レビューメディア「ジグソー」

自由の翼、舞い降りる剣

 

力強く、美しい。

 

「METAL BUILD フリーダムガンダム CONCEPT 2 SNOW SPARKLE Ver.」。

2023年11月に行われた「TAMASHII NATION 2023」の開催記念商品です。

 

数時間前のストライクフリーダム弐式&プラウドディフェンダー争奪戦争にも勝ち抜けすることができ、興奮おさまらずに箱から引っ張り出して開封してみた次第です。届いたの6月初めくらいだったと思います。

 

あまり抽選には縁がなくて、2020年11月に「METAL BUILD デスティニーガンダム SOUL RED Ver.」に当時は何も興味が無くて何も考えずに応募したところ抽選に当たり、そこからあまりの出来の良さ・クオリティに感動し、ガンダムトイのコレクションの収集に傾倒していったという経緯があります。どちらかというとバンダイの技術のファンのような気もします。

 

そこから欲しいものがなかったりポツポツ応募したのが当たらなかったりで、全く抽選に関係ない日々が続いていたのですが、今回、どうせ当たらないよな、と思っていたのですが、後になってバルキリーと一緒に当選していました。

 

バルキリーは人気がなかったのかもしれないし、フリーダムも散々生産されたモデルのカラーバリエーションなので当選しやすかったかもしれないですね。

 

光の翼をもってるデスティニーと並べるのでこいつも光の翼が欲しいな、とふと思ったのだけど無印フリーダムはそもそも光の翼がないですね。僕はストライクフリーダムの抽選に外れているので残念。

 

 

 

専用スリーブケース。バルキリーも似た感じだったので、開催記念商品は同じコンセプトでデザインされているかんじですね。個人的には好きではないビジュアルです。 

 

 

 

確かにバルキリーもこんな画だった。

 

 

 

スリーブケースを外して、本来の箱。かっこいい。

 

 

 

裏面。ウイングが青から水色にグラデーションのように見えるのですが、開封して本体を見てみたかんじ、このように見えない不思議。

 

 

 

本体。いつも丁寧で好感が持てるのですが、よく見ると指紋とか汚れとかけっこうあります。

そこまで「おもてなし」しながら作ってるわけじゃないから理解はしてる。

 

 

 

内容物のマニュアル。カラーです。

 

 

 

本体。モールドも緻密、塗装は精密で素晴らしい。このレベルで大量生産できるなんてバンダイの技術はまじですごいですね。

 

箱から出してみた印象は「小さっ」でした。

翼を背負ってない状態で見たからですかね……。マジで「METAL BUILD って縮尺違いがあるんだ」ってしばらく思っていました。デスティニーと並べて飾ったら身長同じだったので、ただの勘違いだったんですけど。

 

 

 

翼を取り付けてスタンドで飾ってみました。

翼の広げ方というか、どういうポジションをとるのが正しいのか分からず、パッケージや公式絵の広がり方を参考にしました。

 

フリーダムを形成するアイデンティティがこの青い翼に集約されていると思うのですが、僕は後継機のストライクフリーダムより、こちらの無印フリーダムの翼の方が好きです。

シルエットがシンプルで綺麗なのと、ラインが揃ってる感じが好き。

 

一応、この「CONCEPT2」というモデルは、次世代機「ストライクフリーダム」へと繋がるフォルムを意識して新規造形されてるみたい。

 

フリーダムのデザイナーは大河原邦夫先生なのですが、この翼のデザインは先生っぽくないですね。

大きな2枚の羽根と中にある小さい羽根1枚を広げるだけで、こんなに表情のある翼になるというアイデアはすごい発見だと思う。デスティニーの翼の広げ方もシンプルですごいと思ったけど、これもデザイン経験の違いなんだろうか。

 

 

 

 ウイングを横から見たところ。こうしてみると、背負い物はけっこう大きいですね。

フリーダムは「青」というイメージがありますが、こうしてみると青いパーツはバックパックばかりで本体側に青はほとんどないですね。逆にいえばバックパックの翼がそれだけ大きいということですが。

 

この翼の重量で自立しにくいのですが、ポーズ次第ではなんとか自立はします。

 

閉じた翼も綺麗で、どことなく車や航空機のような、現代の乗り物の延長のようなシルエットに見えますね。

 

 

 

背面から見たところ。翼は「ハ」の形に広げることができ、そのためボリューム感や躍動感があります。実際の兵器になるとしても、この部分が開く開かないで機動は大きく変わるような気がします。

 

この機構はファインプレーで、通常の閉じた形態のままだとただの鉄板を背負ってるような外観になるので、表情を持たせるためにも面白いです。

 

 

 

みんな大好き「ハイマットフルバースト」の形態。これ名前が先行しているようなイメージあるけど、要は背中の砲門、腰のレールガン、携帯武器を一斉発射してるだけなんだけど。

かっこいいかと言われたら、僕はあんまりささるものはないです。

 

バックパックの背中の中にある「バラエーナ・プラズマ収束ビーム砲」は砲身を展開させるギミックがあり、翼を展開させたまま砲身を前に向けさせることができます。

 

腰の「クスィフィアス・レール砲」も折り畳み状態から展開させるギミックあり。砲身が長く緻密なモールドもありかっこいいです。

 

関節は金属部品でキツキツ。ポーズをとらせるのも大変なくらいギッチギチでアクションポーズも決めやすそうです。もう少しゆるくても良いのですけど。  

 

 

 

 そういえば、 初めてフリーダムのフィギュアを所持したのですが「翼ってこうなってるんだ」と初めて知りました。1枚1枚が動く羽だと思っていたら、3枚の羽が動いてるだけなんですね。

こんな少ない羽でこれだけの表情が出せるのだから、デザインって素晴らしい。

 

この「SNOW SPARKLE Ver.」なのですが、前バージョンのものより色が白っぽく鮮やかになっているそうです。前バージョンのものを所持していないので比較するのにネット上の画像を見るしかないですが、そんなに変わらない? と思います。メタルカラーがあったりでちょっとテカテカしているかな、とも思うけど。 

 

 

 

 翼を広げて飾るか、閉じて飾るか、それだけが悩みどころだ。

 

プロポーションもかっこよく、細部も緻密で、コレクションアイテムとしては最高峰の出来だと思います。デスティニーと比較すると、デスティニーの方がメタルビルドとしては出来がいいかなと思います。

 

色身だけ、もう少し明るく白っぽかった方が良かったようには思います。

フリーダムって劇中ではこんな色だったんかな。確かにブルーグレーがかかったようなイメージはあるけれど。

 

公式サイト

 

 

  

更新: 2024/06/15
デザイン性と機能美

世の中の全ガンダムファンが納得

商品名にもなっている「SNOW SPARKLE Ver.」というカラー設定はハッキリと分からず失敗していると思います。それとも旧モデルと比較すると全然違うんだろうか。

旧モデルと色設定が違うだけで、旧モデルも高評価されているものらしいので造形やクオリティに関しては文句の無い、最高峰の出来です。これで文句言うひと、自分の作品を見せてほしいくらい。

 

 

更新: 2024/06/15
メンテナンス性

オプションパーツ少ない

ぽろぽろ取れるパーツも無い、関節も硬い、自立する、なんの問題もないです。

デスティニーと並べて飾ろうとするとスペースがないのに困るくらい。

更新: 2024/06/15
コストパフォーマンス

時代か……

文句の無い出来で、価格も納得。しかし数年前に購入したデスティニーと比較してパッケージ自体が高価になったなとは感じます。

マイティストライクガンダム等が出たことで、この無印フリーダムの立体化は今後少なくなると思うので、このタイミングで入手できたことは良かったと思っています。

更新: 2024/11/11
良かった度

フリーダムガンダムの美しいデザインを最大限に引き出した

  1. 圧倒的な質感と存在感
    最大の魅力は、何と言っても「質感」。METAL BUILDシリーズらしい、重厚で高級感のある仕上がりが素晴らしいです。各パーツがメタリックな塗装で仕上げられ、光の当たり方によって微妙に色味が変化するので、どの角度から見ても楽しめます。単なるプラモデルとは一線を画す完成度を誇っており、まさに高級トイならではで買ってよかったです。

  2.  ポージングの自由度

    「METAL BUILD」なわではの造形の美しだけでなく、可動域の広さが良かった。脚部や腕の可動範囲が広く、 フリーダムガンダムが劇中で見せた SEED らしい特有のダイナミックなポージングも可能。羽根の展開も位置調整がしっかりと保持できるので、アクションシーンを再現するのにも何の問題もないです。ダイキャストの重さでポージングを決めた際の安定感もあり、しっかりとディスプレイできるのも大きなポイントです。

  3.  詳細なデザインとギミック

    フリーダムガンダムは、元々デザインが好きだったのですが、世間的にも好きな MS としてあげるほど人気があります。そこへさらに精緻なディテールが加えられ、この「SNOW SPARKLE Ver.」ではカラーの見直しも入ることで完成度が増しているのが良かった。
    各部の金属パーツやスライドギミックも非常に緻密で、実際に触れてみるとその高い作り込みに驚かされます。ビームライフルやビームサーベルのグリップ部分まで細かいディテールが施されているので、どこからどう見てもリアルな質感を楽しめます。
    フリーダムといえば背部のウイング兵装ですが、後ろ向きに飾っても良いくらいに背面の構造も非常に見応えがあります。このウイングだけでディスプレイの迫力が一層増していますね。

  4.  ガンダムファンの限定感とコレクター心をくすぐる

    「SNOW SPARKLE Ver.」というカラー設定には通常版のフリーダムとは異なる「クールで洗練された雰囲気」があり、劇中を忠実に再現したわけではないのですがアップデート版としてのコレクション性があると思っています。製造数が限られているため「プレミア感」があるので、ガンダムムファンにとってはケースに並べておきたい一つとして、購入後の満足感も高いので良かった。

  • 購入金額

    30,800円

  • 購入日

    2024年06月15日

  • 購入場所

    プレミアムバンダイ

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