文章を書く仕事を副業として、本業に無理がない様に始めてみようという事が丁寧に書かれている本。あくまでも副業としての紹介なので、無理をしない様にということを念頭に置かれて記述されている点は印象が良かった。
単価の安い「ブログライター」や「リライト」は多分誰でも出来る。そこから始めて効率化をしながら、より単価の高いライティングの仕事にステップアップして行くことを勧めている。この辺りの慎重さは著者の人柄によるものだと思われ好印象であった。
最終的には(能力があるなら)出版の仕事も夢ではないということを締めくくりに筆者の体験をもとに紹介してくれているので、書くことが好きな人はある程度長期的に取り組むことを前提にして、趣味(副業)から無理せずにスキルアップをして行けば、書く能力も磨かれ出版も夢ではないのだろうかと感じた。
個人的には出版したいという思いは特に無いが、ブログ運営をしているので、アフィリエイト収入を少し増やすヒントが無いかなと考えて読んでみたが、自身をライターと思ったことは無いのでその意識から変えないといけないのかなと認識できた。趣味でブログを書いているがこれを仕事にするにはそれ相応のやりかた(ブログは書きたいように書いているが、読んで貰う為には構成から考える必要があると認識できた)から取り組まなくてはならないと分かった。
読みやすい文章なのでこの著者の他の本も読んでみたくなった。
ライターの仕事のとかっかりに良い
ライティングという仕事を低難易度から紹介してくれているので、クラウドワークス等に登録して簡単な仕事から経験してみると著者が述べていることが理解出来ると思う。個人的にはクラウドワークスでいくつか仕事を受けたことがあるので非常に分かりやすかった。
実際に行動を起こすかどうかは読んだ人次第だと思う(ほとんどの人は行動しないと思うが)
深い部分までは書いてないがそれが良い
ライターの仕事を事細かに書いたり、始め方を事細かに書いたりしておらず、概要的な説明でポイントだけを書いているのが良かった。例えばクラウドワークスへの登録手順をページ数を割いて紹介してたりするとゲンナリする。
ライターの仕事は、好きなことを書けば良いだけでなく、知らない事も自分で調べて書くということが要求されてくるものだ。そういう手間(労力)を惜しむ人をこの本はふるいにかけていると思う。多分、事細かに解説しないと始められない人はライティングを仕事にすることは難しいと思う。
ライティングにはどういう仕事(ステップ)があって、どういう所に気をつけたら良いのかがきちんと書かれているので、この本を読んだらライティングでこの辺りまでの仕事を受けられる様になれそうだなということが想像出来た。
著者の体験をうまく整理して道標にしてくれている
あくまでも副業としての紹介なので、無理をさせない(難易度の高い仕事を安易に受けない)ことを注意してくれている。納期を守れなかったとか求められている水準に達してない仕事をしてしまうと信頼が得られない。信頼を得られたら継続的に仕事が来るなど、恐らく著者の経験を整理して読みやすい文章としてまとめてくれている。
副業でライターの仕事をやってみようかなと考えている人は、一度読んでみることをおすすめしたい。やってみて初めて自分のスキルや特性なんかも自覚出来るんじゃないだろうか。
-
購入金額
1,430円
-
購入日
2024年02月24日
-
購入場所
Amazon
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。