飲食店内に２台のダイキンエアコンを設置しております。

店内奥に設置した室内機から出る水は、前任機のドレンを使えるので問題無いのですが

新設した玄関側の室内機から出る水は、店外に出すしか方法が無く、バケツに貯めてます。

梅雨時は営業時間中に３度もバケツが満杯になりますので、節水トイレのつまり防止を目的に

便器に流すようにしてきました。

でも、毎日毎日、数十リットルの水を、ただただ捨てるのは忍びない。

業務用エアコンの室外機には、空冷式であっても、

定期的に水を噴霧してラジエーターの温度を下げるオプションが有ることを知りましたので

その考えを流用しようと思いました。

バケツに溜まった水を直に吸い上げるのが早かろう、と考えたので

竹筒型のシンプルな水鉄砲を探したのですが　ワッツでは見つかりませんでした。

それでもバケツの2/3ほど水が溜まっていたら、給水口を鎮めることでタンクを満たすことが出来ます

エネルギー充填１００％　となります。

モーター部や基盤部に影響が出ない角度と水勢を考慮しつつ　定期的に噴霧してます。

強い西日避けのために立てかけているすだれにも噴霧。

気化熱を利用して、すだれ自体の温度を下げることが可能となります。

データを取っていないので、確かな省エネ効果をお伝えすることは出来ませんが。

理屈を考えると、一定の効果はあるはずですし、

限られた資源を有効に利用している実感があるので自己満足感が高まります。

シリンダーを手前に引く力によりますが　有効射程距離は５〜７メートルほどあります。

自分の加減次第で、室外機に噴霧する時の水量、強さが簡単に調整出来ます。

実売４４０円のおもちゃとしても及第点を与えることができると感じてます。

水を浴びせている室外機内の温度計が計測した数値が、

室内側の操作パネルに表示されます。

噴霧前　噴霧後　で３度ほど低下することを確認しました。

わずか数分後に元に戻るのですが、一定の効果が出ていることを確認してます。

７月２９日酷暑日　　熱交換中の室外機の内部温度計が４２度を示す日に

水鉄砲で強制水冷を試みると

短期的にではありますが　マイナス７度　　３５度まで下がることを確認してます

ただし１０分後には元通りになってしまいます。

とはいえ廃棄される運命の水の再利用ですので　納得しております。

車の瞬間燃費計の様に　電力消費量が目に見えて効果が確認できるとよいのだけど。