レビューメディア「ジグソー」

iPhone 15 Proのために入手した強力伝送用ケーブル。太いが反発力は見かけより小さい。

Type-C機器、とくにiPhone 15 Pro用としてつかう、充電特化の長く丈夫なType-Cケーブル

は確保できたので、今度はデータ転送用ケーブル。

 

今回の要求仕様は

・USB 3.2 Gen 2フルスペック(10Gbps)以上の伝送速度

・長さは1m程度

・ノートPCの映像出力も可

・可能であれば急速充電対応

・当然両端Type-C

・持ち運ぶのであまりゴツすぎない

・高耐久を謳うもの

・なんのケーブルかわからなくならないよう、ケーブル側に仕様が明記されているモノ

という感じ。

 

今回のモノは臨時母艦となるノートPC、

もしくは通常母艦となるデスクトップPCに繋いで使うもので、両PCともにType-C(USB 3.2 Gen 2)ポートがある。そしてiPhone 15 Pro/Pro MaxはUSBコントローラーがA17 Proチップに組み込まれていて、USB 3.2 Gen2相当の最大転送速度10Gbpsを実現しているため、これを活かしたかったと言うこと。先に確保した充電専用Type-Cケーブルは長い方が良かったが、USB 3.xのケーブルは1mを越えると公称速度を保てないので、1m程度でOK。

 

ノートPC、HP Pavilion Aero13-beのType-CポートはDisplayPort 1.4対応なので、モバイルディスプレイに映像出力できるとありがたい(Type-Cポート装備のモバイルディスプレイは、まだ持っていないがw)。

 

先に確保した充電専用Type-Cケーブルは、ゴツさと長さ故に家に据え置きになるため、こちらはデスクトップPC周りで使うとともに、iPhoneやノートPCと持ち運ぶのに使うことになる。なので、あまり硬すぎるモノは×。

 

...とは言っても、細くて軽くても、某リンゴ系添付ケーブルのような産廃レベルの耐久性しかないゴミを買っても仕方ないので、「高耐久」や「曲げ耐性」が謳われているもの。

 

そして重要なのが、「ケーブル側に仕様の記載があるもの」。今回場所固定ではなく持ち運ぶので、出先で様々なType-C機器と接続する可能性がある。Type-Cは、USB2系とUSB3系の変化の時のように端子部分のプラの色を変えて識別性を高めようなどと言う工夫はないので、なまじ端子形状が同じでありながら、速度的にはUSB2~4(Thunderbolt)が混在している。充電もUSB PD対応か否か、PDも3.0(最大100W)なのか、3.1(最大240W)なのかわからないし、Type-Cケーブルの中には内部的にフル結線されておらず、DisplayPort 1.4相当の映像出力に対応していないモノがあると聞く。

 

そのため、「転送速度」「充電能力」「映像出力」の規格か、最大速度/充電/映像出力が、ケーブルもしくはプラグ部分に明記されているモノが良いと考えたわけ。

 

上記の仕様にほぼ合致したのがSuptopwxm(サップトップダブリュウエックスエム)のUSB4ケーブルの1mモノ(型番不明w)。

 

このSuptopwxmと言う会社、2022年に日本で商標登録されているが(上記の読み方はその商標登録情報から)、HPなし、商品にも所在地記載なし、問い合わせ先もGmailドメインと、結構アヤシイw

 

ただ、Amazonの写真付きレビューで最低限の性能は担保されているようだし、一応12ヶ月の交換保証(...ではないな、不良品返送不要なので)もついているので、試してみるかと。

 

到着してみると、社名と日本語で「売り」となる文言が書かれたビニールの袋に、針金で束ねられたUSBケーブル本体と、名刺大の「あんしん保証書」と書かれた紙。

この袋の外に白のビニール袋があったが、ASIN(Amazonの品番コード)しかない
この袋の外に白のビニール袋があったが、ASIN(Amazonの品番コード)しかない

 

裏には日本語書かれているが、会社情報は無し
裏には日本語書かれているが、会社情報は無し

 

内容物はコレのみ
内容物はコレのみ

 

重さはおよそ51g
重さはおよそ51g

 

ケーブルは布被覆で結構太め。いや、むしろ充電専用Type-CケーブルORICO-CC240より太いまである。しかしその被覆は、ツルツルで硬い素材のC240よりも、同じナイロン繊維と言うことだが、ふんわりした糸でケーブル全体の「反発力」は低い。ただ、その太さもあって、しなやかというよりは硬めのケーブル。まぁ、Amazonの商品紹介によると30,000回以上の折り曲げに耐えうるということなので、それが本当なら、その丈夫さは評価したい。

むしろ硬くて反発力が高いC240より太いまである。
むしろ硬くて反発力が高いC240より太いまである。

 

プラグの両端に「240W」「40Gbps」「8K 60HZ」と書かれていて、規格はあきらか。そしてそのプラグの細い面にはゴム系素材のすべり止めがついていて、抜き差ししやすそうで、使い勝手は良さそう。

プラグの両端に3種の規格が明記してあるのはポイント高い。サイドにはすべり止めのゴム系素材。
プラグの両端に3種の規格が明記してあるのはポイント高い。サイドにはすべり止めのゴム系素材。

 

一方「あんしん保証書」の内容としては、

・製品には12ヶ月間の保証がついていること

・それは不良品返送不要の代替品送付保証であること

・一回の注文につき、一度かぎりの新品代送保証であること

が書かれていて、Gメールのアドレスと、上記保証を受けるための方法(メールに添付しなければならない情報など)が書かれているだけで、本品の品番はおろか会社の所在地や連絡先の記載も一切無いので、「安いので、きちんと機能すれば儲けもの」系商品か。

 

一応同じ

・転送速度:USB4  40Gbps

・充電規格:USB-PD3.1 240W

・映像出力:DisplayPort 1.4 8K@60Hz

を謳うメーカー品、Ankerの515の1m品と速度を比較してみたが、大きく違わないので、機能的には問題なさそう。

 

測定環境:

M.2 PCIe Gen3×4 SSD(WD Blue SN570 WDS100T3B0C-EC)

 ↓

M.2 SSD外付けアダプター(裸族の頭 M.2 SSD CRAM2NSU32

 ↓

 ※比較対象ケーブル:本品=Suptopwxm もしくは 比較品=Anker 515

 ↓

M/B直付けuSB3.2 Gen2 Type-Cポート(ASUS ROG Zenith Extreme背面ポート)

 

■本品(Suptopwxm)速度

NVMe SSDとは言っても、裸族の頭経由なのでこの程度
NVMe SSDとは言っても、裸族の頭経由なのでこの程度

 

▢比較品(Anker 515)速度

むしろの方がわずかに良い可能性が微レ存...
むしろSuptopwxmの方がわずかに良い可能性すら微レ存...

 

購入した時には安かったAnker 515が、今では4,500円にもなっており、本品その半値以下と考えたらお買い得かも。

 

ただし、品番も会社所在地も記載が無いブツであり、途中で仕様変更されてもワカランので、そこは自己責任で。


【仕様】

出力:PD240W 48V5A (MAX)
転送速度:USB4.0 最大40Gbps
接続端子:Type-C to Type-C

映像帯域:最大8K@60Hz映像出(DisplayPort 1.4)
色:Black
被覆材質:高耐久ナイロン素材
ケーブル長:1m
保証:12ヶ月

更新: 2024/01/22
使いやすさ

給電特化で反発力が大きい硬めのナイロン被覆のORICO-CC240よりは取り回しは悪くないが...

PD240W対応のせいか、やはりソコソコ太い(線径は6mm弱とむしろ5.5mmΦのCC240より気持ち太い)ので、「しなやか」と言うほどではない

  • 購入金額

    1,899円

  • 購入日

    2024年01月18日

  • 購入場所

    Amazon

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