特に興味があった製品ではなかったのですが、5点セットで税込み19,800円という安さに惹かれて、思わず購入してしまいました。キーパッドやカードは持ってて嬉しいですが、カメラはもう各社取り揃えてしまったのでこれ以上必要ないかも……。そんなに保守する場所が無い。
Switchbot ブランド製品の魅力は多彩な商品ラインナップと連携、そして各サービスへの対応力だと思います。個人的には IFTTT に対応しているのが大きかったのですが、スマートキー関連のアクションは少なそうでした。
簡単に開閉できてしまうとセキュリティ上の問題があるわけですが、僕のように玄関ドアのさらに内側にある2重内鍵で使用したい場合はセキュリティ考えなくてよいので、もっと便利に面白く使いたいなぁという考えもあるのですが。
内容物はこんなかんじ。
貼り付ける前に掃除できるクリーニングシートの付属は地味に嬉しい。
ミニドライバーも1本入っていました。こんなの別に要らない──ことはなく、あったらあったでいろんな場所に常備しておけるので助かるアイテム。
サムターン用のアダプタは既にセットされているものも含めて3種が用意されています。高さではなくサムターンのつまみが上手に噛んで回せるように溝の幅が違うものになっています。
横の丸いシールはずっと両面テープだと思って捨てそうになっていたのですが、付属物を確認してたら NFCタグのシールでした。まぁ 安く買えるからいいけど。NFC機能が付いていると思わなかったので意外でした。いろいろ自分で NFC を利用して作ってみたかんじ、ずっとスマホを握りしめている生活じゃないと活用できないという結論に達していたので、活用できている人がいたら知りたいです。
本体。競合製品である Qrio と比較して同じくらいのサイズ感。
そこまで安っぽくない素材感なのですが、Qrio と比較してしまうと高級感には欠けます。
しかし、マットな質感と指紋が残りにくい素材でそこまで安っぽくはないです。触ると指の脂は少し残りますが、さらさらとした良い触り心地です。
ダイアル部分もひっかかりも無く回しやすいです。
下部に見えてる赤いものは、乾電池の絶縁シールがはみ出ています。
Qrio とほぼ同じような本体構成で、とくに特殊なものはありません。
両面シールで貼り付けます。
薄型のシールでした。
このシールはいわゆる両面テープですが、薄型の汎用タイプのようでした。
内蔵される乾電池の数も少なく外装も凝っていないため自重が軽量なためでしょうか。
一応シールだけでしっかりと固定されます。
電池ボックスカバーを外すと、中にセットされているのはスマートキーではお馴染みの CR123A です。Qrio は予備電池を搭載できるのですが、この製品は2本だけしか入りません。消費電力も Qrio に負けているため、電池の長持ち勝負では完敗といえます。
サムターンに設置高さを合わせる機構があります。ドライバーで金属フレームのネジを外し、高さに合わせて固定します。余剰パーツが出ないのは素晴らしいです。
固定のためのこのパーツは薄い金属に見えたので強度が少し心配でしたが、ネジによってがっちりと固定されます。
前述しましたが、僕は玄関ではなく2重扉の内扉ドアに設置しました。
なんで玄関入ってさらに玄関があるのかというと、もともと独立志向があったため建築時に事務所スペースを設けており、玄関内の先で事務所へ行く廊下と住宅へ向かう廊下があるためです。プライベートスペースとを分けるためのドアになっています。
一般に必要ない豆知識ですが高気密住宅での玄関ドアは20万円くらいして高価なのですが、ただ施錠できるタイプのドアを用意してもらうだけなら格安です。
使用してみた印象ですが、モーター音は Qrio と比較して Switchbot の方が大きく、トルク力も弱いと感じました。また施錠位置合わせの精度も比較して悪いと感じました。
完全に個人の主観ですが、ワンテンポ遅い、開錠施錠速度も遅い、と感じます。
Qrio を所持していなければ感じないかもしれないですが、モーターの回転速度や質感などはどうしても比較してしまいますね。
ドアは開けっぱなしだと施錠せず、ドアを閉めたところで施錠されます(開閉センサーで判断)。
Qrio の場合はドアが閉まった状態で鍵を開けると自動施錠してれる機能があるのですが、Switchbot の場合はいったんドアを開けないと時間で施錠されないという違いがありました。
価格の高価な Qrio と比較して不満も出ていましまたが、低価格を考えると素晴らしい製品です。
とくに購入して後悔はありません。
特に別売りの「SwitchBot 指紋認証パッド」を足すことで指紋認証で開閉できる利便性を考えると(Qrio には無い機能)、この製品だけの買う価値があります。
連携することで化ける可能性の獣
外観は丸みのある Qrio と比較して四角いイメージ。わざと似ないようにした戦略があるかもしれないですが、目に入る面積が多いぶん少しサイズが大きい印象になっており、狭い玄関だと対照的にドアが小さく見えることで狭く感じマイナスかもしれないですね。
形状は好みが分かれると思うのですが、競合製品と比べて少しチープには見えます。
デザイン的なことはおいておくと、低価格で多機能という面では競合製品との差別化は大きく、利用のし甲斐はあります。機能のカスタマイズと連携という自由度の高さで生活をレベルアップさせる要素と可能性は一番大きい製品かなと思います。
電池の持ちが気になる
約半年間は電池交換不要の計算ですが、ちょっとスパンが短い印象があります。電池残量を見誤るとドア外に締め出されるという致命的な部分があることを考えると、予備乾電池を入れる設計は欲しかったかなと思います。使用電池の CR123A は特殊なので入手の手間も考えたら少し電池交換の手間はありますね。
掃除については玄関ドアに設置するとしても内側に設置されるものなので、そこまで汚れないかと思います。
同ブランドを買いそろえることで生まれるシナジー
値上がり前の駆け込み購入で1万円以下で購入できたのですが、現在の価格で考えても機能を考えると安いと思います。とくにクリエイターにとってはいろいろ触れる部分が多いので、どんどん機能追加していくことで価値があると思います。
某 AT〇M のクラウドファンディングが IFTTT 対応をうたいながら対応できなかったという悪い印象を与えた中で、対抗馬の Switchbot が IFTTT 対応していることで株を上げた感じではあるのですが、高価なライセンスを支払い対応していることを前提としても Switcboto の企業としてのプライドや真摯さを感じることはできます。価格設定をみても企業努力を感じますね。
Switchbot 製品はスマートプラグの価格などを見てそこまで安いと思わずまったく購入してこなかったのですが、同ブランド製品の連携や API の公開などを考えるとブランドで揃えることでシナジーを得ることができるため、他の製品も欲しいなと考えるようになりました。
まさにそういうマーケティング戦略で進めていると思うので、展開から目を離せないですね。
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購入金額
9,980円
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購入日
2023年01月12日
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購入場所
公式ストア
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