USBでSSDを接続するという状況を考えると、ノートPCで利用する機会が多いのではないかと思います。デスクトップPCであれば、特に最近のマザーボードであればM.2スロットの空きがあることも多いでしょうから、内蔵した方が手っ取り早いわけです。
しかし、特にモバイルノートPCの場合、USB端子の数にあまり余裕がない場合が殆どです。普段から使っているデバイスを一度外してSSDを接続する必要があるということも多いでしょう。
そこで役に立ちそうだと思ったのが、USBハブ機能を備えたNVMe SSDケースでした。先日店頭で見かけて持っておいても良いかなと思っていたところで、実売価格が下がったという情報がありましたので、早速仕入れてきました。
基本的にはUSB type Cに接続して、そこからUSB type A×2、USB type C×1、HDMI×1という形に分岐されるハブがSSDケースとしての機能も兼ねていると考えれば良いでしょう。
内容物はケース・ハブ本体の他はUSB type Cケーブル、SSD放熱用の熱伝導テープとなります。
USB type Cが2つ存在していますが、片方はホスト(主にPC)との接続用、もう片方は単純にUSB type C機器を接続することも出来ますが、ここにPower Delivery対応の給電機器と接続することで、ホスト機器への充電を行うことも出来ます。
アルミ製の蓋を外すとM.2スロットが出てきます。この蓋を開けるには側面(USB type C PD IN)側のビスを外す必要があります。
恐らくPC内蔵用に使う機会は無さそうということで、今回はPNY製SSD、CS3030の1TBモデルをここに装着してみることにしました。
CS3030はPCIe 3.0世代のSSDで、最大シーケンシャルリード3,500MB/s、最大シーケンシャルライト3,000MB/s、Phison E12Sコントローラー、3D TLC NAND搭載というそこそこまともな性能の製品なのですが、現在のストックしているSSDを比べると使いどころが無さそうな感じがしていましたので、外付けドライブ用に回すことにしました。
USB type A - type C ケーブルも用意しておくとより便利に
今回はUSB 3.2 Gen.2に対応したUSB端子を備えたモデルということで、Intel NUC Notebook M15に繋いでみることにしました。
Intel NUC M15のThunderbolt / USB端子に接続しています。またこのケースのPD INを活用するためにLenovo製のACアダプターを接続して、ノートPCへの給電を続けつつ検証しています。
きちんとこの状態で電源接続状態となっていますので、Power Deliveryもきちんと機能していることが確認できます。
PNY CS3030の基本的な速度性能はUSB 3.2を完全に超えてしまいますので、速度性能の計測などは省略して、デバイスマネージャで接続状態を確認しておきましょう。
ちなみに添付ケーブルは先述の通りUSB type C形状のものだけですが、以前紹介したSUNEAST製のNVMeケース添付のUSB 3.xサポートのtype A - type Cケーブルを使ったところ、ASUS PRIME X370-AのUSB type A端子に接続しても正常に認識・動作していますので、出来ればこの形状のケーブルを普段からセットで持ち歩いておくと利便性は大きく向上しそうです。
なお、NUC M15接続時にはシーケンシャルリードで1000MB/sを超える速度を発揮しましたので、ケースとしての性能も合格点と思います。
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購入金額
1,980円
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購入日
2024年08月17日
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購入場所
パソコン工房
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