2023年4月に行われた「艦これ」こと「艦隊これくしょん」とコンビニローソンとのコラボ、「祝!『艦これ』10周年コラボキャンペーン」、史上最大の6種作られたクリアファイルの5本線(5枚目)。
今回のクリアファイルは「~mode」と言う風に、衣装・シチュエーションの明示がされているわけではないが、花嫁衣装とも取れなくもない純白のドレスで、複数の艦娘がグラスを掲げているのもあって、パーティ感が強いのだが、このクリアファイルだけが方向性が迷走...いや瞑想違う。
選ばれたのは島風。日本帝国海軍最速の駆逐艦で、夕張など小型の軽巡に届こうかという大型の船体に、動力源として当時最先端の高温高圧缶を装備し、40ノットを超えるスピードを誇った。しかしその高温高圧缶が高価で扱いが難しくて稼働率が低かった上に、大型駆逐艦のニーズは当時喫緊の課題だった対空性能を強化した秋月型防空駆逐艦に移ってしまったので、同型艦がない単発の実験艦のような立ち位置になってしまった。
史実の島風は、その際立つ性能が災いして?同速の僚艦がいないため艦隊が組みづらいことから、テストと訓練が中心で、なかなか実戦投入がなかった。大きな戦いとしてはキスカ撤退作戦という退却戦が最初のもの。つづいてラバウル空襲を受け、その時は被害を免れる。いくつかのタンカーの護衛任務を経て、レイテ沖海戦に参加。戦果が期待されるも、燃料不足などで力を発揮することなく、戦線離脱。そして、レイテ増援輸送作戦である多号作戦に参加、いくつか行われた作戦のうち、輸送船団・護衛艦隊いずれも全滅してしまった第3次作戦に参加し、沈没する。
本来島風は、鈍足の輸送艦警護任務などではなく、艦隊と随伴し、その快速と強力な雷撃性能で、遊撃隊としてヒットアンドアウェイ戦法で戦うのが一番能力を活かせる運用方法だったと思うが、そういった戦法が可能だった初期の快進撃時期や戦線拡大時期には使われず、実戦投入されたのが戦線維持期~撤収期では、遅い輸送船のお守りや、傷ついた僚艦(損傷で全力を出し得ないので当然遅い)を護りながらの撤退という仕事しかなかった。このようなシチュエーションでは、「気難しく高コストな機関を搭載するが、その代わり高い攻撃力を持つ俊足艦」という性格が活かせるはずもなく、日本海軍一の俊足艦として名前は誰しもが識るわりには、めぼしい戦果を上げることなく海底に沈んだ。もう少し早く建造されていたか、せめて同型艦があって船隊を組むことが出来ていたなら、全体の戦況は変えるほどではないまでも、少しは活躍の場があったのでは、と残念でならない。
艦これでの島風は、そんな尖った性能の単独艦型という立ち位置からのキャラクターづけなのか、一言で言えば...みんなのおもちゃ...いや、自身の速さに固執してる生意気なガキんちょ気質。他の艦娘とは衣装や喋り方などが特殊で、かなり強い印象を残すキャラクター。
このクリアファイルでは、珍しくロングスカートのホワイトドレスを着ているが、深いスリットのはいったスカートから引き締まった脚の絶対領域を見せつけながら、スカートを翻して奔っている感じの絵。そしてドレスにもかかわらず?トレードマークのうさ耳付き...というw
さらに島風自慢の兵装、50口径三年式12.7センチ砲を擬人化した3人?の「連装砲ちゃん」をつれているので、画面が五月蠅くって、パーティ感皆無??なお連装砲ちゃんのひとり?が嵌まっている浮き輪は、「ぜかまし」ではなく「10th Anniversary」と変えられていて、ちょっと残念?変えるのであっても、そこは「んねうゆしつゆじ」などにして欲しかったなぁ...
時が経つのもはっやーい! でも負けないよ!
「駆けっこしたいんですか?負けませんよ?」と言う感じだが...ドレスで走るンかーいw
連装砲ちゃん、一緒に行くよ
島風の目には連装砲ちゃんしか入っていないのだろうか....
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購入金額
0円
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購入日
2023年04月04日
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購入場所
ローソン
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