レビューメディア「ジグソー」

大いなる力には、大いなる代償を伴う

 


 

TDI Tuning CRTD4 Tuning BOX

カプラーオンでお手軽にパワーアップを行ういわゆる「サブコン」です。

エンジンルーム内のブースト圧センサーにカプラーを割り込ませて、ECUにダミーの信号を送ることでブーストアップを行います。

 

 凄く汚れてるように見えますが圧縮の関係でこうなってるだけです…

 

取り付けはカプラーのコネクタがとてつもなく固いことを除いて特段難しいことはありません。

親切に説明書が付属しているので素人のDIYレベルで取付が可能です。

 

サブコンは多くのメーカーから販売されていますがその中でもCRTD4(旧型のCRTD2も同じ)は装着した際のパワーの上昇率が凄まじいです。

エンジン形式によって上昇率に差がありますが、今回装着した8AR-FTSエンジンでは

ノーマル:245馬力

CRTD4 設定4(標準):291馬力

CRTD4 設定7(最大):301馬力

 

実際にパワーチェックをしたわけじゃないので真偽は不明ですがこのようにポン付けで凄まじいパワーアップが行えます。

最終的に設定7まで上げて使用していたのですが、標準の4でもパワーアップは体感できました。

ただし、信じられないドッカンターボになります。

元々の8ARの特性が回転数が上がるとパワーが立ち上がるといったいわゆる「ターボ車」らしい特性だったのですが、CRTD4の装着でその傾向が一層強くなります。

ブースト圧を操作してパワーアップしているので仕方ないのですが、ブーストがかかると同時に急激にパワーが立ち上がります。

設定7にしていると雨の日にはブーストがかかった途端ホイールスピンすることも…

踏み込んだ際の加速感は素晴らしく、高速道路の合流や追い越しの際に威力を発揮します。

しかも燃費はほとんど変わらないというステキな面も。

 

 

こんなお手軽に強烈なパワーが手に入るのですが、難点もあります。

休日に少し出かけようと街中を流していると突然エンジンチェックランプが点灯。

サブコン搭載車は時々チェックランプが点灯することはあると聞いていたので多少パワーがダウンしただけで走行可能だったので家に引き返し、ECUリセットを行いこの時は回復しました。

 

 

一度チェックランプが点灯し、その後設定を下げて使用していたら再度チェックランプが点灯。

あまり頻繁にチェックランプが点灯すると困るので付属していた元戻しカプラーを使用して実質ノーマル(のはず)状態で過ごしていました。

 

その後出かけようとして街中を走っていたらチェックランプ点灯、フェイルセーフが動作しまともに自走できなくなり空き地に緊急退避後レッカーされる始末に…

 

 

元戻しカプラーだけの状態でチェックランプが点灯したので本当に何か壊れたのかと思いましたが、後日ディーラーより連絡があり「ハーネスごとはずしたら異常な信号は検出されなくなりました」と…

ハーネスが悪かったのか、サブコンが何か爪痕を残していたのかは分かりませんが

大いなる力には、大いなる代償を伴う。と思った一件でした。

現在はもっとマイルドな別のサブコンを装着して快調にで走行しています。

  • 購入金額

    0円

  • 購入日

    2023年03月頃

  • 購入場所

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