これまで俗に言うホラー映画を劇場で鑑賞したのは外国作品ばかり。

キャリー　エクソシスト　フェノメナ　　DEAD DON'T DIE　　I am a LEGEND

「横溝正史モノ」　「カメラを止めるな」　は　劇場で見たけど、

あの名作　「リング」　や　「らせん」　は　家で楽しんだんです。

ハリウッドのホラー映画は、

「その扉　開けたらアカン」　「はよ家帰り」　「怪しいに決まってるやん」

でも　大音量やカットインで　怖いというより　驚かされる　そんな作品が多いと思ってます。

それに対して「リング」や「らせん」は、

普通の生活の中で、ふとしたきっかけで襲いくる恐怖　　逃げられない恐怖　　

見終わってからも、ずっと嫌な感じが続く　数日続く　とにかく怖い。

そんな印象があります。

それなら個性派女優　古川琴音さん　きっと怖いに決まってるやん。

大賞受賞作　期待できるやん。

予告編　　　めっちゃ気持ち悪いやん。

数ヶ月の間、知り合いに勧めまくって　ようやくの公開日。　　

とにかく大きな期待を携えて　アップリンク京都に赴いたんです。

でもね　怖くなかった。

思ってたのと違う、、、。

以下　少しネタバレがあるので　これから見ようと思う方はスクロールしないでくださいね。

絶賛されている方も多いし、宗教の話を持ち出すのは不穏当かもしれませんが

私は　カルト宗教の二世さん三世さんの話だと思えました。

最初から　アカンとこに足を踏み入れている感じが強すぎて

スクリーンのコチラがわの世界からは怖さを共有しづらい感があります。

上がってはダメに決まってる階段　　開いたらアカンに決まってるドア　

最初から挑戦してるやん。

机の下に隠れている時の緊張感は　パラサイト半地下の家族　の方がうんと高い。

古川琴音さんの表情や　立ち振舞い　が作品のクオリティを維持していましたが

とにかく私は期待が大きかった分　残念な気持ちになってしまいました。

シアター内の換気を確保するための空調の音が　映画の無音部で気になるのは

アップリンク京都に改善して欲しいところであります。

私には　カルト宗教の二世さん三世さんのお悩みにインスパイアされた作品のようにも

思えました。

賛否両論　色々なご意見があろうかと思いますが　

予告編から想像できるような　怖い映画ではない　というところでは

多くの方のご同意を得られると思っております。

古川琴音さんを他の脚本のホラー映画で楽しみたいわ〜。