組み込み後&要約の動画(ウン年ぶりに動画編集らしい動画編集したわ。
マツダの一部車種に搭載されている「鼓動ウインカー」ことディミングターンシグナル(ディミングウインカー)。点灯はパっと光って消灯はじんわりと消えていく。最初はLED後は電球みたいな動き。気にしていないと気づかないがなかなか面白い。
以前自作基盤で再現している人が居たが、最近は組み込み用のキットも出てきている。
ユーノスコスモは当時のユーノスブランドのフラッグシップ。もし今コスモがラインナップにいたらきっと鼓動ウインカー採用されてそうだなと思ってLED化と一緒にディミングターンシグナル化に挑戦してみることに。
基盤はKNT LED工房というメーカーのもので、ヤフオクで販売されている。今回これを選んだのはアース側ではなくプラスコントロールで組み込みやすそうだったのと調整で融通が利きそうだった為。
本来このユニットは「ウインカー1か所につき1個」の想定で作られており、許容容量は最大2A(推奨1.5A)、コスモの場合ウインカー片側あたりS25球x2、T10x1、メーター内インジゲータのみなので、S25x2とT10のLEDバルブ合計1A弱くらい。メーター内インジゲータを加味しても推奨1.5Aに収まるだろうということで、1ユニットで片側全部の制御に挑戦してみる。
※もちろんメーカー想定外の使用なので自己責任
あくまでチャレンジャー向けだがプラスコントロールなので応用が利く
まず前提としてウインカーのLEDバルブ化をしなければならない。
コスモの灯火類は今回のウインカーだけ電球がついていて残りは(ハロゲンのままにするフォグランプを除いて)全てLEDバルブに置き換えた。ウインカーとかアクセスしやすいし真っ先にやれそうなのだが…ハイフラ対策をしなければならない。
これは電球をLEDに交換すると消費電力が下がりすぎてウインカーリレーが球切れと誤認してしまう現象。抵抗を入れて電球相当の消費にするなどの回避策もあるが、それだと今回のディミング化には都合が悪い&相性問題が出そうだったので、まずはコスモをLED化できるリレーを探すところからはじまった。
…そもそもユーノスコスモのウインカーリレーがどんなのか調べなきゃいかん。運転席足元に頭つっこんで仰向けになってせっせこはずす(まあヤフオクで出品されている同車のものでだいたい想像はついていたが)、おおきい7pinタイプ。ユーノスロードスター等と同じ形状のものだ。
今回はディミング化なのでピン配置も調べる…いや調べるっていうよりほぼ同型リレーのユーノスロードスターのピン配列をネットで見つけたのでそれと同じかを念のため確認した感じ。
ピンは仮に
1 2 3 4
5 6 7 空
と番号を振ると
1 右ウインカー出力
2 右ウインカー入力
3 ハザード入力
4 アース
5 常時電源
6 左ウインカー入力
7 左ウインカー出力
となっている。
トヨタ等の8pinタイプなら汎用品が多く販売されているのだが、マツダ7pinタイプはなかなか無い。8pinタイプを配線加工して取り付けるのが安上がりらしいのだが、今回ディミング化でただでさえ配線を弄るのでわけわからなくなりそうだったので、ちょっと値段ははるがオークションで販売されている7pinポン付けを謳っているセミオーダー品を購入。時間変更機能もついているやつ。
ご覧の通り直接つけるのではなくカプラーで伸びる感じ(小さい黒箱はカチカチ音出るユニット)。まず先にLED球とウインカーリレーを装着テストして問題が無い事を確認…OKバッチリ。カプラーは250型8極カプラーなので
●車体(純正リレー装着位置)
↓
●ディミングユニット割り込み配線→ディミングユニット
↓
●LED対応リレー
という感じにつなげるハーネスを作成した。
ディミングユニットの配線は4本で、+常時電源・アース・ウインカー入力・ウインカー出力。4本もあると一瞬気後れしてしまうが、要は電源とウインカーの出入り。
元々常時電源とアースはウインカーリレー用に来ているのでそれを分岐させ、ギボシ端子にしてディミングユニット用の電源に。リレー側のウインカー出力線左右を2極カプラーで分割し、そこにディミングユニットのウインカー入出力を割り込ませる。
ディミングユニットも電源は左右分統合、入出力はカプラーに。また電源側には念のためヒューズを装着。
これらは全て本来純正リレーがついている部分より先で完結するので、純正配線は一切加工していないので何かあった時の純正戻しも確実。
またこれによりリレーからだいぶ配線が伸びることになるが、元々コスモのリレー位置はメーター裏あたりのかなり奥まった位置なので、この配線で手前に来る事でLEDウインカーリレーの時間調整ダイヤルもすぐに調整できる。当然ディミングユニットの調整ダイヤルも同じ。
幸いハンドル下にはスペースがあるのでこれらを全て納められる。但し毎回ブリッジ体制でいじるのでうごご疲れるうごご。
LED球はぶーぶーマテリアルのT10とS25を使用。消費電力が明記されているので安心。本当はこの手のディミング化の場合、今回のぶーぶーマテリアルのように定電流回路が入っているLEDだと(本来は定電流回路アリはメリットなのだが)うまくディミング化しない場合があるらしい。
でもそれ知る前に買いそろえちゃってたんでとりあえずやってみたらうまい事動いてくれた。
リレー直後で車両全体を制御しているのでタイミングのズレ等もなく、またメーター内インジゲータも同じように動作する。何より設置位置が1か所ですむので着脱も容易。
結構それっぽい
という訳で実際の動きは動画(上と同じやつ)を見てもらえれば早いのだが、いい感じに鼓動ウインカーしている。
ディミングユニットはディミングの速度を4段階調整できる。速度調節タイプのリレーと組み合わせれば好きな動きに調整できる。また同じダイヤルで通常状態に動作させる事も可能。
今回はディミング側は2(2番目に速い)、リレー側はだいたい純正リレーと同じような速度にしてあくまでさりげなく系にしておいた。
まあ元々電球がふわっと明滅するので元がLEDの車両以上に「言われれば気づく」レベルの存在感だが、やりたかったものが出来たのでウインカーチカチカしてニヤニヤしている。
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購入金額
7,980円
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購入日
2025年03月頃
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購入場所
ヤフオク
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