います
棒という形状の意味
縦に立てた棒状のフロアライト、いわゆるポールライトやタワー型ライトには、他の形状の照明とは異なる構造的・光学的な優位性が存在するのでしょうか。
一番の優位点と言えば、コンパクトさと設置自由度といえます。
縦方向に空間を活かす構造は、床面積の使用を最小限に抑えながら照明効果を最大化できる設計です。これは、都市部の狭い住環境において特に有利です。
というのが他の家具なら言えるのですが、天井照明なら床面積ゼロだし、他のスタンド型の照明でも同じ床面積ですね。
なのでコンパクトさはメリットになりません。
ただし、構造力学的には重心を低く保つ設計が可能で、転倒しにくく安全性が高いとえいます。
この製品のようなベースウェイト付きの製品は、安定性に優れているといえます。
では、垂直構造による配光のコントロール性はどうでしょう。
棒状のフロアライトは、壁に反射させて「間接光」として使うことが多く、これは人間の視覚疲労を軽減します。直接光が目に入らないという点で、生理的に優しい照明環境が作りやすいのです。
特に現代のディスプレイ環境(PC・スマホ)の多い生活では、眩しさのコントロールが重要であり、このような光源のデザインは、ヒューマンセンタード・デザイン(HCD)の好例と言えます。
他の照明が用途特化しているのに対し、棒状フロアライトは空間全体に“環境光”を提供しつつ、空間デザインにも溶け込む存在です。スマート制御・光量・色温度可変がある製品では、物理的にも機能的にもバランスが取れた選択肢となるといえます。
空間演出から実用照明まで、ひとつの照明で何役もこなす」ユーティリティ性が最大の武器です。
光のスペクトル、色温度、明るさ、そしてスマート連携まで備えたものは、今後の照明のスタンダード候補になる可能性を持っています。
照明の分類で比較
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棒状フロアライト
特に「間接光としての柔らかさ」と「省スペース性」、「色温度・明るさの自在性」で他にないバランスの良さがある。汎用性が極めて高い。SwitchBotのようにスマート機能が加わると、用途の自動切り替え(就寝・作業・リラックス)が可能になる。 -
シーリングライト(天井照明)
強力な全体照明。空間の基本照明としては不可欠だが、シーン演出や局所照明には不向き。 -
デスクライト
近距離・焦点照明に特化。読書・作業に向くが、インテリアや空間演出にはほぼ使えない。 -
スタンドライト(傘型)
装飾性が高く、雰囲気づくりには最適だが、用途の広さや調整性は低い。 -
間接照明(LEDテープなど)
演出効果は抜群だが、常用照明には不向き。電源配線の管理や DIY 知識が多少必要。
照明心理学によるバーライト考察
ヒューマンファクター(人間工学)の観点から、棒状のフロアライトについて語ると、それは単なる「空間を照らすツール」ではなく、「人の感情・集中力・行動パターンに影響を与える環境要素」として非常に興味深い存在です。
以下に、照明心理の観点での棒状フロアライトの特性と意義を多角的に考察します。
1. 視線の快適性と心理的安心感
人間の目は、強い直接光を避けようとする傾向があります。これは進化的な本能であり、強烈な直射光は「危険な状況」を意味していたからです。
垂直型のフロアライトは、多くの場合壁や天井に向けた間接照明として使われ、目に直接光源が入らないです。これにより、視覚系が過度に刺激されず、目の緊張を解き、リラックスを促進します。
特に就寝前や長時間の作業後など、「緊張の緩和」が必要なタイミングで、棒状の長い照明は、光源を最大化しながらも目に負担をかけず、心理的な安心感を生みます。
2. 空間の“輪郭”を再構成する役割
縦に光を放つため、壁・天井の一部を照らしながら空間の“重力感”や“方向性”を作り出す特性があります。
例えば、
- 天井に向かって縦に光を広げることで、「空間が高く、広く感じられる」効果がある(=知覚空間の拡張)。
- 壁際に設置し、照明のラインを作ることで「ここからここが一つのゾーン」といった心理的な区切りや居場所感が生まれる。
このように「照明で空間を構築する」デバイス=線を引く形状として、人の空間認知に影響を与える心理的インターフェースとなっています。
3. 色温度と感情状態の変化
SwitchBot は他のスマート照明と同様に、色温度を2700K〜6500Kの範囲で調整可能です
これはヒューマンファクターの視点で極めて重要です。
- 2700K(電球色) : 安心感、リラックス、就寝誘導
- 4000K(中間色) : 集中しやすい、ナチュラルな活力
- 6500K(昼光色) : 覚醒状態の維持、認知的パフォーマンス向上
この調整性により、感情を調整できるような存在になります。1点ではなく、線として面積が多いことが特徴です。
スマート連携により時間帯に応じて自動調整すれば、人の生体リズム(概日リズム)との整合性も取れるため、心理的なストレスの軽減や睡眠の質向上にもつながります。
4. ミニマリズムと“ノイズの少なさ”
構造的にシンプルで、空間に溶け込む視覚的ノイズが少ない照明です。
これは、人の認知的負荷(cognitive load)を減らすのに効果的です。空間に余白が生まれ、創造性や注意の集中を妨げない環境を整えます。
ミニマルなデザインが評価されるのは「見た目が美しいから」ではなく、「視覚的・認知的ストレスを減らすから」でもあるのです。
普通の照明が証明だと認知される形であるのに対し、間接照明はあくまでメインは「光」となっており、空間に溶け込む外観としては棒という形状は相応しいです。
5. スマート照明との統合:行動心理との接続
SwitchBotのような製品は、スケジュール連携や音声制御が可能なため、人の行動パターンや心理的な習慣づけ(=オペラント条件づけ)にも貢献します。
目立たない影の存在としてこれらに関与する能力はかなり高いと思います。
たとえば、
-
朝6時に自動で昼光色で点灯 →「起きるスイッチ」としての機能
-
夜10時に暖色で減光 →「寝る準備の合図」
このように、照明そのものが「心理的ルーチン」の一部になることで、生活の質(QoL)を高める支援ができるのだと思います。
結論:
照明心理学の観点から見ると、棒状のフロアライトは視覚的な快適性だけでなく、心の状態や行動まで設計に織り込むことができる道具です。
ただの光る棒ではなく、「心理と空間を滑らかに繋ぐメディア」と言っても過言ではありません。
部屋空間と対話する照明
軽快な操作性と同時に、設定後の安定性(振動やズレに強い)を両立させていると思います。
外観もシンプルで無駄が無く良いですね。
SwitchBotのフロアライトは、一見してミニマルでありながら、奥に非常に高密度な設計哲学を内包しています。単なる照明器具ではなく、「環境と対話するデバイス」としての意識が垣間見えるプロダクトだと思います。
使ってみないとわからん
LED照明は発熱が少ないと思われがちですが、最近のプロダクトは実際には高輝度化により熱対策が重要な設計課題となっています。ファンレス設計で静音性を確保しつつ、LED素子の寿命を最大限に引き延ばす構造にもなっており、わりと技術的にも高いかなと思います。
光量の安定供給や色温度のブレを防ぐという点でどうなのか、長く使って確認したいですね。
ある程度の広さの部屋は必要
設定できるパラメータも多く、僕は買いだと思います。
ただし、別にちゃんとした照明があるべきで、これは間接光を楽しむインテリアだと思います。
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購入金額
7,180円
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購入日
2025年06月18日
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購入場所
公式サイト













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