パッケージは、白のチャック付きビニール製袋で、表面には、黒色のメーカーロゴと、緑背景に白抜きで商品説明が記載されていて、ケーブル構造写真が半透明の窓部分に印字されています。
裏面には、メーカー情報が印字されていて、商品を特定するバーコードと商品型番及び商品名称がラベルに印字されて貼られていました。

ケーブルはナイロンの編み込みの外皮を持つケーブルで、私が所有するUSB4ケーブルの中では、最も細く、最も柔らかいケーブルです。
取

り回しが楽なので、脱着の頻度が高い利用に適していると思います。

ベロクロも付属していて、好感が持てます。

端子には、片面に240W 40Gbpsという文字が印字されていて、残りの面にはUSB4という印字がなされています。
ケーブルの端子にこのように印字されていると、ケーブルの素性が判り易いので選択が楽です。

240Wの記載は、USB PD EPR(Power Delivery Extended Power Range)対応という意味合いだと思います。
現在最新のUSB PD 3.0(100W)の拡張仕様である48V/5A=240Wでの充電に対応しているものと思われます。
残念ながら、私が所有するUSB PD対応の機器のなかで、最大の電力を必要とするのは、ノートPCで65W対応(付属の純正ACアダプターの仕様)で、実際には40W弱程度の充電です。

このケーブルを使って、USB PD 100W対応充電器でノートPCに充電を行ったところ、19.8V/1.72A=34Wで充電が可能でした。
USB PDに対応しているものと思われます。

次に、40Gbpsですが、これは、USB4(USB4から、USB 3.0のような表現は行わないのが正式仕様)に対応しているものと思われます。
私が所有する最速デバイスは、PCIe 3.0対応M.2 SSDを搭載した、USB 3.2 Gen2 x2(20Gbps)対応USB ポータブルSSDです。
このUSB SSDを、このUSB4対応ケーブルで、デスクトップPCの20Gbpsポートに接続し、DiskMarkを走らせて、読み書きの速度を計測してみました。

シーケンシャルリードで、2,000MB/sを超える速度で読み込むことができ、20Gbpsには対応していることが確認できました。

最後に、このケーブルを使って、LG製ノートPCのUSB Type-Cポートと、USB Type-C入力を備えたタッチパネル ポータブル液晶モニター(FHD)を接続してみました。

このケーブル1本で、外部モニターへの電源供給、タッチパネル信号、映像/音声信号を伝送可能が可能でした。

USB4及びサンダーボルトの仕様を満たしながら、柔らかいケーブルを備えた、ハンドリングの良い細いケーブルは、とても使い易いです。