私が使用しているノートPCには、USB Type-A Gen2 x1,Type-A Gen1 x1,Type-C Gen2 x1のUSBポートが備わっています。
しかし、USB Type-Cポートは、USB PD(Power Delivery)対応なので、USB Type-Cポートは、自宅以外では、USB充電器を接続して、ノートPCに給電するために使用しています。
つまり、屋外での利用では、実質USB Type-Cポートが無いのと同じでした。
折角10Gbpsの速度が出せるUSB Type-Cポートなので、残念に思っていました。
このHUBは、USB Type-Cポートに接続することで、USB Type-A Gen2 x3,USB Type-C Gen2 x3,USB Type-C Gen2&PD x1のポートが追加されます。
これまで通り、USB Type-CポートからノートPCに充電を行いながら、USB Type-A,Type-C各々3ポートが増設され、増設された全てのUSBポートが、USB 3.2 Gen2の10Gbps転送に対応しています。
勿論、ノートPCに備わっているUSB Type-Cポートが、USB 3.2 Gen2の10Gbps対応ポートなので、6つのポートの合計が10Gbpsを上回ることはありませんが、6つのポートのうち、幾つかにUSBデバイスを接続しても、同時にデータ転送をすることが無ければ、各々のポートが10Gbps対応になるので、高速にデータ転送が可能になります。
パッケージは、白ベースに、表面は商品写真及びType-C 7in1 Adapterという文字だけです。
背面には、端子面の説明と、FCC,CE,RoHS等のマークが付いているだけで、後から貼られたバーコードシールが付いていました。
パッケージサイズは、87mm x 178mm x 20mmで、重量は88gでした。
商品単品では、43mm x 115mm x13mmで、重量は61g、ケーブル長は約150mmです。
パッケージには、ブリスターに収まった本体と、取扱説明書が入っていました。
上記写真は、ブリスターに収まったまま、本体の表裏を撮影してみました。
取扱説明書は、多言語対応ですが、日本語ページは1ページのみです。
下位互換があること、USB PD 3.0対応で入力100W/出力85Wであること、5V1Aの電力供給が可能なこと、USB Type-Cに映像信号は流れないことなどが記載されています。
ケース自体は、アルミ製で、剛性感、質感共にあります。
端子毎のシルク印刷は、背面にFCCマーク等と共に印刷されていました。
端子名称(USB3.2 Type-C)等は不要とも思われますので、裏面でも良いと思いますが、Type-C/PD3.0は重要なので、表面に印刷して欲しかったです。
ただ、片面だけに印刷すれば、シルク印刷用の版数が減りコストダウンになるので、仕方ないかもしれません。
裏面と判断した根拠は、FCC,CE,RoRS等の規格対応のマークは、商品の裏面に印刷されることが一般的であることと、表裏のあるUSB Type-AのUSBメモリを挿した際に、USBメモリの表面と、HUBの表面が一致することが一般的だと考えたからです。
USB Type-C/USB PD 3.0対応端子の横に、グリーンLEDのパワーインジケータが付いています。
これは、USB PD入力と関係なく、本体のUSB Type-C端子をPCに挿した時点で点灯します。
このUSB HUBの仕様として、USB PDは、入力100Wで、出力(USB HUBを挿しているUSB PD対応PC)は85Wになります。
私の場合、ノートPC自体が、20V/2Aの40W程度なので、全く問題なく使用できます。
USB Type-Cを含むUSB HUBは、結構な種類がありますが、全ポート USB 3.2 Gen2(10Gbps)対応のHUBは、初めてです。
一部 USB 2.0(480Mbps)が混在したり、5Gbps対応のものが殆どです。
また、例えば、USB 3.1 Gen1(5Gbps)を謳っているUSB HUBでも、実際に計測してみると、5Gbpsの6割程度のパフォーマンスしかないものが結構多いので、今回、USB Type-A,Type-C共に、高速USB SSD(20Gbps対応)を用いて、ベンチマークを走らせてみました。
先ずは、確認という意味で、ベンチマークで計測に使用するUSB 3.2 Gen x2(20Gbps) SSDをUSB4(40Gbps対応)ケーブルで接続して、DiskMarkを走らせてみっました。
結果は、20Gbps相当の速度が計測できました。
次に、このHUBを、20Gbps対応USB 3.2 Gen2 x2対応ポートに接続し、前述のUSB4対応ケーブルで、20Gbps対応USB SSDに接続して、DiskMarkを走らせてみました。
結果は、本HUBの仕様通りの10bps相当の速度が計測できました。
最後に、このHUBを、20Gbps対応USB 3.2 Gen2 x2対応ポートに接続し、USB Type-A > Type-Cケーブル(10Gbps対応)で、20Gbps対応USB SSDに接続して、DiskMarkを走らせてみました。
USB Type-Aでは、USBの仕様上、USB 3.2 Gen2(10Gbps)が、上限速度なので、USB Type-Aでは、10Gbps以上の速度は望めません。
結果、USB Type-Cポート同様、10Gbps相当の速度が計測できました。
Type-Cと比べて、シーケンシャルライトが若干遅いのは、使用したUSBケーブルの差だと思います。
更に、このUSB HUBでは、各ポートが最大1Aのバスパワーを供給できます。
しかし、HUB全体としては、4A MAX(20W)と記載されていたのですが、このHUBを接続するPCのUSB Type-Cポートのバスパワー出力に依存するのか確認してみました。
HUBをPCに接続せずに(PCのバスパワー無)、USB PD端子に20WのACアダプターを接続し、USB扇風機をType-Aに接続してみました。
すると、扇風機はちゃんと動作したので、USB PD入力があれば、HUBを接続したType-Cポートのバスパワーが4Aに満たなくてもUSB PDから電力が供給されるようです。
このUSB HUBは、USB Gen2にちゃんと対応できている高性能USB HUBだと思います。
価格は高いですが、20% OFFクーポンが利用できれば、コストパフォーマンスは良好だと思います。
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購入金額
5,999円
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購入日
2023年05月07日
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購入場所
amazon
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