自分にとってのビデオゲームといえばソニーのプレイステーション
子どもたちが遊ぶ鉄拳やロックマン、ポポロクロイス物語を旗から見ていましたが
自分はナムコのリッジレーサーに夢中になりました。
キリーク・ザ・ブラッドというリアル系のCGアクションゲームにも夢中になったことを覚えています
そしてグランツーリスモ
クルマ好きの私と友人たちは、ライセンスを全てゴールドにすることに血道を上げました。
新しいバージョンが出る度に どんどんリアルに近づいていったグランツーリスモ。
実際に乗ったことがあるクルマと、画面の中のクルマとは、時速100キロに到達するまでの時間が
同じだし、音も同じだし、シフト時の時速も同じだし 減速感も同じだし、
そのあたりの感覚を自分の中に置いておけば
乗ったことが無いクルマも、一生触れることも許されないクルマも
ステアリングを握って、スロットルを全開した気分になれます。
世界中のリアルサーキットも、何百周も走り込むことが出来るので
難攻不落のモナコも、
実はプールサイドシケインをどれだけハイスピードで抜けるかが大事なんだとか
ラグナセカは、くだりのコークスクリューの怖さより、
先が見えない登りのブレーキングポイントを探すのが大事だということを知りました。
ニュルブルクリンクがコースに追加された頃、
アコード〜プレリュード〜インテグラ〜アルファ33〜アルファ155と
ずっとアンダー200PSのFWD車しか経験していなかったので
VWルポのカップカーが、一番リアルに感じてました。
ラリーカーでも、シトロエンクサラの挙動がわかりやすかった記憶があります。
初代グランツーリスモのときから ライセンスをオールゴールドで揃えるのに血道をあげてました。
まだシミュレーターとして未熟だった初代のときでも
テキストで覚えたアウト・イン・アウト:スローインファーストアウトでは
金メダルは取れません。
直線部で減速を終えて すぐハンドルを切り 即アクセル全開では
決して金メダルは取れません。
無免許の中高生が しっかりとグランツーリスモを習得すれば
教習所ではともかく、自分でワインディングロードを走る時
きっと役立つはず。
ずっと そう思ってたんです。
だから グランツーリスモで腕を磨いた 「シムレーサー」が「リアルレーサー」になっていく
この映画を 見ないわけには行かなかったんです。
まぁまぁ
ゲームとしてのグランツーリスモに関しては
ポリフォニーのファクトリーの様子や、主人公が新しく手に入れたステアリングコントローラーを
装着して、画面でブレーキやリアスポイラーの調整を行う様子が描かれておりました。
遡ってゲームを習熟する様子が描かれていれば、ゲームを楽しんだヒトは嬉しかっただろうに。
映画内で流れる音楽が、グランツーリスモ内のオリジナルだったら嬉しかっただろうに。
ただし、日本語吹き替え版では、Tスクエアのそれが流れていたらしく
それを知っていたら吹き替え版を見たかったな と少し後悔してます。
個人的な感想として
フォード対フェラーリより良くて、ラッシュよりは下 そんな印象です。
ただ 年次が新しくなったことによるCGの進化が映画に及ぼした好影響より
ドローン撮影の技術が とても面白い好影響を持ってきてくれた と感じました。
ヘリによる空撮では、時速300キロで走るクルマを 正面から至近距離で狙うことは
きっと難しいだろうと思うから。
プレステでグランツーリスモを楽しんでいた青年が シムレーサーとしての技量を買われて
スカウトされて、過酷な訓練の後 リアルレーサーになる映画。
プレステのグランツーリスモは物語の核かもしれませんが
映画に、私のようにプレステを求め過ぎたら、少し後悔すると思います。
蛇足かもしれませんが
映画の中で訓練中の主人公が、GT-Rのブレーキにフェード現象があることを指摘します。
鬼軍曹たる指導者が「そんなこと どうしてわかるんだ?」の問に
ゲームで何百周も走ってきたから それがわかる と答えます。
え? 最新のグランツーリスモには タイヤの減りだけじゃなく ブレーキのフェード現象も
再現されてるの? ホント?
って思って 調べたら
それは映画の中のお話 フィクションでした。
システムにフェード現象を組み込むことが出来ても、それを映像でプレイヤーに伝えるのは
まだまだ難しいもんね。 そらそ〜よな。
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購入金額
1,300円
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購入日
2023年09月18日
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購入場所
MOVIX京都
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