現在、私のデスクトップPC 2台には、NVMe PCIe 4.0 x3 1TBのM.2 SSDを各々1台使っています。
その前は、NVMe PCIe 3.0 x4 512GBのM.2 SSDを各々使っていて、そのSSDが余っています。
私は、既にM.2 NVMe SSDの再利用を目的に、国産メーカー製M.2 SSDケース(10Gbps対応)を1台持っていて、余剰M.2 SSD2基の内1基を搭載しています。
もう1基のM.2 SSDを再利用するため、このSSDケースを注文しました。
パッケージは、グレー背景に商品写真が印刷されていて、メーカーロゴと型番及びM.2 NVMe SSD DRIVE ENCLOSUREという文字が印刷されています。
裏面には、カラーバリエーションの商品写真とスペック及びメーカー情報が記載されています。
パッケージ内容は、NVMe M.2 SSDケース(アルミヒートシンク付き)と、熱伝導性のシリコンパッド、USB Type-Cケーブル(300mm)、ゴムブッシュ、取扱説明書です。
搭載したM.2 SSDは、PCIe 3.0 x4スロットに搭載すると、シーケンシャルリードで3,500MB/s程度、シーケンシャルライトで、1,600MB/s程度の速度が出る、M.2 SSDです。
このケースの良いことは、装着がとても簡単だということです。
USB Type-C端子の反対側の底部に記された矢印方向に底部をスライドさせて、底部を外すことで、アルミ製スリーブが外せて、M.2 SSDを搭載する内部基盤部が取り外せます。
基盤にM.2 SSDを基盤のコネクターに挿して、付属のゴムブッシュを使ってM.2 SSDを固定します。
次に、付属の熱伝導性のシリコンパッドをM.2 SSDに貼って、その上からアルミ製ヒートシンクを被せたら、外したアルミ製スリーブを元に戻して、底部を取り付け、矢印と反対方向にスライドさせて完成です。
私が所有している国産メーカーの10Gbps対応 M.2 SSDケースは、極小特殊ネジでケース蓋を固定するので、M.2 SSDを外そうとすると、都度専用ドライバーを探して蓋を開けなければならず、間違って、小型のプラスドライバーを使ってしまい、ネジをなめてしまいそうになったことがあります。
このSSDケースは、ドライバー等のツールを一切使わず、簡単にセットアップが可能です。
次に、このケースは、放熱性に優れていることです。
国産メーカー製M.2 SSDケースは、 熱伝導性のシリコンパッドをM.2 SSDに貼り、アルミ製エンクロージャーに熱伝導性のシリコンパッドを接触させることで、M.2 SSDから発した熱を放熱させる方式でした。
そのため、M.2 SSDを搭載した基盤を、M.2 SSDに貼った熱伝導性のシリコンパッドが、アルミ製エンクロージャーの壁面に接触させながら、エンクロージャーに収納させなければならず、サーマルパッドが一部剥がれたりして綺麗にエンクロージャーに収めるのに苦労していました。
このケースは、M.2 SSDに張り付けた熱伝導性のシリコンパッドの上から、一旦アルミ製ヒートシンクを貼り付けることで、熱伝導性のシリコンパッドからの熱を、アルミ製ヒートシンクが吸収し、放熱性の良い(表面積が広い)ヒートシンクがエンクロージャーを通じて放熱するので、熱交換率が高そうです。
一般的なことですが、M.2 SSDは、サーマルスロットリングと云い、SSDが高熱になると、読み書き速度を制限し(性能を落として)、熱暴走を防ごうとします。
なので、M.2 SSDの放熱性能は、高速読み書きにはとても重要なことなのです。
このM.2 SSDに、PCIe 3.0 x4 512GB M.2 SSDを搭載して、デバイスマネージャーで確認してみました。
Realtek RTL9210B-CG SCSI Disk Deviceと認識されました。
Realtek RTL9210Bは、PCIe 3.0 x4とUSB 3.1 Gen2(10Gbps)のブリッジチップなので、このことからも、10Gbps対応であることが伺えます。
また、SCSI Disk Deviceと認識されていることから、UASP対応であることが判ります。
UASPとは、(USB Attached SCSI Protocol)コンピュータとストレージの高速な転送規格として制定された、SCSI(Small Computer System Interface)プロトコルをUSBで利用できるようにした規格で、通常のUSB通信より、高速にデータ伝送が可能な仕様です。
DiskMarkを走らせてみると、仕様通り、10Gbpsクラスのシーケンシャルリードを確認できました。
アクセスランプは、青LEDです。
この価格で、この性能が得られ、放熱が良いので、連続した読み書きでも性能低下が少ないNVMe M.2 SSDケースだと思います。
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購入金額
2,295円
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購入日
2023年06月05日
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購入場所
amazon
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