USBケーブルを使った充電には様々な仕様があります。

USBの標準仕様では、USB 2.0では5V/500mA , USB 3.0では5V/900mAで、USB端子を備えた機器は、基本的にこの仕様での充電が可能です。
高速充電の仕様としては。USB PD(Power Delivery)と、QC(Quick Charge)という仕様があります。
特に、USB PDは、USB Type-Cのための仕様なので、USB Type-Aでは対応がありません。

パッケージは、無地の白い箱に、商品を特定するラベルが貼ってあるだけです。
パッケージの中には、保護袋に入ったUSB充電器のみが入っていました。

端子面は、USB Type-CとUSB Type-Aの二つの端子があり、各々に、PD20W / QC3.0の記載があります。
コンセントに挿す端子は折り畳みはできず、固定された状態です。

銘版を見てみると、USB Type-C端子は、5V/3A,9V/2.22A,12V/1.67Aの出力が得られます。
USB Type-A端子では、5V/3A,9V/2A,12V/1.5Aの出力が得られます。
USB Type-Aでも、QC 3,0対応の機器に、QC 3.0対応のケーブルで接続すると、高速充電が可能です。
しかし、USB Type-A+Type-Cの両方で充電を行うと、両端子とも5Vで、合計電流3Aが最大になってしまいます。

なので、ヘッドフォン等USB標準仕様で充電する機器であれば、2台同時でも充電可能ですが、USB PD若しくはQC対応の機器をつなぐ際には、片方のみの利用の方が高速に充電できる様なので、注意が必要です。

しかし、コンパクトなので、カバンに忍ばせておくと、どんな機器でも比較的高速に充電できるので、良いと思います。

試しに、USB PD対応ノートPC(定格40W)にこのUSB充電器で充電してみると、12V/1.54A=18.48WとこのUSB充電器のほぼフルパワーで充電できていました。