USB Type-Cに駆逐されそうな、micro USBケーブルですが、私が主に使っているmicro USBケーブルは、コンパクトデジタルカメラ 2機種用です。

このレビューも、そのコンパクトデジタルカメラで撮影したものを使っています。

パッケージは、白バックに淡い水色をモチーフとしたデザインで、メーカーロゴとUSB CABLEと記載されています。
裏面には、メーカーロゴと注意書きが記載されていて、機種を特定するバーコードを記載したシールが貼られています。
パッケージサイズは、189mm x 130mm x16mmと、ちょっと大きめのパッケージですが、この箱に1m長ケーブル1本と2m長ケーブル1本が同梱されていました。

接続する機器のシチュエーションに応じて、ケーブルを接続しますが、例えば、USB Type-Cケーブルは、端子への差込方向に制約が無いので、L字ケーブルは1種類しかありません。

ひとつのL字ケーブルで、写真のように、右方向にも、左方向にもケーブルを出すことができます。

ところが、USB Type-Cケーブル以外のUSBケーブルは、USB端子への差込方向が決まっているので、L字ケーブルは、右出し用/左出し用と各々別の商品が必要でした。
このケーブルは、micro USBケーブルでありながら、右出し用/左出し用/ストレートの何れの用途にも利用可能な、180度自由首振り機能があるので、様々なシチュエーションで、綺麗にケーブルを接続することが可能です。

これまで、HDMIケーブルでは、この首振り機能を持ったケーブルを使っていたのですが、micro USBケーブルでは、初めてです。

布打ち風のとてもしなやかなケーブルなので、とても取り回しの良いです。
直径8cm程度と比較的小さくケーブルを巻いても、巻き癖が付きにくく、扱いやすいです。
このケーブルセットは、1m長x2、2m長x1の3本セットですが、1mケーブルは、デスクトップPCの前面パネルに挿して、デジタルカメラと接続することで、デジタルカメラに内蔵のSDカードにアクセスすることに用いる予定です。

2mケーブルは、物撮り等でデジタルカメラを三脚やクランプに固定した状態で、デスクトップPCと接続することに用いようと思います。
三脚やクランプに固定するには、当然のことながら1/4ネジで固定することになるので、撮影の途中でデータを確認したい時は、カメラを三脚やクランプから外して、デジタルカメラのSDカードスロットからSDカードを抜き出して、PCに接続したカードリーダー等で撮影データを読み込み、読み込みが終了したら、また、SDカードをデジタルカメラにセットして、更に元通り、三脚やクランプに取り付けなければなりません。
私が使っているデジタルカメラは、カメラの底面ではなく、側面にmicro USBコネクターが付いているため、三脚やクランプに固定したまま、micro USBケーブルが接続でき、2mというこのケーブルの長さと相まって、PCのUSB端子迄届きます。
なので、三脚やクランプからデジタルカメラを外すことなく、撮影データをPCに転送でき、更に、PCで撮影データをチェックしている間は、デジタルカメラのバッテリーを充電することもできるため、一石二鳥です。

このケーブルは、自由に首振りが可能なので、デジタルカメラの任意の方向にケーブルを出すことができるので、被写体に被らないようにセッティングができてとても便利です。

micro USBケーブルは、コネクターに挿す向きが決まっているので、USB Type-Cのように一つのL字ケーブルでは対応できず、必要であれば、右L字ケーブル、左L字ケーブルと異なるケーブルが必要でしたが、このケーブルを使うことにより、右L字、左L字、ストレートと自由に引き出すことが可能です。

このケーブルには、通電すると点灯するブルーLEDのインジケーターが、表裏各々に付いています。
接続されているかどうか視認できるので安心です。
何故か、表裏で輝度が異なります。WEBでは、輝度を使い分けるようなことが記載されていますが、それほど明るい訳ではないので、意味がないような気がします。

micro USBケーブルなので、仕様としてはUSB 2.0で、転送速度は480Mbpsに制限されていますが、撮影したての写真データを数十コマ程度転送するには充分な速度です。