先日偶然見かけたカプセルトイです。
今までアナログターンテーブルTechnics SL-1200シリーズや、audio-technica SOUND BURGERのものは取り上げましたが、今回のカプセルトイはなんと業務用ネットワーク機器というのです。
しかもよく見ると商品名は「ネットワーク機器メーカー監修 手のひらネットワーク機器 2」、つまり第1弾は既に出ていたというわけです。
今回の「手のひらネットワーク機器2」で用意されたのは以下の機器のミニチュアです。
・DELL PowerEdge R760(サーバー)
・APRESIA Systems ApresiaNP3000-24T8X4Q(L3スイッチ)
・Extreme Networks 5720-48MXW(PoE対応マネージドスイッチ)
・Fortinet FortiGate-3701F (ファイアウォール)
まあ、普通にPCを使っている限りでは縁がない機材ばかりですね。私自身上2つはそれに近いものを触る機会はありましたが、下2つは縁がないです。随分昔にFortiGateと競合しているSonicWallのファイアウォールを設定変更させられたことがある程度です。
APRESIAのスイッチは外観が似ているL2スイッチであれば客先にあって多少は馴染みがありますし、ラックマウントはあまり無いもののDELL PowerEdgeシリーズは初期導入も含めかなり縁があるサーバーですから、このどちらかが出てくれないかと思って1度ガチャガチャを回してみたのですが、出てきたのはFortiGate-3701Fでした。
FortiGateについては直接触る機会はなかなかないものの、顧客の中には御用聞きの出入りIT業者に勧められるままに導入して「インターネットが遅くなった」とか「表示できないサイトがある」などと相談を受ける機会だけはあるという、個人的にはさほど良い印象はない製品であり、これが出てきた時点でハズレかな、と思ってしまいました…。
4つ以上揃えないとラックへのマウントを再現できない
ここからは今回引いたFortinet FortiGate-3701Fのミニチュアについてです。
一応マウントラックの支柱などは入っているのですが、明らかにパーツが足りません。そこで説明書を読んでみると、このシリーズを4つ以上揃えないとラックは完成しないということらしいのです。
その割にラックの冷却ファンが独立したパーツで用意されていたり、リダンダント電源に対応できるよう電源ケーブルが2本付いていたりと、無駄なところは妙に凝っています。
組み立ての都合等もあるのでしょう。FortiGate-3701Fのフロント部分は独立した部品となっていて、筐体側に填め込むことで模型として成立します。
ただ、以前にSL-1200シリーズのような力の入ったミニチュアを見ていますので、それと比べると作りがちょっと安っぽいかなという印象を受けました。まあ、IT機器はコネクター等が細かくあるのでミニチュア化してもなかなかリアルな感じにはなりにくいのかも知れませんが…。
このシリーズの最大の弱点は、1つだけではこのミニチュアを飾ることが出来ないということです。シャシー等の部分は全く作り込まれておらず、フロントパネルを填めただけで置いておいても正面から見なければ何のミニチュアであるか理解できないでしょう。目当てのPowerEdgeが出なかったのでもう1回回しても良いのですが、このFortiGate-3701Fの出来を見る限り作り込みに期待は出来ないような気はします。
このシリーズの存在価値は、極めてニッチな層にしか理解できない機材を取り上げたことにつきます。まあ、この出来ではコレクションする意欲が湧くほどでは無いのは難しいところでしょうね。
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購入金額
2,500円
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購入日
2024年12月10日
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購入場所
ガチャガチャの杜
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