PW AUDIO製の4.4mm5極変換アダプタAK TO 4.4F Lです.
このアダプタにはストレートタイプとL型の2種類ありますが,これはL型(横出し)になります.
型番がAK TO 4.4Fとなっているとおり,Astell&Kern(AK)製DAP専用アダプタです.AK製DAPは,当初バランス出力に2.5mm4極を使用しており,そのピンアサインからAK2.5mmとも言われ,デファクト化していました.
しかし,現在は4.4mm5極がデファクトになり,AK製DAPも2.5mmを止め,4.4mmが搭載されるようになっています.AKとしても,ユーザーの意見を優先した結果でしょうが,2.5mm4極ケーブルを保有しているユーザーはたくさんいます.ケーブル変更も端子交換も高価であり,簡単には変更できないユーザーもたくさんいます.一般的には,2.5mm4極→4.4mm5極変換ケーブル(アダプタではなくケーブルが多い)を使うことで,対応しています.
ただ,2.5mm4極→4.4mm5極変換ケーブルを利用しても,もともと4極(R-/R+/L+/L-)しかない端子なので,5極(L+/L-/R+/R-/GND)にはなりません.そこで,PW AUDIOは,3.5mm3極(L/R/GND)のGND端子を利用して,規格通りの4.4mm5極ジャックを作り出しました.したがって,2.5mmプラグと3.5mmプラグの両方がある変わった形状のアダプタになっています.
しかし,バランスケーブルは基本4芯(または8芯)であり,GNDを利用していません.プラグ自体はGNDを利用しているため,全く無意味ではないですが,ケーブルやイヤホンは利用していません.なので,GNDの有無で音が変わるかと言われるとよくわかりません.でも,2.5mm端子は強度的に弱いので,AKのDAPでバランス出力不良になっているDAPをよく見かけます.その点,一般的な変換ケーブルを利用するより,本アダプタを利用するほうが端子強度が増すため,安心材料になります.
何よりびっくりしたのでが,AK製DAPの端子間距離がどのモデルでも同じであったという事実です.でなければ,PW AUDIOもAK製DAPが一番のメージャーだとはいえ,この様なアダプタを造ることは出来ません.AKも何らかの意図があり,端子間距離を統一していたとしか思えません.AKからこの様なアダプタが発売されなかったのは不思議なくらいです.
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購入金額
12,000円
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購入日
2023年頃
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購入場所
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