USB Type-Cケーブルには、様々な規格が存在します。
ケーブルは、例えば取り回しの楽なシリコンゴム外皮の柔らかいケーブルは、USB PD(Power Delivery) 100Wに対応していても、データ通信は、USB 2.0 480Mbpsと低速なケーブル。
別のケーブルは、合成繊維の編み込みで作られ、若干硬めのケーブルで、主にAndroid スマートフォンの充電を意識した、Quick Charge 3.0/2.0に対応していて、データ通信は、USB 3.1 Gen2 10Gbpsに対応したケーブル。
更に、 ケーブルは、合成繊維の編み込みで作られた太めのケーブルで、ノートPCの充電にも対応できるUSB PD 100Wに対応し、更に、データ通信においてもUSB 3.1 Gen2 x2 20Gbpsに対応した、現状では万能ケーブルだが、ケーブルの取り回しが楽ではないもの等があります。
実運用では、目的(充電 or 転送)に応じて、最適なケーブルを選択する必要があります。
しかし、ケーブルの選択が正しくても、使用するアダプターによって情報がスポイルされるようでは、思った通りの動作をしません。
L字アダプターのように、ケーブルの取り回しを改善するような、利用頻度の高いアダプターは、充電目的でも、データ転送目的でも使用されるため、仕様としては、なるべく高位の仕様を選択する必要があります。
基本的には、下位互換のあるUSB仕様なので、仕様が高すぎでも問題はありません。
私の場合、急速充電で最も電力が必要なのは、USB PD対応のノートパソコンで、最大65W、データ転送においては、USB 3.1 Gen2 x2(20Gbps)なので、65W/20Gbps対応であれば、これ以上のスペックのケーブルやアダプターを使う限りにおいては、充電/データ転送共に最速で行うことができます。
このアダプターは、USB PD 100Wにも、データ通信のUSB 3.1 Gen2 x2(20Gbps)にも、更には、8K@60Hzの映像出力にも対応した、アダプターなので、このアダプターを挿す機器の仕様、及びこのアダプターに挿すケーブルの仕様に注意を払うことなく、どんな機器にも、どんなケーブルをさしても、ケーブルの特性を損なうことのないアダプターです。
WEBの紹介ページでは、アダプター側面にある凹凸をノンスリップデザインと記載してありますが、滑り止めというよりは、単なるデザインと考えた方が良いと思います。
パッケージは、透明のチャック付き袋に印刷を施したもので、メーカー名 Duttekのロゴがあしらわれたものです。
端子自体に金メッキは施されていませんが、本体に傷がつかないようにフィルムが貼ってありました。
私は、主にタブレットやスマートフォンの充電用にUSB PD対応充電用ACアダプターからの電源を、USB PD 100W対応ケーブル経由でこのアダプターに挿して充電するのでが、稀に、USB PD対応のノートPCから、このアダプター経由で接続したスマートフォンに充電することがあります。
つまり、ノートPCのバッテリを、モバイルバッテリーのように使います。
ついでに、データ通信も行う場合等にも、USB 3.1 Gen2 x2対応のUSB Type-Cケーブルを使うことで、充電速度とデータ転送速度を共に両立させることができ、硬めのケーブルを使った場合でも、ケーブルの向きを90度変換できるので、便利です。
このアダプターとUSB4ケーブル(100W/40Gbps)を接続して、ノートPCを充電したところ、19.8V/1.97A=39Wで充電が可能で、USB 3.1 Gen2 x2(20Gbps)のSSDでDiskMarkを走らせてみましたが、20Gbpsの速度を確認することができました。
この様なアダプターは、幾つかあると、同時に様々なことができて使い勝手が良いと思います。
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購入金額
1,188円
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購入日
2023年04月25日
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購入場所
amazon
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