Asusutorが返品確定したようなので、次のものを手配しました。
性能的にはQnapなのですが、そもそも在庫があまりないのでこんどはTerramasterにしました。
これも買ってみてから気づきましたがTerramasterのストアなのでサポートはお察しだと思います。
M.2.SSDのNASPart2
SATAのSSDは、もうかなり選択枝が減ってきているように思います。全フラッシュのNASを構築する場合、今まではSATA多ベイの製品を買って用途によりHDD/SSDで使い分けていましたが、これからはSSD専用のNAS(M.2.)とHDD専用のNAS(SATA)を使分ける時代なのかもしれません。
さて、FS6812の次ということで、QNAPか本製品どちらにしようかなと考えました。おそらく性能、機能はQNAP TBS-H574TX-I3-12Gのほうだと思いますが、ちょっと高すぎるという点と、即納な店が少ないということで、今回はTerramasterにしてみました。なぜかこちらも代理店じゃなくてAmazonのメーカーストアになってりまったため、国内代理店のサポートは受けられないかもしれません。
良く練られた筐体
パッケージは本体のサイズからすると、わりかし大き目です。付属品もアダプタとケーブル以外はぺら紙だけなので、もう少しコンパクトにできるかもしれません。
SSD用のヒートシンクが付属していますが、取付用のバンドはいまいちなのでテープなど自分で用意したほうがよいかもしれません。
SSDは、前回Asusutorで使ったこいつを5枚でRAID5
加えて、コイツをRAID0にて追加
本体はネジを1つはずしてスライドするだけ。表裏に4枚ずつSSDスロットがあり、底面ある冷却ファン2個で、縦方向に空気を流す構造のようです。ある程度空間の余裕はあるので、横に大きくはみ出してなければ市販のヒートシンクでもいけそうです。CPUファンはなく、ファン2個のみです。
ファンはPWMのようですが、コネクターは(これも汎用部品とは思うが)パソコン用の4ピンコネクタではありません。
TerramasterのOSはあまり使ったことがないのですが、システムをインストールするドライブを全ドライブから(おそらく2台以上)選択できるようです。
あと、USBのNICなどは対応していれば刺せば動くようです。RTL8156Bのものは、動きましたが、こちらの環境だと2.5Gはリンクしないので、何か制限があるのかもしれません。
Eコアにしては悪くない
NシリーズはCorei3とかいってますが、性能の低いEコアだけのまがいもの?です。FS6812と比較しておそらく半分ぐらいしか性能はないと思いますし、ピーク性能は高くないと思います。それでもまあ1ユーザーなら特に問題ない性能かなと。Asustorと比較するQDたくさんかけた場合のランダムアクセスが遅いように見えるので、そのあたりはCPU性能が効いているのかもしれません。それとNVMeだと、GEN3であったとしてもSATA-SSDのように分散することにより速度を稼ぐ効果はあまりないようにみえます。
ためしに100MでしかリンクしないUSB経由でのアクセス同時に重ねてみました。そもそも100Mでていませんし(32Gにするととんでもなく時間がかかる現象がでていて、1Gとかしかできないけど)この程度の負荷なら重ねても大きな影響はなさそうです。
想定内。全く問題ない
7枚実装して、USB-NICまでいれた状態で50W強なので、フルでおそらく50W台後半。最小は20W弱だとおもいます。筐体の温度もほとんどあがりません。
特になし
寝室においていても、特に気にならない騒音レベルだし、温度も特に気にするほど上がることはないと思います。
ただのファイルサーバーとしてはわりかしよい
ソフトは、まだまだだと思います。
単にアプリが不足しているとかだけではなく例えばセットアップ一つとっても
・中途半端に領域が残っているSSDをいれるとインストールがちゃんとできない
・想定された構成以外の面倒なセットアップをしようとすると、考えてやらないと詰む
・都合が悪くなると反応しなくなる(先にすすめない)
など、要するに新品の状態でメーカーが想定したようなセットアップなら問題ないのですがそこから外れると使うほうが配慮してやらないとうまくいきません。歳とると面倒なことが嫌になってくるので、そうするとSynologyあたりを選んでしまう人が多いのではと思います(ただ、Synologyは、純正部品以外は使えないようにするそうなので、個人ユーザーは今後冬の時代になるのかもしれません)
上記のようなことは、「すべてまっさらにする」みたいなボタン一つつければ解決する話なんじゃないかなと思いますが、キルボタンみたいなのつけると間違って押してしまう人が出てくるので避けたいのかも・・・
2倍の価格でもコスパはAsustorのほうが高いと思いますが、とんがった性能を求めず、純粋にファイル置き場だけと考えた場合、この値段でこの性能はわりかしよいと思います。
今後SATAのSSDはどんどん枯渇していくと思うので、M.2.のSSDに移行しなくてはいけない日がくるかもしれません。容量をかせごうと思ったら、最低でも5,できれば8枚以上入れたいとなると、本製品も悪くないのかもしれません。
こちらをアップしたので、Asustorのレビューはしばらくしたら非公開にしようと思います。
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購入金額
134,990円
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購入日
2025年03月28日
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購入場所
amazon
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