パッケージにも USB KVM 2 IN 4 OUTと記載されている通り、一般的にはPC切り替え機といわれるものです。
KVMとは、Keyboard,Video,Mouseのことを示すのですが、この機器は、映像信号の切り替えはありません。
この機器は、簡単に言うと、1台のキーボードと1台のマウスとその他2台のUSB 2.0機器を2台のPC間で切り替えて使うことができるPC切り替え機です。
映像信号(HDMI/DP/DVI等)の切り替えはできないので、映像はモニターの入力切替で行うか、デスクトップPCとノートPCというように、各々がモニターは備えている場合に使うことができるものです。
パッケージは、茶の段ボール箱に USB KVM 2 IN 4OUTという黒い文字が印刷されていて、背面には、バーコードの付いたシールが貼ってるだけです。
大きさは、187mm x 108mm x 22mm で、重量は、パッケージ込みで241gでした。
中には、KVM本体、取扱説明書、USB A>Aケーブル x2、USB A>Cケーブル1本が入っていました。
USB A>Cケーブルは、KVMの電源用なので、別途ACアダプターに接続するか、いつも電源が入っているPCのUSB端子に挿します。
私のところに届いたKVM個体特有なのかもしれませんが、KVM側のUSB Type-C端子が差し込みづらい状況でした。
奥まで挿すと、USB Type-C端子横のグリーンLED(多分)パワーインジケータが、緑色に光ります。
このLEDに関しては、取扱説明書に記載はありません。
残りのUSB A>A ケーブル 2本は、KVM本体と、2台のPCのUSB端子に挿すものです。
このUSB KVMスイッチは、USB 2.0仕様の切り替え機です。
なので、PC側も、空いていればUSB 2.0の端子に挿す方が良いと思いますが、USB 3.0端子に挿しても、USB 2.0の仕様である480Mbps以上の速度は出ません。
マウスやキーボードといった機器であればUSB 2.0で良いのですが、USB 3.0対応のUSBメモリや、ポータブルHDDを繋ぐと、USB 2.0の速度でした読み書きできません。
私の場合、キーボードとマウス各々のワイヤレスレシーバーと、フラットベッドスキャナーを接続しようと思います。
私が使っている、EPSON GT-X830というフラットベッドスキャナーは、元々USB 2.0の仕様なので問題ありません。
プリンター関連は、ネットワークで繋いでいるので、どのPCからでもアクセスできるのですが、フラットベッドスキャナは、ネットワーク非対応なのでこのKVMに繋ぐことにしました。
本体中央の、タクトスイッチを押すたびに、PC1/PC2が切り替わり、キーボードやマウス等を接続した機器が、どちらのPCに接続されたか、グリーンLEDで照らされた①/②のインジケーターが表示されるので判りやすいです。
私の場合、2台のデスクトップPCです。
注意点は、付属のUSB A>Aケーブルです。
端子の色こそUSB 3.0ケーブルに見えますが、中身はUSB 2.0ケーブルです。
実際にこのケーブルで転送してみると判りますが、とても低速です。
なので、このケーブルは、他のケーブルと一緒に管理すると、USB 3.0ケーブルとして使いかねないので個人的には、KVM専用として、必ずこのセットで使うか、他のケーブルと混同の可能性があるのであれば、破棄することをお勧めします。
このUSB 3.0そっくりのUSB 2.0ケーブルを使ってファイルの転送等を行うと、USB 2.0の最大480Mbpsでしか転送できず、USB 3.0の最大5Gbpsと比較すると、1/10以下の速度になってしまいます。
転送が遅いことに気づき、ケーブルが。USB 2.0仕様であることを思い出せば良いのですが、接続したUSB機器の故障と勘違いしたりすると、検証等、エラーの切り出しに時間を要します。
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購入金額
1,750円
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購入日
2023年04月02日
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購入場所
amazon
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